本問は、「基本知識」の「販売時コミュニケーション」についての出題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢aの「すぐに医薬品を使用する状況にない場合には、購入者等に対して、実際に使用する際 に、販売時になされた情報提供の内容を思い起こしながら、改めて添付文書等に目を通 すよう促すことが重要である。」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。テキストで確認しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢bの「購入しようとする医薬品を使用する人が、医療機関で治療を受けているかどうかを確 認することは重要ではない」ですが、誤った記述です。
販売時のコミュニケーションのポイントは、以下のようになっています。
① 何のためにその医薬品を購入しようとしているか(購入者側のニーズ、購入の動機)
② その医薬品を使用するのは情報提供を受けている当人か、又はその家族等が想定されるか
③ その医薬品を使用する人として、小児や高齢者、妊婦等が想定されるか
④ その医薬品を使用する人が医療機関で治療を受けていないか
⑤ その医薬品を使用する人が過去にアレルギーや医薬品による副作用等の経験があるか
⑥ その医薬品を使用する人が相互作用や飲み合わせで問題を生じるおそれのある他の医薬品や食品を摂取していないか
⑦ その医薬品がすぐに使用される状況にあるかx(その医薬品によって対処しようとする症状等が現にあるか)
⑧ 症状等がある場合、それはいつ頃からか、その原因や患部等の特定はなされているか
選択肢の内容は、先のリストの④に、コミュニケーションのポイントとして挙がっています。
ガチ暗記は無用ですが、他県では、正面から問われることがあるので、テキストで精読をしておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢cの「購入者側に情報提供を受けようとする意識が乏しい場合にあっては、コミュニケーションをとらなくてもよい」ですが、誤った記述です。
手引きには…、
「そうした場合であっても、購入者側から医薬品の使用状況に係る情報をできる限り引き出し、」
「可能な情報提供を行っていくためのコミュニケーション技術を身につけるべき」
…とあります。
子供ではないのですから、「コミュニケーションをとらなくてもよい」では、ダメです。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢dの「登録販売者においては、購入者が自分自身や家族の健康に対する責任感を持ち、適切 な医薬品を選択して、適正に使用しようとするよう、働きかけていくことが重要である」ですが、正しい記述です。
これも、そのとおりの記述です。難しく考えないで、解答してください。
よって、選択肢は、「正」となります。
「a」は「正」です。
「b」は「誤」です。
「c」は「誤」です。
「d」は「正」です。
「正しい組み合わせ」は…、
正解:3
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
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