118問‐関西広域連合 過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、「適正使用」の「相談すること‐妊婦等」についての問題です。「相談すること」は、費用対効果の悪い論点で、時間に余裕がないなら、「捨て問」です。しかし、本問は、定番の「女性系」なので、押えておきましょう。「医薬品」対策にもなります。

118問‐相談すること‐妊婦等

 

 (クリックして拡大。)

難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

解説

 「妊婦等」が「相談すること」になる成分を当てる問題です。

 対策ページは、「相談すること 妊婦等(妊婦又は妊娠していると思われる人)」となっています。

 上記ページから、答えは、abcdの全てが「正」となります。

 選択肢の成分は、全てチェックしておきましょう。「適正使用」や「医薬品」ともども、頻出成分です。

 本問を何度も解いて、選択肢のすべてが解けるようになっておいてください。

補足

 「a ブロモバレリル尿素が配合された乗物酔い防止薬」ですが、「胎児障害の可能性があり、使用を避けることが望ましいため」に、「相談すること」となっています。

 「b センノシドが配合された瀉下薬」ですが、「腸の急激な動きに刺激されて流産・早産を誘発するおそれがあるため」に、「相談すること」となっています。

 「c アセトアミノフェンが配合された解熱鎮痛薬」ですが、「妊娠末期のラットに投与した実験において、胎児に弱い動脈管の収縮がみられたとの報告があるため」に、「相談すること」となっています。

 「d コデインリン酸塩が配合された鎮咳去痰薬」ですが、「麻薬性鎮咳成分であり、吸収された成分の一部が胎盤関門を通過して胎児へ移行することが知られているため。コデインリン酸塩については、動物実験(マウス)で催奇形性が報告されているため」に、「相談すること」となっています。

答え

 正解:5

 >>> 次の問題へ。

適正使用

 101問:添付文書

 102問:添付文書の使用上の注意

 103問:保管及び取扱い上の注意

 104問:製品表示

 105問:緊急安全性情報

 106問:医薬品・医療機器等安全性情報

 107問:製造販売業者の副作用等報告

 108問:医薬関係者が行う報

 109問:副作用等の報告の仕方・報告様式

 110問:医薬品副作用被害救済制度

 111問:救済制度の請求期限

 112問:救済制度の対象

 113問:安全対策

 114問:啓発活動

 115問:使用しない‐次の診断を受けた人

 116問:使用しない‐アスピリン喘息

 117問:使用しない‐透析療法

 118問:相談すること‐妊婦等

 119問:相談すること‐診断を受けた人

 120問:クロルフェニラミンマレイン酸塩

令和3年度 関西 科目別

 弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。

 ・令和3年度 インデックス

 ・医薬品に共通する特性と基本的な知識(第1~第20問)

 ・主な医薬品とその作用(第21~第60問)

 ・人体の働きと医薬品(第61~第80問)

 ・薬事に関する法規と制度(第81~第100問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(第101問~第120問)

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

 過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。

こまごましたもの

 登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。

 興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。

 そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。

みんなとシェアする