本問は、「基本知識」の「クロイツフェルト・ヤコブ病(CJD)」についての出題です。CJDとは、「クロイツフェルト・ヤコブ病」をいいます。「基礎知識」では、ほぼ毎回出題される内容なので、テキストの精読は必須です。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
薬害の歴史は、細かいところまでが、本当によく出ます。
テキストの該当部分は、10回は読んで、キーワードを押えておきましょう。
「CJD訴訟」のキーワードは…、
「脳外科手術」、「ヒト乾燥硬膜」、「クロイツフェルト・ヤコブ病(CJD)」のほか…、
「CJDは、タンパク質の一種のプリオン」、「重篤な神経難病」などです。
出題実績があるので、きっちり、テキストを読み込んでください。
「CJD訴訟のポイントまとめ」も、参考願います。
選択肢aの「CJD訴訟は、脳外科手術等に用いられたフィブリノゲン製剤を介して、CJDに罹 患したことに対する損害賠償訴訟である。」ですが、誤った記述です。
ずっこける選択肢です。
間違っているのは、「フィブリノゲン製剤」のところです。
正しくは、「ヒト乾燥硬膜」です。
基本用語です。間違ってはいけません!
よって、選択肢は、「誤」となります。
なお、「フィブリノゲン」ですが、「人体」の「血小板」のところに出てくる語句です。
手引きには…、
「血漿タンパク質の一種であるフィブリノゲンが傷口で重合して線維状のフィブリンとなる。」
…とあります。
「人体」では、よく出るカタカナ語句なので、押えておきましょう。
選択肢bの「CJDは、ウイルスの一種であるプリオンが原因とされる。」ですが、誤った記述です。
これも、基本問題です。
プリオンは、タンパク質の一種です。細菌でもウイルスでもないです。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢cの「CJDは、次第に認知症に類似した症状が現れ、死に至る重篤な神経難病である」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。テキストで確認しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢dの「CJD訴訟は現在も和解が成立していない」ですが、誤った記述です。
手引きには、「大津地裁、東京地裁は2001年11月に和解勧告を行い、2002年3月に両地裁で和解が成立した」とあります。
薬害訴訟は、すべて、結審しています。「薬害訴訟(CJD訴訟,HIV訴訟,スモン訴訟,サリドマイド訴訟)の共通事項+まとめ」を、一読してください。
よって、選択肢は、「誤」となります。
「a」は「誤」です。
「b」は「誤」です。
「c」は「正」です。
「d」は「誤」です。
「正しい組み合わせ」は…、
正解:5
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
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