72問‐奈良県 過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、「医薬品」の「瀉下薬」についての問題です。生薬の選択肢が1つありますが、最終解答には影響しません。でも、チェックしておきましょう。そのほかは、基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。

72問‐瀉下薬

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

選択肢a

 選択肢aの「ピコスルファートナトリウムは、胃では分解されないが、小腸に生息する腸内細菌 によって分解されて、小腸への刺激作用を示す。」ですが、誤った記述です。

 「ピコスルファーナトリウム」ですが、「大腸刺激性瀉下成分」です。

 選択肢の「小腸への刺激作用」なのは、「小腸刺激性瀉下成分」で、「ヒマシ油」などが該当します。「ヒマシ」の「シ」は、「小腸」の「シ」です。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢b

 選択肢bの「カルメロースナトリウムは、腸管内で水分を吸収して腸内容物に浸透し、糞便のか さを増やすとともに糞便を柔らかくすることを目的として用いられる」ですが、正しい記述です。

 「膨潤性瀉下成分」の「カルメロースナトリウム」の正しい記述です。

 テキストを精読しておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢c

 選択肢cの「マルツエキスは、瀉下薬の中でも強力な作用があるため、乳幼児には使用できない」ですが、誤った記述です。

 「おまる」でおなじみ「マルツエキス」ですが、乳幼児に使用されます。テキストで確認しておきましょう。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢d

 選択肢dの「ケンゴシは、ヒルガオ科のアサガオの種子を基原とする生薬で、大腸刺激による瀉 下作用を期待して配合されている」ですが、正しい記述です。

 「ケンゴシ」の正しい記述です。テキストで確認しておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

答え

 「a」は「誤」です。

 「b」は「正」です。

 「c」は「誤」です。

 「d」は「正」です。

 「正しい組み合わせ」は、

 正解:4

 さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。

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医薬品

 61問:かぜ薬(総合感冒薬)の配合成分

 62問:解熱鎮痛薬

 63問:眠気を促す薬

 64問:カフェイン

 65問:鎮暈薬(乗物酔い防止薬)

 66問:小児の疳

 67問:鎮咳去痰薬

 68問:口腔咽喉薬・含嗽薬

 69問:胃の薬の配合成分

 70問:腸の薬

 71問:止瀉薬

 72問:瀉下薬

 73問:胃腸鎮痛鎮痙薬

 74問:浣腸薬

 75問:駆虫薬

 76問:動悸・息切れ

 77問:高コレステロール改善薬

 78問:貧血用薬

 79問:循環器用薬

 80問:痔の薬

 81問:泌尿器用薬

 82問:婦人薬

 83問:内服アレルギー用薬

 84問:鼻炎用点鼻薬

 85問:眼科用薬

 86問:殺菌消毒成分

 87問:外皮用薬

 88問:外皮用薬

 89問:歯槽膿漏薬

 90問:口内炎用薬

 91問:禁煙補助剤

 92問:ビタミン成分

 93問:滋養強壮保健薬

 94問:漢方処方製剤

 95問:生薬成分

 96問:消毒薬

 97問:衛生害虫、殺虫剤・忌避剤

 98問:衛生害虫の防除

 99問:一般用検査薬

 100問:妊娠検査薬

令和3年度 奈良県

 ・インデックス

 ・医薬品に共通する特性と基本的な知識(午前:第1~第20問)

 ・人体の働きと医薬品(午前:第21~第40問)

 ・薬事に関する法規と制度(午前:第41~第60問)

 ・主な医薬品とその作用(午後:第1~第40問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(午後:第41問~第60問)

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

 過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。

こまごましたもの

 登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。

 興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。

 そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。

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