83問‐奈良県 過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、「医薬品」の「内服アレルギー用薬」の問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。

83問‐内服アレルギー用薬

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

選択肢a

 選択肢aの「ブロメラインは、皮膚や鼻粘膜の炎症を和らげることを目的として配合されている。」ですが、正しい記述です。

 「ブロメライン」は、「抗炎症成分」です。

 「内服アレルギー用薬」の「抗炎症成分」は、「内服アレルギー用薬 抗炎症成分のまとめ・リンク」にまとめているので、参考にしてください。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢b

 選択肢bの「メキタジンは、皮膚や粘膜の健康維持・回復に重要なビタミンを補給することを目 的として配合されている」ですが、誤った記述です。

 「メキタジン」ですが、「抗ヒスタミン成分」で、「肥満細胞から遊離したヒスタミンが受容体と反応するのを妨げることにより、ヒスタミンの働きを抑える作用を示す成分」です。

 なお、当該メキタジンですが、「ショック(アナフィラキシー)」の論点があるので、「登録販売者 医薬品 ショック(アナフィラキシー)の副作用のまとめ」も、チェックしておきましょう。

 んで、選択肢の「ビタミンを補給」なのは、「ビタミン成分」の説明です。

 マイナーな成分でも、他県では、正面から問われているので、チェックしておきましょう。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢c

 選択肢cの「ベラドンナ総アルカロイドは、肥満細胞から遊離したヒスタミンが受容体と反応す るのを妨げることにより、ヒスタミンの働きを抑える」ですが、誤った記述です。

 「ベラドンナ総アルカロイド」ですが、「抗コリン成分」で、「鼻腔内の刺激を伝達する副交感神経系の働きを抑えることによって、鼻汁分泌やくしゃみを抑える」です。

 選択肢の「肥満細胞から遊離したヒスタミン」ウンヌンは、「抗ヒスタミン成分」で、「クロルフェニラミンマレイン酸塩」などが該当します。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢d

 選択肢dの「パーキンソン病の治療のためモノアミン酸化酵素阻害剤が処方されて治療を受けて いる人は、プソイドエフェドリン塩酸塩が配合された鼻炎用内服薬の使用を避ける必 要がある」ですが、正しい記述です。

 「アドレナリン作動成分」の「プソイドエフェドリン塩酸塩」の正しい記述です。

 当該プソイドエフェドリンの「モノアミン酸化酵素阻害剤」ウンヌンの記述は、固有事項です。押えておきましょう。

 「適正使用」の「相談すること」でも、出題されています。「相談すること 基礎疾患3」を参考にしてください。

 よって、選択肢は、「正」となります。

答え

 「a」は「正」です。

 「b」は「誤」です。

 「c」は「誤」です。

 「d」は「正」です。

 「適切なもの」は、

 正解:5

 さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。

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医薬品

 61問:かぜ薬(総合感冒薬)の配合成分

 62問:解熱鎮痛薬

 63問:眠気を促す薬

 64問:カフェイン

 65問:鎮暈薬(乗物酔い防止薬)

 66問:小児の疳

 67問:鎮咳去痰薬

 68問:口腔咽喉薬・含嗽薬

 69問:胃の薬の配合成分

 70問:腸の薬

 71問:止瀉薬

 72問:瀉下薬

 73問:胃腸鎮痛鎮痙薬

 74問:浣腸薬

 75問:駆虫薬

 76問:動悸・息切れ

 77問:高コレステロール改善薬

 78問:貧血用薬

 79問:循環器用薬

 80問:痔の薬

 81問:泌尿器用薬

 82問:婦人薬

 83問:内服アレルギー用薬

 84問:鼻炎用点鼻薬

 85問:眼科用薬

 86問:殺菌消毒成分

 87問:外皮用薬

 88問:外皮用薬

 89問:歯槽膿漏薬

 90問:口内炎用薬

 91問:禁煙補助剤

 92問:ビタミン成分

 93問:滋養強壮保健薬

 94問:漢方処方製剤

 95問:生薬成分

 96問:消毒薬

 97問:衛生害虫、殺虫剤・忌避剤

 98問:衛生害虫の防除

 99問:一般用検査薬

 100問:妊娠検査薬

令和3年度 奈良県

 ・インデックス

 ・医薬品に共通する特性と基本的な知識(午前:第1~第20問)

 ・人体の働きと医薬品(午前:第21~第40問)

 ・薬事に関する法規と制度(午前:第41~第60問)

 ・主な医薬品とその作用(午後:第1~第40問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(午後:第41問~第60問)

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

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こまごましたもの

 登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。

 興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。

 そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。

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