本問は、「医薬品」の「鎮咳去痰薬」についての問題です。生薬の選択肢が2つあります。そのうち1つの選択肢が、最終解答のキーとなっており、当該選択肢が解けないといけないので、点が取り難い問題です。他の選択肢は、基礎レベルなので、解ける選択肢を解いたら、後は、運を天に任せましょう。
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本問の難易度は、「やや難」です。
選択肢アの「コデインリン酸塩水和物、ジヒドロコデインリン酸塩は、麻薬性鎮 咳 成分と呼ばれ、胃腸の運動 を低下させる作用を示し、副作用として便秘が現れることがある。」ですが、正しい記述です。
「コデインリン酸塩」ですが、選択肢の言うように、「麻薬性鎮咳成分」です。
んで、副作用の「便秘」も正しいです。
ド定番の論点なので、確実に押えておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢イの「メチルエフェドリン塩酸塩、メチルエフェドリンサッカリン塩及びマオウは、中枢神経系に対す る作用が他の気管支拡張成分に比べて強く、依存性がある。」ですが、正しい記述です。
「メチルエフェドリン塩酸塩」と「メチルエフェドリンサッカリン塩」と「マオウ」の正しい記述です。
テキストで確認しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢ウの「キョウニンは、アンズ等の種子を基原とする生薬で、知覚神経・末梢運動神経に作用して 咳止めに効果があるとされる。」ですが、誤った記述です。
難しい選択肢です。よほど勉強した人でないと、解けないはずです。
間違っているのは、「知覚神経・末梢運動神経に作用」のところです。
正しくは、「延髄の呼吸中枢、咳嗽中枢を鎮静させる作用」です。
選択肢の言う「知覚神経・末梢運動神経に作用」なのは、「ナンテンジツ」です。
過去問に出たことは、甘く見てはいけないので、復習だけはしておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
なお、選択肢の基原の「キョウニンは、アンズ等の種子を基原とする生薬」のところは、正しい記述です。
選択肢エの「セキサンは、バラ科のヤマザクラ又はカスミザクラの樹皮を基原とする生薬で、去痰作用を期待 して用いられる。」ですが、誤った記述です。
基原が「バラ科のヤマザクラ又はカスミザクラの樹皮」なのは、「オウヒ」です。
「セキサン」の基原は、「ヒガンバナ科のヒガンバナ鱗茎を基原」です。
よって、選択肢は、「誤」となります。
なお、「セキサン」は、「去痰作用」があります。選択肢の作用のところは、正しいです。押えておきましょう。
「ア」は「正」です。
「イ」は「正」です。
「ウ」は「誤」です。
「エ」は「誤」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解:2
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
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