74問‐関西広域連合 過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、「人体」の「皮膚粘膜眼症候群及び中毒性表皮壊死融解」についての問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。

74問‐皮膚粘膜眼症候群及び中毒性表皮壊死融解

 

 (クリックして拡大。)

難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

選択肢a

 選択肢aの「皮膚粘膜眼症候群の症例の多くが、中毒性表皮壊死融解症の進展型とみ られる。」ですが、誤った記述です。

 「逆」です。

 “中毒性表皮壊死融解症”の症例の多くが、“皮膚粘膜眼症候群の進展型”とみられる」です。

 言うなれば、「皮膚粘膜眼症候群」の進展したのが「中毒性表皮壊死融解症」です。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢b

 選択肢bの「いずれも原因医薬品の使用開始後2週間以内に発症することが多いが、 1ヶ月以上経ってから起こることもある」ですが、正しい記述です。

 数字は、常に狙われています。

 「2週間以内」と「1ヶ月以上」は、ガチ暗記です。

 参考:副作用の数字1

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢c

 選択肢cの「いずれも皮膚症状が軽快した後も、眼や呼吸器等に障害が残る場合があ る。」ですが、正しい記述です。

 そのとおりの記述です。テキストを精読しておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢d

 選択肢dの「口唇の違和感や広範囲の皮膚の発赤等の症状が持続、又は急激に悪化す る場合、いずれかの副作用が疑われ、直ちに原因と考えられる医薬品の使用 を中止し、皮膚科の専門医を受診する必要がある」ですが、正しい記述です。

 そのとおりの記述です。

 なお、「皮膚科の専門医を受診」です。内科や外科等ではないので、注意してください。

 よって、選択肢は、「正」となります。

答え

 「a」は「誤」です。

 「b」は「正」です。

 「c」は「正」です。

 「d」は「正」です。

 「正しい組み合わせ」は、

 正解:4

 さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。

 >>> 次の問題へ。

人体

 61問:消化器系

 62問:呼吸器系

 63問:循環器系

 64問:脾臓及び腎臓

 65問:リンパ系

 66問:感覚器官

 67問:皮膚

 68問:骨組織

 69問:筋組織

 70問:脳や神経系の働き

 71問:薬の代謝、排泄

 72問:薬の吸収、代謝、排泄

 73問:剤形

 74問:皮膚粘膜眼症候群及び中毒性表皮壊死融解

 75問:医薬品の副作用

 76問:精神神経系に現れる副作用

 77問:消化器系に現れる副作用

 78問:呼吸器系に現れる副作用

 79問:循環器系に現れる副作用

 80問:皮膚に現れる副作用

令和3年度 関西 科目別

 弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。

 ・令和3年度 インデックス

 ・医薬品に共通する特性と基本的な知識(第1~第20問)

 ・主な医薬品とその作用(第21~第60問)

 ・人体の働きと医薬品(第61~第80問)

 ・薬事に関する法規と制度(第81~第100問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(第101問~第120問)

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

 過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。

こまごましたもの

 登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。

 興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。

 そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。

みんなとシェアする