ボウイ‐「ほ」の付く生薬：登録販売者「医薬品」
まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。
登録販売者の試験科目「主な医薬品とその作用（通称：医薬品）」に登場する「生薬」の試験対策ページ。本ページでは、「ほ」の付く生薬の「ボウイ」について、見ていきます。当該生薬の傾向と対策、優先順位、語呂あわせや、頻出ポイントをまとめています。そのほか、過去問を「○×問題」形式で紹介したりしています。通勤・通学時のおさらい用に。独学者向け。
インデックス
おさらい
復習用に、手引きの説明文を抜粋しておきます。
「ボウイは、ツヅラフジ科のオオツヅラフジの蔓性の茎および根茎を、通例、横切りしたものを基原とする。」
「鎮痛、尿量増加（利尿）などの作用が期待される。」
「日本薬局方のボウイは、煎薬として、筋肉痛、神経痛、関節痛に用いられる。」
…以上です。
基原は、無理して押さえる必要はないです。
要注意論点の「日本薬局方」があります。
「登録販売者「日本薬局方」のある生薬のまとめ」で、横断的に押さえてしまいましょう。
ちなみに、基原のオオツヅラフジは、こんなものです。
山で見たことがあるような気がする植物です。
傾向と対策、優先順位
「ボウイ」ですが、メジャー論点てんこもりの「解熱鎮痛成分」に登場する生薬です。
当該解熱鎮痛成分には、アスピリンやらイブプロフェンなど、要注意の成分が多いため、試験ではこれらカタカナ成分が主として問われており、生薬まで、出番が回ってこないのが現状です。
よって、ざっくり押えておけばいいです。
余裕があれば押えておきましょう。
優先順位は、「ぼちぼち」です。
なお、当該生薬が配合された市販薬には、「
【第2類医薬品】防已 10g×10
生薬の効能・効果が頭に入らないときは、実物の説明書きや成分表で、頭に入れていきましょう。
過去問○×問題
当該生薬は…、
「ボウイは、フトミミズ科のPheretima aspergillum Perrier 又はその近縁動物の内部を除いたものを基原とする生薬で、古くから「熱さまし」として用いられてきた。」
…といった感じに出題されています。
解説
設問の「ボウイは、フトミミズ科のPheretima aspergillum Perrier 又はその近縁動物の内部を除いたものを基原とする生薬で、古くから「熱さまし」として用いられてきた。」ですが、誤った記述です。
当該ボウイは、鎮痛や利尿などの作用が期待されています。
こんな次第で、解答は、「×」と相なります。
補足
先の問題で問われている「フトミミズ科」で「熱さまし」なのは、おなじみの「ジリュウ」です。
参考：ジリュウ
生薬は、まずは、特徴のあるものから押えていきましょう。
空白問題
暗記用に、空白問題を出しておきます。
ボウイ --- 「○○、尿量増加（○○）。○○痛、○○痛、○○痛。」
すらっと出るようなら、OKです。アレレなら、ページの上の方を見つめてください。
生薬リンク
「ほ」の付く生薬へのリンクです。
独学向け教材
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
こまごましたもの
登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。
興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者：語呂合わせ」や「登録販売者：まとめ」、「登録販売者：憶え方」などをお目汚しください。
そのほか、「登録販売者：医薬品」や「登録販売者：生薬」、「登録販売者：漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。
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