午後第47問‐岐阜県 令和5年度(2023年度)過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、「適正使用」の「使用上の注意及びその理由」についての問題です。定番論点で構成された問題です。このレベルであれば、取れる問題です。過去問に出たことは、甘く見てはいけないので、復習だけはしておきましょう。

午後第47問‐使用上の注意及びその理由

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

選択肢1

 選択肢1の「ステロイド性抗炎症成分が配合された外用薬は、細菌等の感染に対する抵抗力を弱めて、 感染を増悪させる可能性があるため、「患部が化膿 している人」は使用しないこととされて いる。」ですが、正しい記述です。

 そのとおりの記述です。

 「次の症状がある人」も、参考にしてください。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢2

 選択肢2の「ビサコジルが配合された瀉 下薬は、腸の急激な動きに刺激されて流産・早産を誘発するお それがあるため、「妊婦又は妊娠していると思われる人」は服用しないこととされている。」ですが、誤った記述です。

 「ビサコジル」ですが、「妊婦又は妊娠していると思われる人」は服用しないとはなっていません。

 当該ビサコジルは、「相談すること」で登場し、「はげしい腹痛、吐き気・嘔吐のある人」が「相談すること」となっています。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

 なお、選択肢の記述に該当するのは、「ヒマシ油類」です。

 「使用しない 女性系」も、参考にしてください。

選択肢3

 選択肢3の「次硝酸ビスマスを含む医薬品は、吸収減少により効果が得られないため、服用前後は飲酒しないこととされている。」ですが、誤った記述です。

 理由が間違っています。

 間違っているのは、「吸収減少により効果が得られないため」のところです。

 正しくは、「吸収増大による精神神経系障害が生じ るおそれがあるため」です。

 なお、「次硝酸ビスマス」が「服用前後は飲酒しない」なのは、正しい記述です。

 「飲酒しない」も、参考にしてください。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢4

 選択肢4の「ステロイド性抗炎症成分は、副腎皮質の機能亢進を生じるおそれがあるため、「透析療法 を受けている人」は、使用しないこととされている。」ですが、誤った記述です。

 「ステロイド性抗炎症成分」には、「透析療法を受けている人」の禁忌はありません。

 「透析療法を受けている人」が「使用しない」となるのは、「スクラルファート、水酸化アル ミニウムゲル、ケイ酸アルミン 酸マグネシウム、ケイ酸アルミ ニウム、合成ヒドロタルサイト、 アルジオキサ等のアルミニウム を含む成分が配合された胃腸 薬、胃腸鎮痛鎮痙薬」となってます。

 そして、理由の「副腎皮質の機能亢進」のところも、おかしいです。

 「ステロイド性抗炎症成分」ですが、「長期連用しないこと」に登場し、「副腎皮質の“機能低下”を生じるおそれが あるため。」となっています。

 「長期連用しない」も、参考にしてください。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

答え

 「1」は「正」です。

 「2」は「誤」です。

 「3」は「誤」です。

 「4」は「誤」です。

 「正しいもの」は、

 正解:1

 さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。

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適正使用

 午後41問:適正使用情報

 午後42問:一般用医薬品

 午後43問:添付文書 してはいけないこと

 午後44問:医薬品の製品表示

 午後45問:一般用検査薬の添付文書

 午後46問:使用しない

 午後47問:使用上の注意及びその理由

 午後48問:相談すること

 午後49問:医薬品の保管及び取扱い

 午後50問:医薬品の安全性情報

 午後51問:添付文書情報及び製品表示情報の活用

 午後52問:適正使用情報の活用

 午後53問:企業からの副作用等の報告制度

 午後54問:副作用情報等の評価及び措置

 午後55問:医薬品の副作用等報告

 午後56問:医薬品副作用被害救済制度

 午後57問:医薬品副作用被害救済制度2

 午後58問:医薬品PLセンター

 午後59問:一般用医薬品の安全対策

 午後60問:啓発活動

令和5年度 岐阜県 科目別

 弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。

 ・令和5年度 インデックス

 ・基本的な知識(第1~第20問)

 ・主な医薬品とその作用(第21~第60問)

 ・人体の働きと医薬品(午後 第1~第20問)

 ・薬事に関する法規と制度(午後 第21~第40問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(午後 第41~第60問)

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

 過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。

こまごましたもの

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 そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。

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