危険物取扱者:乙4(乙種4類)の独学合格をめざすページ。乙4の独学合格に必須の試験情報(知らないと落ちる合格基準、易難2系統、5:5か6:4、はずれ年)や、カンニングOKの勉強方法を提供。乙4の暗記コツや「やってはいけない」ことで、不合格リスクを下げる。他に、乙4をはじめて受ける人向けのガイダンスや求人数、合格率等の情報も説述。一問一答や語呂合わせ、公式の過去問(例題)など、試験勉強に有用なリンクも掲載。
危険物取扱者の乙種4類(以下、乙4と表記)の独学合格を目指すページです。
乙4は、文系の人でも、独学で十分に合格できます。理系なら、なおさら独学合格できます。
以下に、独学者向けの試験情報や、乙4の独学での勉強方法を述べていきます。
長文ですが、独学合格に必要なことのほとんどをカバーしてます。「お気に入り」に入れておき、試験勉強の合間に見ていってください。
危険物取扱者の乙4は、“4,600円”という安くない受験料です。1発独学合格を決めてください!
なお、現在、公式で重要な告知事項は、「ない」です。
重要な告知は、当方の「twitter」でも、投稿しているので、不安な人は、フォローしておいてください、
結論から言うと、文系でも、「理系資格」の「危険物取扱者乙種4類(通称:乙4)」に、独学で一発合格が可能です。
わたしはガチ文系でしたが、丙種の独学合格を皮切りに、乙種4類から、残る1・2・3・5・6類と、そして、最終的には、甲種まで1回で独学合格しています。
後述しますが、試験で厄介なのは、ガチ理系科目の「基礎的な物理化学(通称、物化)」だけなのです。
残る試験科目の「性消」や「法令」は、「暗記と記憶」が物を言うので、“文系向け”ですらあります。
本試験は、マークシート方式の「ペーパー試験」です。
ですから、試験勉強も、「机上」の作業となります。わたしは通勤時の電車で勉強してました。
「危険物」と名が付いてますが、危険な作業は全く「ない」ので、安心して受験してください。
また、乙4は市販教材が“実に”充実しており、独学でも、まったく不利ではありません。
当該教材は、「独学向け使用教材」にまとめていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、「 乙種4類 危険物取扱者試験 合格テキスト 令和6年版 」か「 チャレンジライセンス 乙種4類危険物取扱者テキスト 新訂版 」のどちらかを、…、
過去問は「 乙種4類危険物取扱者試験 令和7年版 」で揃えれば…、
…独学という環境面で、支障は、全くないです。
次に、乙4は、老若男女に関係なく、推薦できる資格です。
試験会場は、やはり、資格柄、男性(オッサン、汚い理系大学生)が多かったです。
が、それでも、中・高校生、そして、若い女性・お姉さま方の姿も、多々目にしました。
事務系であっても、メーカー等勤務なら資格手当が付くところもあります。
受験生に性別・年齢の“極端な偏り”はないので、それらを気にすることなく、挑戦してください。
最後に、取得に要するコストです。
教材代・受験料等の“総込み”で「12,000円強」ですが、資格の価値(国家資格、業務独占資格、令和6年当月の求人数:5,025件など)からすると、コスパは抜群によく、『人生の保険』となる資格と言えます。
(何か資格を)と考えているなら、「乙4」を勧めます。
ちなみに、わたしの乙4の取得理由は、「給油監視(モニタ監視)」のためです。
セルフのガソリンスタンドには、モニタの前で給油許可ボタンを押す「室内」の仕事があるのです。体力的にきつくないので、先々で何かあれば、それに就こうという「保険」目的でした。
乙4の試験勉強ですが、「テキスト3回・過去問3回」で、ほぼほぼ合格できます。
試験問題の大半は、定番問題・頻出問題で構成されているうえに、過去問の「使い回し」も多いです。
よって、先に紹介したテキスト・過去問を、2~3回「ブン回し」していれば、合格できる可能性は、かなり高いと言わざるを得ません。
さて、可能性が高いという“歯切れの悪い”表現になるのは、切実な理由があります。
詳しくは後述しますが、本試験では、約2~3年周期で、「新問追加」が行われ、テキストや過去問で“まったく”見たことも聞いたこともない問題が出題されるときがあるのです。
