本問は、「安全性情報報告制度」についての問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
aの「医薬品との因果関係が明確な健康被害のみ報告する。」ですが、誤った記述です。
明確な因果関係がなさそうでも、念のため、報告することになっています。
テキストで確認しておきましょう。
よって、選択肢の「a」は、「誤」と相なります。
bの「医薬部外品又は化粧品による健康被害も、自発的な情報協力が要請されている。」ですが、正しい記述です。
グレーゾーンともいえる論点です。
医薬部外品・化粧品の健康被害ですが、医薬部外品・化粧品が多岐にわたって販売されていることから、副作用情報の報告の実効性が薄いとされ、報告義務が課せられていません。
とはいえ、医療関係者は、知り得た場合は、報告するようになっています。
このあたり、ややこしいので、テキストを丁寧に読んでおきましょう。
たとえば、「医薬部外品又は化粧品による健康被害も報告しなければならない。」なら、「×」です。義務はないからです。
よって、選択肢の「b」は、「正」と相なります。
cの「健康食品による健康被害も任意に報告する。」ですが、誤った記述です。
健康食品や、無承認無許可医薬品は、「保健所」に報告します。
よって、選択肢の「c」は、「誤」と相なります。
「安全対策上必要がある医薬品の過量使用や誤用等による健康被害も報告する。」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。テキストで確認しておきましょう。
「d」は「正」です。
「a」は「誤」です。
「b」は「正」です。
「c」は「誤」です。
「d」は「正」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解:4
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
101問:添付文書・・・「ふつう」。
102問:添付文書‐使用上の注意・・・「ふつう」。
103問:添付文書‐成分・分量・・・「ふつう」。
104問:保管・取扱い・・・「ふつう」。
105問:使用期限・・・「ふつう」。
106問:外箱の記載事項・・・「ふつう」。
107問:副作用情報の処置・・・「ふつう」。
108問:製造販売業者の安全性評価・・・「ふつう」。
109問:安全性情報報告制度・・・「ふつう」。
110問:副作用救済制度1・・・「ふつう」。
111問:副作用救済制度2・・・「ふつう」。
112問:副作用救済制度3・・・「ふつう」。
113問:啓発活動・・・「ふつう」。
114問:使用(服用)しないこと・・・「ふつう」。
115問:イブプロフェン‐服用しないこと・・・「ふつう」。
116問:透析療法‐服用しないこと・・・「ふつう」。
117問:アスピリン‐してはいけないこと・・・「ふつう」。
118問:乗り物・機械類の運転操作をしないこと・・・「ふつう」。
119問:1週間継続して服用しないこと・・・「ふつう」。
120問:相談すること・・・「やや難」。
弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。
興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。
そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。
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