110問‐関西広域連合（滋賀県・京都府・大阪府・兵庫県・和歌山県・徳島県） R1年度（2019年度）過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

　本問は、「副作用救済制度」についての問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。

110問‐副作用救済制度1

　

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難易度コメント＋こたえ

　本問の難易度は、「ふつう」です。

　なお、本問の解答は、こちら（数字のみ）です。

解説：a

　選択肢ａの「サリドマイド事件等を踏まえ、１９７９年に医薬品副作用被害救済基金法が制定され、副作用被害に関する救済制度が創設された。」ですが、正しい記述です。

　サリドマイド訴訟・スモン訴訟をきっかけに、医薬品副作用被害救済制度が制定されました。

　よって、選択肢の「a」は、「正」と相なります。

解説：b

　ｂの「医薬品副作用被害救済制度とは、医薬品を適正に使用したにもかかわらず副作用による一定の健康被害が生じた場合について、医療費などの給付を行い、被害者の迅速な救済を図るものである。」ですが、正しい記述です。

　「医薬品を適正に使用した」が対象です。

　よって、不適切な使用は、救済の対象外です。

　よって、選択肢の「b」は、「正」と相なります。

解説：c

　ｃの「医薬品による副作用被害が明らかな場合には、被害を受けた本人や家族の申請がなくても、厚生労働大臣は、医療費等の各種給付を行うことができる。」ですが、誤った記述です。

　あくまで、請求は、本人とその家族です。

　よって、選択肢の「c」は、「誤」と相なります。

解説：d

　「副作用被害の救済給付に必要な費用は、製造販売業者及び製造業者からの拠出金が充てられる。」ですが、誤った記述です。

　配偶者のように、でたらめな選択肢です。

　救済給付に必要な費用のうち、「給付費」については、「製造販売業者」の拠出金が充てられています。

　選択肢には、「製造業者」とあるので、ここが間違いです。

　んで、「事務費」については、その2分の1が国庫補助となっています。

　国庫も支出しているので、この点でも、間違いです。

　「d」は「誤」です。

答え

　「a」は「正」です。

　「b」は「正」です。

　「c」は「誤」です。

　「d」は「誤」です。

　「正しい組み合わせ」は、

　正解：3

　さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は２回念押し‐最終得点は２～３点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。

　>>> 次の問題へ。

適正使用

　101問：添付文書・・・「ふつう」。

　102問：添付文書‐使用上の注意・・・「ふつう」。

　103問：添付文書‐成分・分量・・・「ふつう」。

　104問：保管・取扱い・・・「ふつう」。

　105問：使用期限・・・「ふつう」。

　106問：外箱の記載事項・・・「ふつう」。

　107問：副作用情報の処置・・・「ふつう」。

　108問：製造販売業者の安全性評価・・・「ふつう」。

　109問：安全性情報報告制度・・・「ふつう」。

　110問：副作用救済制度1・・・「ふつう」。

　111問：副作用救済制度2・・・「ふつう」。

　112問：副作用救済制度3・・・「ふつう」。

　113問：啓発活動・・・「ふつう」。

　114問：使用（服用）しないこと・・・「ふつう」。

　115問：イブプロフェン‐服用しないこと・・・「ふつう」。

　116問：透析療法‐服用しないこと・・・「ふつう」。

　117問：アスピリン‐してはいけないこと・・・「ふつう」。

　118問：乗り物・機械類の運転操作をしないこと・・・「ふつう」。

　119問：１週間継続して服用しないこと・・・「ふつう」。

　120問：相談すること・・・「やや難」。

R1 関西広域連合 科目別

　弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。

　・R1 関西広域連合 ガイダンス

　・医薬品に共通する特性と基本的な知識（第1～第20問）

　・主な医薬品とその作用（第21～第60問）

　・人体の働きと医薬品（第61～第80問）

　・薬事に関する法規と制度（第81～第100問）

　・医薬品の適正使用と安全対策（第101問～第120問）

独学向け教材

　使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

　テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

　過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。

こまごましたもの

　登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。

　興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者：語呂合わせ」や「登録販売者：まとめ」、「登録販売者：憶え方」などをお目汚しください。

　そのほか、「登録販売者：医薬品」や「登録販売者：生薬」、「登録販売者：漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。

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