当該新問追加という「はずれ年」に遭わなければ、テキスト・過去問のブン回しで、さくっと合格できます。
しかし、運悪く「はずれ年」に当たると、シッカリ勉強していても、落ちてしまう可能性が厳然としてあります。
乙4教材のレビューでは、2極端なものがあります。
「この本だけで受かった。」と「本試験では、この本に載ってない問題が多々あった。」といった次第ですが、原因は、新問追加の「はずれ年」の存在かと思われます。
乙4試験は、試験そのものの「難化」に加えて、「新問追加」という“災難”があることを、頭の片隅に置いていてください。
現時点で、乙4に100%確実に受かる勉強法はなく、ギリギリで受かる勉強法がせいぜいです。
「乙4なんてカンタン」という意見を鵜吞みにすると、カンタンに落ちます。1回で合格したい人は、絶対に油断しないでください。「取れる問題は全部取る」という意気込みが必要です。
危険物取扱者ですが、丙種・乙種・甲種とあり、んで、乙種は1~6類まであるので、危険物試験が初めての方は、違いがチンプンカンプンかと思います。
結論から言うと、「乙種4類」を受験してください。
甲種は受験資格がありますし、難易度も高いです。んで、丙種は、乙4の下位資格なので、時間とコストを費やすなら、乙4の方がいいです。
次に、乙種の1・2・3・5・6類は、求人がほとんど「ない」ので、乙4合格後に考えればいいです。
古いデータですが、「ハローワーク資格別求人数データ(2019年度)」を参考にしてください。(おそらく今も数字はそう変わってないと思います。)
こんな次第で、難しく考えず、「とりあえず乙4を受ければいい」と、単純に考えてください。
直近年度の令和4年度(2023年度)の合格率は、「32%」となっています。
ちなみに、前年度の合格率は、「36.1%」です。
一時期、試験が難化し、乙4の合格率が30%を切ったときがあります。
現在では、30%台を回復していますが、再度、難化しないうちに、合格するのが賢明かと思います。
合格率ですが、乙4の昔の合格者には、注意してください。
かつて、乙4は、実にカンタンなときがあり、“あんまり勉強せずとも”、すらすらと受かった時代があるのです。
しかし、現在では、全くそんなことはないです。「物化」の難化は、目も当てられません。
乙4は、勉強しないとまぐれでも受からない試験に変貌しています。
カンタンを連呼する過去の合格者の意見に惑わされず、テキストと過去問の消化に勤めてください。
なお、乙4等の合格率データは、「乙4の合格率と挫折率」や「PDF:危険物取扱者 全種全類 合格率一覧」を、参考にしてください。
乙4の受験に当たって、真っ先に知るべきは、その独自の「合格基準」です。
乙4の「合格基準」は、「試験科目」ごとに、「6割以上の得点」となっています。
いいですか?「全体」で「6割」ではないところに、くれぐれも、注意してください。
乙4は、「試験科目」ごとに、「合格基準」が設定されているのです。
乙4の試験科目は「3科目」あって、「法令(15問)」「基礎的な物理・化学(物化:10問)」「危険物の性質と消火の方法(性消:10問)」となっています。
これら「3科目」のそれぞれで、「6割以上」を、取らないといけないのです。
よって、「法令」は、「15*0.6」の「9問」を…、
「物化」では、「10*0.6」の「6問」を…、
「性消」では「10*0.6」の「6問」を、正解しなくてはならなくなります。
たとえば、法令と性消の2科目が満点でも、物化で5問しか取れなかったら、足切りにかかって、不合格になります。物化が「合格基準」の6問正解に達していないためです。
繰り返します。乙4では、科目ごとに「合格基準」が設けられています。
よって、どの科目も、満遍なく勉強しなくてはならず、苦手科目を捨てることができません。
「全体」の「6割」で「合格」はないので、この点を、絶対に間違えないでください。
毎回毎度、科目ごとの6割と、全体の6割を取り違えて、落ちている人がいます。
独学に向いた市販教材の詳細は、「教材レビュー」にまとめていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは「 チャレンジライセンス 乙種4類危険物取扱者テキスト 新訂版 」…、
過去問は「 乙種4類危険物取扱者試験 令和7年版 」…、
