午後第3問‐愛媛県 令和5年度(2023年度)過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、「医薬品」の「かぜ薬」についての問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。

午後第3問‐かぜ薬

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

選択肢a

 選択肢aの「本剤には、サリチル酸系解熱鎮痛成分が含まれている。」ですが、正しい記述です。

 「サリチル酸系解熱鎮痛成分」ですが、これには、「アスピリン」や「サザピリン」、「サリチルアミド」、「エテンザミド」が該当します。

 この薬には、エテンザミドが入っています。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢b

 選択肢bの「本剤には、鼻汁分泌やくしゃみを抑えることを目的として抗ヒスタミン成分が配合さ れている。」ですが、正しい記述です。

 配合されている「クロルフェニラミンマレイン酸塩」は、「抗ヒスタミン成分」です。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢c

 選択肢cの「アセトアミノフェンは、中枢における解熱・鎮痛作用と併せて、末梢における抗炎症 作用も期待できる。」ですが、誤った記述です。

 間違っているのは、「末梢における抗炎症 作用も期待できる」のところです。

 正しくは、「末梢における抗炎症作用は期待 できない」です。

 「アセトアミノフェン」の定番論点です。ガチで押えておきましょう。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢d

 選択肢dの「dl-メチルエフェドリン塩酸塩は、自律神経系を介さずに気管支の平滑筋に直接作用し て弛緩させ、気管支を拡張させる。」ですが、誤った記述です。

 選択肢の言う「平滑筋に直接作用し て弛緩させ、気管支を拡張させる」なのは、「キサンチン成分」の「ジプロフィリン」です。

 「メチルエフェドリン塩酸塩」は、「アドレナリン作動成分」で、「交感神経系を刺激して気管支を拡張させる作用を示す」です。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

答え

 「a」は「正」です。

 「b」は「正」です。

 「c」は「誤」です。

 「d」は「誤」です。

 「正しい組み合わせ」は、

 正解:1

 さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。

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医薬品

 午後1問:痛みや発熱が起こる仕組み

 午後2問:解熱鎮痛薬の配合成分

 午後3問:かぜ薬

 午後4問:眠気を促す薬

 午後5問:漢方処方製剤(鎮静)

 午後6問:乗り物酔い防止薬

 午後7問:鎮咳去痰薬

 午後8問:気管支拡張成分

 午後9問:口腔咽喉薬及びうがい薬(含嗽薬)

 午後10問:口腔咽喉薬・うがい薬(含嗽薬)の配合成分

 午後11問:胃の薬

 午後12問:漢方処方製剤(胃の不調)

 午後13問:止瀉薬

 午後14問:瀉下成分

 午後15問:胃腸鎮痛鎮痙薬

 午後16問:浣腸薬

 午後17問:駆虫薬

 午後18問:強心薬

 午後19問:高コレステロール改善薬

 午後20問:貧血用薬

 午後21問:外用痔疾用薬

 午後22問:漢方処方製剤(泌尿器系)

 午後23問:婦人薬

 午後24問:内服アレルギー用薬

 午後25問:点鼻薬

 午後26問:点眼薬

 午後27問:点眼薬の配合成分

 午後28問:殺菌消毒薬

 午後29問:外皮用薬

 午後30問:抗真菌薬

 午後31問:毛髪用薬

 午後32問:歯痛・歯槽膿漏薬

 午後33問:口内炎・口内炎用薬

 午後34問:禁煙補助剤

 午後35問:滋養強壮保健薬

 午後36問:漢方処方製剤

 午後37問:消毒薬

 午後38問:衛生害虫、殺虫剤、忌避剤

 午後39問:殺虫剤

 午後40問:妊娠検査薬

令和5年度 愛媛県 科目別

 ・インデックス

 ・医薬品に共通する特性と基本的な知識(第1~第20問)

 ・人体の働きと医薬品(第21~第40問)

 ・薬事に関する法規と制度(第41~第60問)

 ・主な医薬品とその作用(午後第1~40問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(午後第41問~60問)

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

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こまごましたもの

 登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。

 興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。

 そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。

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