109問‐香川県 過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、「適正使用」の「してはいけない‐連用しない」についての問題です。「医薬品的な問題」での漢方処方製剤の問題です。内容的には、基礎レベルです。「適正使用」に出てくるものは、「芍薬甘草湯」くらいなので、押えておきましょう。

109問‐してはいけない‐連用しない

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

解説

 「症状があるときのみの服用にとどめ、連用しない こと」と記載されているものを当てる問題です。

 対策ページは、「連用しない各種」です。

 上記ページから、「5 芍薬甘草湯」となります。

補足

 「適正使用」の漢方処方製剤ですが、「芍薬甘草湯」くらいしか出ません。

 他には、「併用薬に関する注意」の「本剤を使用している間は、次の医薬品を使用しないこと」に、漢方処方製剤が登場します。

 「激しい腹痛を伴う下痢等の副作用が現れやすくなるため」に、「茵蔯蒿湯、大黄甘草湯、大黄牡丹皮湯、麻子仁丸、桃核承気湯、防風通聖散、三黄瀉心湯、大柴胡湯、乙字湯(ダイオウを含む場合)、瀉下成分が配合された駆虫薬」は、併用不可となっています。

 茵蔯蒿湯以下の漢方処方製剤には、「ダイオウ」が入っているので、憶えやすいかと思います。

 余力があれば、先の「芍薬甘草湯」のほか、当該併用不可の論点の漢方処方製剤も、押えておきましょう。

答え

 正解:5

 さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。

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適正使用

 101問:適正使用情報

 102問:添付文書の使用上の注意

 103問:相談すること‐基礎疾患

 104問:一般用医薬品

 105問:一般用医薬品の製品表示

 106問:適正使用情報

 107問:適正使用情報の活用

 108問:してはいけない‐長期連用しない

 109問:してはいけない‐連用しない

 110問:使用しない‐授乳を避ける

 111問:使用しない‐メトヘモグロビン血症

 112問:相談すること‐次の診断を受けた人

 113問:相談すること‐甲状腺機能障害等

 114問:かぜ薬成分

 115問:安全性情報

 116問:企業からの副作用報告

 117問:副作用等の報告

 118問:救済給付

 119問:塩酸フェニルプロパノールアミン(PPA)

 120問:啓発活動

令和3年度 香川県 科目別

 ・インデックス

 ・医薬品に共通する特性と基本的な知識(第1~第20問)

 ・人体の働きと医薬品(第21~第40問)

 ・薬事に関する法規と制度(第41~第60問)

 ・主な医薬品とその作用(第61~第100問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(第101問~第120問)

独学向け教材

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こまごましたもの

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 そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。

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