67問‐奈良県 過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、「医薬品」の「鎮咳去痰薬」についての問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。

67問‐鎮咳去痰薬

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

選択肢a

 選択肢aの「メチルエフェドリン塩酸塩は、交感神経系を刺激して気管支を拡張させる作用を示 し、呼吸を楽にして咳や喘息の症状を鎮める。」ですが、正しい記述です。

 「メチルエフェドリン塩酸塩」は、「アドレナリン作動成分(気管支拡張成分)」です。正しい記述です。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢b

 選択肢bの「ジメモルファンリン酸塩は、粘液成分の含量比を調整し痰の切れを良くする。」ですが、誤った記述です。

 「ジメモルファンリン酸塩」ですが、「非麻薬性鎮咳成分」です。

 選択肢の「粘液成分の含量比を調整し痰の切れを良くする」なのは、「去痰成分」で、「カルボシステイン」が該当します。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

 なお、最近は、「去痰成分」の細かいところを問う県が増えています。

 以下の…、

 ・気道粘膜からの粘液の分泌を促進する作用を示すものグアイフェネシン、グアヤコールスルホン酸カリウム、クレゾールスルホン酸カリウム等

 ・痰の中の粘性タンパク質を溶解・低分子化して粘性を減少させるものエチルシステイン塩酸塩、メチルシステイン塩酸塩、カルボシステイン等

 ・粘液成分の含量比を調整し痰の切れを良くするものカルボシステイン

 ・分泌促進作用・溶解低分子化作用・線毛運動促進作用を示すものブロムヘキシン塩酸塩

 …以上の分類は、余裕があれば、試験勉強の後半以降に、押えていってください。

 参考:「去痰成分」の憶え方(語呂合わせ)と整理

選択肢c

 選択肢cの「メトキシフェナミン塩酸塩は、心臓病、高血圧、糖尿病又は甲状腺機能障害の診断 を受けた人では、症状を悪化させるおそれがある」ですが、正しい記述です。

 「メトキシフェナミン塩酸塩」は、「アドレナリン作動成分」です。

 長々と手引きを抜粋すると…、

 「アドレナリン作動成分及びマオウ(構成生薬にマオウを含む漢方処方製剤も同様。)については、気管支に対する作用のほか、交感神経系への刺激作用によって、」

 「心臓血管系や、肝臓でのエネルギー代謝等にも影響が生じることが考えられる。

 「心臓病、高血圧、糖尿病又は甲状腺機能障害の診断を受けた人では、症状を悪化させるおそれがあり、」

 「使用する前にその適否につき、治療を行っている医師又は処方薬の調剤を行った薬剤師に相談がなされるべきである。」

 「高齢者では、心臓病や高血圧、糖尿病の基礎疾患がある場合が多く、また、一般的に心悸亢進や血圧上昇、血糖値上昇を招きやすいので、使用する前にその適否を十分考慮し、」

 「使用する場合にはそれらの初期症状等に常に留意する等、慎重な使用がなされることが重要である」

 …とあります。

 他県では、当該禁忌の記述が、実によく出ているので、5回はテキストを精読しておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢d

 選択肢dの「ジヒドロコデインリン酸塩は、胃腸の運動を亢進させる作用を示し、副作用として 下痢が現れることがある」ですが、誤った記述です。

 「麻薬性鎮咳成分」の「ジヒドロコデインリン酸塩」ですが、副作用は、「便秘」です。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

答え

 「a」は「正」です。

 「b」は「誤」です。

 「c」は「正」です。

 「d」は「誤」です。

 「正しい組み合わせ」は、

 正解:2

 さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。

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医薬品

 61問:かぜ薬(総合感冒薬)の配合成分

 62問:解熱鎮痛薬

 63問:眠気を促す薬

 64問:カフェイン

 65問:鎮暈薬(乗物酔い防止薬)

 66問:小児の疳

 67問:鎮咳去痰薬

 68問:口腔咽喉薬・含嗽薬

 69問:胃の薬の配合成分

 70問:腸の薬

 71問:止瀉薬

 72問:瀉下薬

 73問:胃腸鎮痛鎮痙薬

 74問:浣腸薬

 75問:駆虫薬

 76問:動悸・息切れ

 77問:高コレステロール改善薬

 78問:貧血用薬

 79問:循環器用薬

 80問:痔の薬

 81問:泌尿器用薬

 82問:婦人薬

 83問:内服アレルギー用薬

 84問:鼻炎用点鼻薬

 85問:眼科用薬

 86問:殺菌消毒成分

 87問:外皮用薬

 88問:外皮用薬

 89問:歯槽膿漏薬

 90問:口内炎用薬

 91問:禁煙補助剤

 92問:ビタミン成分

 93問:滋養強壮保健薬

 94問:漢方処方製剤

 95問:生薬成分

 96問:消毒薬

 97問:衛生害虫、殺虫剤・忌避剤

 98問:衛生害虫の防除

 99問:一般用検査薬

 100問:妊娠検査薬

令和3年度 奈良県

 ・インデックス

 ・医薬品に共通する特性と基本的な知識(午前:第1~第20問)

 ・人体の働きと医薬品(午前:第21~第40問)

 ・薬事に関する法規と制度(午前:第41~第60問)

 ・主な医薬品とその作用(午後:第1~第40問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(午後:第41問~第60問)

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

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こまごましたもの

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 そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。

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