…を使ってください。
テキストが売り切れだったり、品薄で業者に足元を見られていたりするときは、「 乙種4類 危険物取扱者試験 合格テキスト 令和6年版 」です。
文系・理系ともども、独学で進めながら、最後まで挫折することなく勉強できて、かつ、実力養成もできる教材です。
文系・理系ともども、「一番使いやすい」との評価を受けています。
現在では、当該教材が、内容的に、そして、価格的に、最もバランスの取れた組み合わせかと思います。
結論から言うと、乙4合格のキーは、「やさしい系」で得点を確保して、「難問系」の失点をカバーして、いかに足切りを逃れるか、となっています。
わたしは、乙4のみならず、1類から6類まで乙種すべてを受験しましたが、危険物取扱者の乙種試験には、明白な傾向があります。
試験問題には、「やさしい系」と「難問系」の2つの系統があり、両者は、その“境目”が見えるくらい、問題のレベルが異なります。
「やさしい系」とは、基本的な問題・易しい問題・定番の問題です。
たとえば、公式過去問の「第9問:定期点検」や「第26問:類別の特性」とかは、ずっこけるほど「やさしい」です。
対して、「難問系」とは、応用問題、実務的な問題、理数系の常識問題、そのほか、重箱の隅を突く問題です。
たとえば、公式過去問の「旧6問:屋内タンク貯蔵所」や「11問:危険物保安監督者」、「35問:アセトン」は、びっくりするほど「難」です。
このように、本試験問題には、「易と難の2系統」があることを、まずは、頭の片隅に置いてください。
先に述べた「やさしい系」と「難問系」の出題割合は、おおむね「5:5」か「6:4」です。
つまり、全部で10問が出題される「性消」や「物化」では、やさしい問題が5問か6問、難しい問題が5問か4問出る、という塩梅です。
おおむね、前半の第1問から第5問には、受験生なら誰でも知っている、「やさしい系」の問題が出題されます。
たとえば、「乙種4類は、酸化性固体である」といった問題が出ます。「×」です。4類は“引火性液体”ですね。実に、カンタンです。
このように、「やさしい系」は、過去問の「使い回し」が多く、ときおり、語句や用語を少し変えた問題が出てくるくらいです。推薦教材で勉強していれば、確実に取れます。
対して、後半の第6問から第10問には、頭を抱える「難問系」が配置されています。
当該難問系は、テキストを深く突っ込んでいたり、実際に危険物を扱っていないと知りようのない実務事項だったり、理系なら“当然知っているでしょ”的な常識問題が出題されたりします。
テキストの内容をさらに深めた問題なら、まだしも、解答のチャンスがあります。
しかし、おおむね1~2問は、テキストや問題集では、全く触れられもしなかったものが出題される可能性が高いのです。
わたしは大阪府の受験でしたが、粉塵爆発やアセチレンガスの出題があり、頭を抱えました。
これらは、『1選択肢』ではないんです。『1個の独立した1つの問題』として出題されたので、選択肢のすべてに、手も足も出ませんでした。
当該「難問系」は、最悪の出題ケースとなると、5問すべてに手も足も出ず、5問全部を落とす可能性があります。
わたしのケースだと、「乙種6類」の際に、最悪ケースに遭遇し、全10問の出題のうち、「カンタンな5問」と「“超”難問の5問」にぶつかりました。
カンタン系の5問しか“まともに”解答できず、残る難問5問は、すべてを運否天賦の解答=あてずっぽの解答となりました。
この時は、運よく適当に答えたのが1つ合っていたので、正解率「60%」でギリギリで受かってましたが、本試験では脂汗が流れ、下着は汗でじっとりでした。
危険物試験は、いかに「やさしい系」で点数を確保し、「難問系」の怒涛の出題に備えられるかが肝要です。
言い換えれば、「やさしい系」では絶対に失点しない、そして、「難問系」で点数を稼ごうとしない、という次第です。
難問は、できなくていいのです。受験生の誰もが点を取るような問題を、確実に取ることが大事なのです。
『やさしい系の“取れる問題”を、絶対に落とさない』のが、乙4試験の最大『対策』です。
以下に述べることは、公式が明言したことではなく、わたしの「憶測」ですので、この点に留意して、お読みください。
