70問‐関西広域連合 過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、「人体」の「脳や神経系の働き」についての問題です。特に難しいところはありません。テキストを読んで問題集を解いていれば、解けます。

70問‐脳や神経系の働き

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

選択肢a

 選択肢aの「中枢神経系は脳と脊髄から構成され、脳は脊髄と、前庭でつながっている。」ですが、誤った記述です。

 間違っているのは、「脳は脊髄と、前庭でつながっている」のところです。

 正しくは、「脳は脊髄と、延髄でつながっている」です。

 「前庭」は、「内耳」にあって、水平・垂直方向の加速度を感知する部分(耳石器官)と、体の回転や傾きを感知する部分(半規管)に分けられるものでした。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

 なお、他県では、「脳と脊髄」のところが、「脳と“延髄”」と変えられていたので、注意してください。

選択肢b

 選択肢bの「脳において、血液の循環量は心拍出量の約15%と多いが、ブドウ糖の消費量は全身の約1%と少ない。」ですが、誤った記述です。

 数字問題です。

 間違っているのは、「ブドウ糖の消費量は全身の約1%」のところです。

 正しくは、「ブドウ糖の消費量は全身の約25%と多い」です。

 憶え方あります。「「人体」の血液の循環量15%、酸素の消費量20%、ブドウ糖の消費量約25%の憶え方 」を参考をば。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢c

 選択肢cの「医薬品の成分は、体内で自律神経系に作用し、副作用をもたらすことがあ る。」ですが、正しい記述です。

 副作用は、自律神経系や体性神経系にも起きます。

 たとえば、呼吸が荒くなるは、自律神経に影響が及んだ結果ですし、手足のしびれは、体制神経への副作用といえます。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢d

 選択肢dの「自律神経系は、交感神経系と副交感神経系からなり、多くの効果器に対し、 交感神経と副交感神経の二つの神経線維が支配している」ですが、正しい記述です。

 そのとおりの記述です。テキストを精読しておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

答え

 「a」は「誤」です。

 「b」は「誤」です。

 「c」は「正」です。

 「d」は「正」です。

 「正しい組み合わせ」は、

 正解:4

 さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。

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人体

 61問:消化器系

 62問:呼吸器系

 63問:循環器系

 64問:脾臓及び腎臓

 65問:リンパ系

 66問:感覚器官

 67問:皮膚

 68問:骨組織

 69問:筋組織

 70問:脳や神経系の働き

 71問:薬の代謝、排泄

 72問:薬の吸収、代謝、排泄

 73問:剤形

 74問:皮膚粘膜眼症候群及び中毒性表皮壊死融解

 75問:医薬品の副作用

 76問:精神神経系に現れる副作用

 77問:消化器系に現れる副作用

 78問:呼吸器系に現れる副作用

 79問:循環器系に現れる副作用

 80問:皮膚に現れる副作用

令和3年度 関西 科目別

 弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。

 ・令和3年度 インデックス

 ・医薬品に共通する特性と基本的な知識(第1~第20問)

 ・主な医薬品とその作用(第21~第60問)

 ・人体の働きと医薬品(第61~第80問)

 ・薬事に関する法規と制度(第81~第100問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(第101問~第120問)

独学向け教材

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こまごましたもの

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