令和4年度(2022年度度)第2種電気工事士の技能試験・候補問題の複線図 NO.9の書き方

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 2022年度(令和4年度)の2電工・技能試験の候補問題の複線図の対策ページ。このページでは、「NO.9」の複線図の書き方を「画像」にして提供する。本問の複線図は、「接地極付き接地端子付きコンセント(EET)」であるが、単に緑の電線をつなぐだけだったり、施工省略だったりで、固有部分に問題はない。残りの作業も、他の候補問題で定番のものばかりなので、まず、問題はない。

はじめに

 「複線図」の書き方ですが、当方では…、

 ①接地側:電灯(負荷)とコンセントをつなぐ。

 ②非接地側:点滅器(スイッチ)とコンセントをつなぐ。

 ③残りをつなぐ。

 …という順序でやっていきます。

 憶え方としては、「デンコ テンコ」です。

 「デンコ」は、「“電”灯と“コン”セント」です。

 「テンコ」は、「“点”滅器と“コン”セント」です。

 なお、複線図を書く順番は、決まっていないので、お使いのテキストに準拠してください。

複線図 NO.9‐EET

 候補問題のNO.9の複線図の「接地極付き接地端子付きコンセント(EET)」ですが、複線図の作成は、ほとんど問題ないです。

 肩の力を抜いて、臨んでください。

 本問は、カンタンなので、(あ、できるな)と思ったなら、何回もやらなくてもいいです。

 難関の三路スイッチ・四路スイッチ等の練習に、時間を充てましょう。

接地側‐デンコ

 次に、電源線の接地側(白)です。

 接地側は、「デンコ」なので、「電灯(負荷)」と「コンセント」をつなぎます。

 本問の「コンセント」は、「EET」です。

 複線図作成は、まったく問題ないですが、コンセントには、欠陥基準の「極性」があるので、そこだけ、意識して作業の臨みましょう。

 必要はないですが、複線図を書くときは、『極性注意』くらいのメモ書きをしておくと無難です。

 んで、上の方の「2口コンセント」ですが、これは、施工省略なので、単に、白線を引けばおしまいです。

 下の方の「ED」は、これも「施工省略」で、実際の作業は、EETに「緑」の電線を差し込むだけです。

 よって、複線図でも、線を引いてから、「緑」とメモ書きしておけば、配偶者の体重のように、十分でしょう。

 後は、「イ」の引掛けシーリング(丸形)とランプレセプタクルをつなげるだけですが、これは、定番の作業なので、問題ないかと思います。

 接地側だけをつないだものが、先の画像となります。

非接地側‐テンコ

 次は、非接地側(黒)の作業です。

 非接地側は、「テンコ」なので、「点滅器(スイッチ)」と「コンセント」をつなぎます。

 固有部分の「EET」ですが、上の2口コンセントが「施工省略」なので、上に「黒」線を引けばおしまいです。

 また、「点滅器(スイッチ)」と「コンセント」とも、ふつうに、非接地側とつなげるだけです。

 最初のうちは、混乱するかもですが、本当に、最初だけです。

 候補問題を通して2~3回とやるうちに、まったく問題なくなるので、多少できなくても、気にしないでください。

 こんな次第で、非接地側をつなぐと、先の画像となります。

残りをつなげる・・・負荷とスイッチ

 後は、「イ」のスイッチと、負荷の「イ」とを、つなげるだけです。

 色がゴチャゴチャですが、実際の作業では、問題ありません。

 他の電線は、既に、使われているので、消去法的に、その色になります。

 本問での電線の色は、神経質にならなくて結構です。

 該当箇所の線を引くと、先の画像のようになります。

まとめと次

 先の画像をまとめると…、

 …となります。

 本問の複線図は、そう難しくないです。

 また、本問は、実際の作業も、そう難しくないです。

 本試験で本問に当たったら、複線図をさっさと書き上げ、落ち着いて施工して、余った時間で何回も“見直し”をして、確実に合格しましょう。

 以上、候補問題NO.9の複線図の書き方でした。

 次の候補問題へ。

 ところで、本問の「候補問題」の『解説』は、「こちら」です。

独学向け教材等

 最後に、技能試験の教材については「第2種電気工事士・技能試験のテキスト・教材・工具」に述べているのですが、文系ド素人にとって、あると便利なものを紹介します。

 たとえば…、

 「ホーザン 合格クリップ」や、

 「ホーザン 合格ゲージ P-925」や、

 「ホーザン 合格配線チェッカー Z-22」です。

 絶対に必要かというとそうではありませんが、「手助け」にはなるので、万全を尽くしたい方は参考にしてみてください。

第2種電気工事士のこまごましたもの

 「第2種電気工事士:独学資格ガイド」でも述べていますが、2電工は圧倒的な求人数を誇る優良資格で、人生の保証・保険になる資格です。わたし個人、とって本当に損がなかったと、ひしひし感じています。何か資格でも、とお考えの方は、いの一番に2電工を推薦します。

 先述したように、文系・電気ド素人でも、試験に巨大なハンデはないので、食わず嫌いをせず、挑戦してみてください。

 第2種電気工事士に関するこまごましたことは、ブログにも投稿しています。興味のある方は、「第2種電気工事士:ブログ記事」をばご参考ください。

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