わたしの「憶測」ですが、危険物取扱者試験には、2~3年に1回ほど、「新問追加」がされるときがあり、このときの試験に当たると、実に、実に苦戦をするという塩梅です。
当該「新問追加」ですが、読んで字の如く、新しい問題が本試験に出題される意味です。
つまり、新問題の分だけ過去問の「使い回し」が減るため、苦戦することになります。
下手をすると、上述した「難問系」の5問枠がすべて新問題になることもあります。
当該「新問追加」ですが、わたしの遭遇ケースだと、乙4のときに、「アセチレンガス」や「粉塵爆発」という問題が出題されたのです。
現在では、これらの論点は、テキストにページが割かれていますが、往時は、テキストに一言一句も載っておらず、本当に頭を抱えた記憶が今でも残っています。
そして、情報提供者からのメールによると、最近の試験でも、テキストや過去問にて、全く見たことのない問題が出て、危うかったとのことでした。わたしのケースと似通っています。
今振り返ってみても、わたしが「乙4」を受験したときが、新問追加の「はずれ年」だった感が強いです。
ちなみに、わたしが「甲種」を受験したときは、試験問題のほとんどが過去問に載っていたもので、スムーズに解答でき、あっさり合格できました。「はずれ年」ではなかったわけです。
おそらくですが、「乙4はカンタンだった」という人は、当該新問追加を免れて、「はずれ年」を回避できた人のように思われます。
対して、「乙4は、決してカンタンじゃない」という人は、当該新問追加の「はずれ年」に遭遇した人のように思われます。
教材のレビューにおいて、「載っていた問題ばかりが出題されて合格できた!」という意見がある反面で、「本試験は、過去問に載ってない問題ばかりだった」という意見が散見されます。
同じ教材でありながら、こういう相反するレビューが出てくるのも、当該「新問追加」の証左かと思われます。
当該「新問追加」は、いつそれが起きるかわかりません。
というのも、本試験では、問題冊子が回収されるため、試験問題の変化・変容が掴めないようになっているからです。
また、試験主催者が「都道府県」ごとに分かれるので、殊更に、当該新問追加がいつ起きるか・いつ起きたかが、わからなくなっています。
受験生としては、いつ「新問追加」という「はずれ年」に当たってもいいよう、テキストと過去問とをシッカリ消化して、既出の問題をパーフェクトに取るくらいになっておくのが賢明かと思います。
乙4の勉強方法ですが、「法令」「物化」「性消」に共通する「やり方」から、見ていきたいと思います。
なお、科目別の勉強方法は、長くなったので…、
…別ページにまとめています。
苦手科目は、先のページを参考に取り組んでください。
乙4ですが、「問題演習中心」が最も効率がいいです。
問題をたくさん解く方が、テキストをシコシコ読むよりも、圧倒的に記憶に残るからです。
当該問題演習中心の勉強ですが、難しいことは全くなくて…、
・ざっくりでいいので、テキストの記述に目を通す。
・読んだところの問題を解く。
…といった次第です。
ざっと読んでざっと問題を解くだけで、そこそこ実力が付きます。
テキストを熟読玩味するのもいいのですが、一口で言うと、退屈で飽きます。
対して、「問題演習中心」だと、そこそこクイズ感覚で勉強できるので、飽き難いうえに、実力もそこそこ付いてきます。
テキストの「精読」は、後でやります。
試験勉強の序盤・中盤では、ざっくりテキストを読んで、ドンドコ問題を解いていってください。最も合格に近いです。
テキストのざっくり読みですが、何にも頭に入ってなくていいです。
先に、推薦テキストに、「 チャレンジライセンス 乙種4類危険物取扱者テキスト 新訂版 」を挙げたのは、初学者に最適だからです。
当該テキストに掲載されている問題は、難易度が“絶妙で”実に解きやすく、ざっと目を通しただけでも、そこそこ問題が解けるのであります。
電車の中ですら、さくさく問題が解けます。わたしは、これで受かったようなものです。
当該テキストは、当該当該問題演習中心の勉強に最適の一冊です。
問題数も多いので、2~3回繰り返せば、過去問を、“程よく”解ける実力すら身に付きます。
独学では、『カンニング』を、大推奨します。
テキストの練習問題は、そう難しくないので、そこそこ解けますが、当然、解けない問題もあるはずです。
