本問は、濫用等のおそれのある医薬品についての問題です。基本的なことの出題なので、難しいことはありません。確実に1点としましょう。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
aの「店舗販売業において、濫用等のおそれのある医薬品を購入し、又は譲り受けようとする者が若年者である場合にあっては、当該者の氏名及び住所を書面で記録しなければならない。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「氏名及び住所」のところです。
正しくは、「氏名及び年齢」です。
要は、「2S」なのですが、詳しくは、「毒薬・劇薬の「譲渡手続」の整理+濫用の氏名・年齢」を、参考にしてみてください。
よって、選択肢の「a」は、「誤」と相なります。
bの「店舗販売業において、濫用等のおそれのある医薬品を購入し、又は譲り受けようとする者が、適正な使用のために必要と認められる数量を超えて当該医薬品を購入し、又は譲り受けようとする場合は、その理由を確認しなければならない。」ですが、正しい記述です。
常識的に考えて、わかるはずです。
よって、選択肢の「b」は、「正」と相なります。
cの「エフェドリン、その水和物及びそれらの塩類を有効成分として含有する製剤は、濫用等のおそれのある医薬品に指定されている。」ですが、正しい記述です。
エフェドリンは、濫用等のおそれのある医薬品に指定されています。
憶え方等あります。「濫用等のおそれのある医薬品の憶え方」も、参考をば。
なお、選択肢のうち「水和物及びそれらの塩類」云々のところに、ひっかかる人がいるかと思います。
これまでの登録販売者試験では、塩基とか水和物とか塩酸塩とかが、厳密に問われたことはありません。
んなもんで、こういう化学的な表現については、無視して結構です。もし、厳密に問われても、受験生の大半はお手上げで、点差がつきません。配偶者の戯言くらいに、無視してください。
よって、選択肢の「c」は、「正」と相なります。
「アリルイソプロピルアセチル尿素、その水和物及びそれらの塩類を有効成分として含有する製剤は、濫用等のおそれのある医薬品に指定されている。」ですが、誤った記述です。
ちょっとだけ、イヤらしい問題です。
「鎮静成分」として、風邪薬などに配合される「アリルイソプロピルアセチル尿素」は、濫用おそれの医薬品に指定されていません。
対して、お友達の「ブロモバレリル尿素」は、濫用おそれの医薬品に指定されています。
きちんと、整理して憶えましょう。
参考:解熱鎮痛薬:鎮静成分‐ブロモバレリル尿素
参考:解熱鎮痛薬:鎮静成分‐アリルイソプロピルアセチル尿素
「d」は「誤」です。
「a」は「誤」です。
「b」は「正」です。
「c」は「正」です。
「d」は「誤」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解:2
41問:目的定義・・・「ふつう」。
42問:販売従事登録・・・「ふつう」。
43問:要指導医薬品及び一般用医薬・・・「ふつう」。
44問:毒薬劇薬・・・「ふつう」。
45問:リスク区分・・・「ふつう」。
46問:容器・被包の記載事項・・・「ふつう」。
47問:医薬部外品と化粧品・・・「ふつう」。
48問:食品・・・「難」。
49問:薬局及び販売業・・・「ふつう」。
50問:薬局・薬剤師不在時間・・・「ふつう」。
51問:店舗販売業・・・「ふつう」。
52問:配置販売業・・・「ふつう」。
53問:情報提供・・・「ふつう」。
54問:医薬品の陳列・・・「ふつう」。
55問:掲示板の掲示事項・・・「ふつう」。
56問:特定販売・・・「ふつう」。
57問:濫用等のおそれのある医薬品・・・「ふつう」。
58問:広告規制・・・「難」。
59問:広告・・・「ふつう」。
60問:監督処分・・・「ふつう」。
弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。
興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。
そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。
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