2022年度(令和4年度)の2電工・技能試験の候補問題の複線図の対策ページ。このページでは、「NO.8」の複線図の書き方を「画像」にして提供する。本問の複線図は、「リモコンリレー」であるが、端子台で代用するので、作業的にはまったく問題がない。複線図の作成は、基本的なものしかないので、楽である。実際の組み立てに手を焼くので、即効で複線図を書けるようになって、その分の時間を捻出する。
「複線図」の書き方ですが、当方では…、
①接地側:電灯(負荷)とコンセントをつなぐ。
②非接地側:点滅器(スイッチ)とコンセントをつなぐ。
③残りをつなぐ。
…という順序でやっていきます。
憶え方としては、「デンコ テンコ」です。
「デンコ」は、「“電”灯と“コン”セント」です。
「テンコ」は、「“点”滅器と“コン”セント」です。
なお、複線図を書く順番は、決まっていないので、お使いのテキストに準拠してください。
候補問題のNO.8の複線図の「リモコンリレー」ですが、複線図の作成は、スイッチと負荷とをつなげるだけなので、楽です。
即効で書けるまで、練習しましょう。
次に、電源線の接地側(白)です。
接地側は、「デンコ」なので、「電灯(負荷)」と「コンセント」をつなぎます。
本問は、「コンセント」がないので、接地側の電源線に、「イ」の引掛けシーリング(丸形)と、「ロ」のランプレセプタクルと、「ハ」の引掛けシーリング(角形:施工省略)をつなげます。
他の候補問題でもビシバシ出る施工なので、特に、問題ないかと思います。
接地側だけをつないだものが、先の画像となります。
次は、非接地側(黒)の作業です。
非接地側は、「テンコ」なので、「点滅器(スイッチ)」と「コンセント」をつなぎます。
本問は、「コンセント」がないので、つなげるのは、リモコンリレー部分のスイッチのみとなります。
ふつうに、非接地側とつなげるだけです。
ほぼ間違いなく、リモコンリレーのイロハの非接地側は、「黒」指定なので、ここだけ注意してください。
まあ、特に、問題ないでしょう。
こんな次第で、非接地側をつなぐと、先の画像となります。
後は、イロハのスイッチと、負荷のイロハとを、つなげるだけです。
念のため、「スイッチのイ・・・引掛けシーリング(丸形)のイ」といった感じで、「指差し確認」してから、線を引きましょう。
該当箇所の線を引くと、先の画像のようになります。
先の画像をまとめると…、
…となります。
本問の複線図は、見た目はゴチャゴチャしていますが、実際には、難しくないです。
本問で難しいのは、実際の作業です。
ケーブルが乱舞するので、3つのスイッチの確認で、神経を使います。
複線図作成に時間を取られないよう、シッカリ練習して、作業時間を捻出できるようになっておきましょう。
まあ、2~3回、紙で練習すれば、大丈夫かと思います。
以上、候補問題NO.8の複線図の書き方でした。
ところで、本問の「候補問題」の『解説』は、「こちら」です。
最後に、技能試験の教材については「第2種電気工事士・技能試験のテキスト・教材・工具」に述べているのですが、文系ド素人にとって、あると便利なものを紹介します。
たとえば…、
「ホーザン 合格クリップ」や、
「ホーザン 合格ゲージ P-925」や、
「ホーザン 合格配線チェッカー Z-22」です。
絶対に必要かというとそうではありませんが、「手助け」にはなるので、万全を尽くしたい方は参考にしてみてください。
「第2種電気工事士:独学資格ガイド」でも述べていますが、2電工は圧倒的な求人数を誇る優良資格で、人生の保証・保険になる資格です。わたし個人、とって本当に損がなかったと、ひしひし感じています。何か資格でも、とお考えの方は、いの一番に2電工を推薦します。
先述したように、文系・電気ド素人でも、試験に巨大なハンデはないので、食わず嫌いをせず、挑戦してみてください。
第2種電気工事士に関するこまごましたことは、ブログにも投稿しています。興味のある方は、「第2種電気工事士:ブログ記事」をばご参考ください。
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