その際は、答えの解説やテキストの記述を、カンニングしながら、問題を解いていきます。
乙4試験は、大半が「暗記と記憶」なので、いうほど考える問題はありません。
ですから、問題の前でウンウン逡巡して、時間を無駄にするより、さっさと、答えを見て、解き方を把握する方が、圧倒的に効率がいいです。
序盤では、わからない・知らない→即、カンニングで、OKです。
カンニングをしつつ、テキストの最後ページまで、到達してください。
テキストの練習問題が済めば、過去問の出番です。
毎年、版の改まる「 乙種4類危険物取扱者試験 令和7年版 」を使いましょう。ベストセラーです。
過去問に着手する前は、(解けるかな?できるかな?)といった、不安があるはずです。
しかし、杞憂です。
過去問の大半は、テキストの練習問題レベルで、そこそこ、解けてしまうのです。
テキストの練習問題をきちんと解いていれば、過去問の問題のうち、6~7割くらいは、サクサク解けます。
過去問とはいえ、難しい問題は、いうほどありません。果敢に駒を進めてください。ヒヒーン。
先も述べましたが、独学では、カンニングはぜんぜんOKです。
過去問を解く際も、過去問の解説・答えを見ながらいいです。当然、テキストを見るのもOKです。
序盤・中盤は、まだまだ、暗記も記憶も理解も乏しい段階です。実力の完成を目指すときではないです。
ですから、遠慮なく、カンニングをしつつ、問題を消化していってください。
過去問の問題を一通り解いたら、再度、テキストに戻って、わからなかったところや間違ったところを『精読』し、重要な数字や用語の暗記に勤めます。
テキストと過去問を、一通り解けば、「暗記と記憶」の重要性が身に染みているはずです。
また、試験問題の傾向も、粗方つかめたはずです。
よって、テキストと過去問の1周目が済んだ段階で、「暗記と記憶」に、本腰を入れるようにします。
さて、皆さんが配偶者くらいに苦手にしているのが、「暗記と記憶」です。
まず、本ページの「語呂合わせ、憶え方、横断まとめ」で紹介する語呂合わせページをうまく使いましょう。絶対に、「楽」です。
んで、語呂等で憶えられないものは、「細切れ時間」で、憶えるようにします。
「細切れ時間」とは、通勤時間や通学時間などの手持ち無沙汰な時間を指します。
乙4の暗記は、そう複雑なものはないです。1つ1つは、逐語的に憶えるだけなので、時間はそう食いません。
わたしの乙4の暗記時間は、通勤時の15~20分くらいでした。
んで、机の前での暗記は、よほどに憶えられないもの、すぐに忘れるもの、憶え難いものに絞って、やっていました。
乙4の「暗記と記憶」のコツは、「短時間×数」です。
「1時間を1回」よりも、「10分を6回(15分を4回)」の方が、よく憶えられます。
時間を見つけては、コツコツやっていってください。
乙4の試験勉強で、やってはいけないことは、以下の…、
・完ぺき主義
・多数の教材を買い込む
・ノート作り
…3つです。
乙4の合格は、各科目を「6割以上正解」することです。
つまり、満点を取る必要は、まったく「ない」です。
「表」のすべての数字をガチ暗記したり、テキストの全論点を理解したりしなくていいです。
完ぺき主義は、試験放棄に到ります。
別に、2~3問ができなくたって、試験には受かります。
配偶者と接するときのように、「心」に余裕をもって、試験勉強に臨んでください。
ただし、「文系」の「物化」だけは、事情が異なります。
完璧くらいで丁度いいので、「科目別勉強方法‐物化」を、必ず、一読してください。
たくさん教材を買っても、頭はよくなりません。
反対に、情報の集約ができないために、成績が下がります。
同じ教材を何度も何回も解く方が実力が付きます。少数精鋭主義です。
教材は、絞りに絞ってください。
テキストや問題集、過去問は、5冊も6冊も要りません。
先に紹介した教材は、完成度が高く、これらで、独学合格できますし、実際に、多くの人が「2冊」で合格してます。
ノートを作って、勉強した気になってはいけません。
ノートを作っても、頭に入っていなければ、貢献度は「ゼロ」です。
ノート作りは、手間も時間も食うため、配偶者なみに費用対効果が悪いです。
最悪なのは、テキストの丸写しです。試験勉強は、写経ではありません。
実際問題、ノートを作らずとも、多くの人が合格しています。わたしもそうでした。
ノートは、よほどの苦手論点や難論点、失点事項に限定して作りましょう。
なお、手前味噌ですが、「性消」のポイントをまとめた「ざっくりノート」があります。
これを見ながら、テキストにメモするなり、プリントアウトするなりして、ノート代わりにするのもいいでしょう。
試験主催者のWebサイトには、乙4の「例題:過去に出題された問題」が掲載されています。
当該例題には、問題と解答はあるのですが、「解説」がありません。そこで、手前味噌ながら解説を付与しました。
「危険物取扱者 乙種4類(乙4)の公式過去問+解説」に全問を挙げているので、問題演習の数を稼いでください。
乙4の独学には、問題演習が欠かせません。
そこで、問題演習の数を確保するため、「乙4 一問一答」に、一問一答形式の問題を作成しました。
そこそこ、イヤらしい問題なので、細切れ時間で演習してみてください。
手前味噌ながら、語呂合わせや憶え方、横断事項をまとめたブログがあります。
…このあたりを、細切れ時間でのぞいてみて、使えるものがあれば、採用してください。
これらのページを活用すると、格段に、暗記の手間が減るはずです。
「法令」は、問題数が「15問」と多く、合格基準点は「15*0.6」の「9問」なので、そうそう足切りには、ひっかかりません。
問題は、「10問」しか出ない「物化」と「性消」です。
この2科目は、「4問」までしか、間違えることができません。(合格基準は「6問以上の正解」。)
以下は、乙4の試験勉強の本質です。
「物化」と「性消」のキーは、おおむね5問は出題される「やさしい系」を全部取ることです。
「やさしい系」を確実に取れるように勉強して、「やさしい系」の5問で、足切りギリギリのとこに行きます。
対して、残る「難問系」は、深追いしません。できる範囲で解答して1問、運よく取れればいい、くらいに考えます。
というのも、「やさしい系」で5問、確保できれば、後は「67%」の確率で受かるからです。
難問系5問で、運よく1問正解する確率は、以下の通りです。
5択の問題を、5問連続で間違える可能性は、「32.768%」です。逆を言えば、5問のうち、1問正解できるのは、「67.232%」となります。
運が良ければ、「67%」の確率で、難問系5問から、あてずっぽで「1点」取れます。で、足切りを免れて合格です。運が悪くて、5問全部はずしたら、落ちます。乙4とは、これだけです。
まあ、上記勘定は、「最悪のケース」を想定した話です。
実際のところは、難問系とはいえ、すべてが解けないわけではなく、1~2問は解ける公算が「大」です。
また、出題者も、難問系で1~2問くらいは解ける問題を出す“配慮”をしているように思われます。
実際の本試験の得点勘定は、もっともっと余裕があります。安心してください。
要は、「やさしい系」を確実に取れるように勉強しておく、そうすれば「確率」で合格できる、ってな次第です。
わたしは、乙4のみならず、乙種のすべてで、「ギリギリ」でしたが、それでも、1つも落とすことなく合格できました。
基本は「運」なんですが、やっぱり「運だけではない」ように思います。
本ページで挙げたリンクのうち、試験勉強に直に役立つのをまとめます。
科目別勉強方法は…、
…です。
公式の過去問に解説を付与したものは、「危険物取扱者 乙種4類(乙4)の公式過去問+解説」です。
ノートについては、「性消 ざっくりノート」を活用してください。
語呂合わせ等のページは…、
…です。
なお、落ちた人(不合格になった人)は、「不合格対策」のほうも、一読願います。
そして、乙4に関するこまごましたことは、たとえば、「危険物取扱者や消防設備士を他府県受験するときの願書と封筒」などを、ブログにも投稿しています。
興味のある方は、「危険物取扱者 乙種4類:ブログ記事」をばご参考ください。
合格体験記は、「乙種4類の合格体験記」です。
不幸にも、試験に落ちた人は、「不合格対策」を、一読願います。
また、乙4の求人数など、資格情報をまとめた「乙4:独学資格ガイド」も、併せて、お目汚しください。
ビルメン資格に興味があるなら、「設備系資格優先順位」や「全くゼロからのビルメン資格」が役に立つかと思います。
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