2022年度(令和4年度)の2電工・技能試験の候補問題の複線図の対策ページ。このページでは、「NO.4」の複線図の書き方を「画像」にして提供する。本問の複線図は、かなりカンタンである。「BE(漏電遮断器)」のところは、問題文に指定があるため、それに従うのみ。よって、「B(配線用遮断器)」のところだけ、気をつければいいだけであるが、ここも、基本的なものしかないので、困ることはない。
「複線図」の書き方ですが、当方では…、
①接地側:電灯(負荷)とコンセントをつなぐ。
②非接地側:点滅器(スイッチ)とコンセントをつなぐ。
③残りをつなぐ。
…という順序でやっていきます。
憶え方としては、「デンコ テンコ」です。
「デンコ」は、「“電”灯と“コン”セント」です。
「テンコ」は、「“点”滅器と“コン”セント」です。
なお、複線図を書く順番は、決まっていないので、お使いのテキストに準拠してください。
候補問題のNO.4の複線図ですが、三相の「BE(漏電遮断器)」の「R・S・T」のところは、問題文に指定があるので、複線図の作業としては、「やることがない」です。
よって、まずもって、その指示に従い、たとえば…、
…くらいに、ざっと書き上げればいいです。
残る「B(配線用遮断器)」ですが、要は、電源線とスイッチと引掛けシーリングとコンセントをつなげるという、“定番作業”ばかりなので、問題はないはずです。
まあ、大丈夫とは思いますが、念のため、以下に、「B(配線用遮断器)」の複線図の書き方を見ていきます。
次に、電源線の接地側(白)です。
接地側は、「デンコ」なので、「電灯(負荷)」と「コンセント」をつなぎます。
本問では、接地側の電源線に、「イ」の引掛けシーリングと、コンセントとをつなげることと相なります。
接地側だけをつないだものが、先の画像となります。
次は、非接地側(黒)の作業です。
非接地側は、「テンコ」なので、「点滅器(スイッチ)」と「コンセント」をつなぎます。
「点滅器(スイッチ)」は、「イ」の1つしかないので、ふつうに非接地側とつなげるだけです。
「コンセント」も、1つしかないので、問題はないはずです。
まあ、注意すべきは、黒の「渡り線」を使うことくらいです。
「渡り線」ですが、つながってさえいればいいので、どうつなげるかは、お使いのテキストに準拠してください。
まあ、他の候補問題でも、「渡り線」はしばしば登場するので、お茶の子さいさいでしょう。
こんな次第で、非接地側だけをつなぐと、先の画像となります。
後は、「イ」の点滅器と引掛けシーリングをつなげるだけです。
「イ」からは、黒の電線で、引掛けシーリングからは、赤の電線でつなげます。
電線の色は、気にしなくていいです。
実際問題、その色の電線しか残ってないので、それでつなげるだけです。
先の画像をまとめると…、
…となります。
実際の作業は、ホントに、「B(配線用遮断器)」のところしかないので、大丈夫かと思います。
このように、複線図の作業はカンタンです。
しかしながら、実際の組み立ては、ゴチャゴチャして、そこそこ手を焼きます。
複線図の作成に、時間を取られないようにしましょう。
以上、候補問題NO.4の複線図の書き方でした。
ところで、本問の「候補問題」の『解説』は、「こちら」です。
最後に、技能試験の教材については「第2種電気工事士・技能試験のテキスト・教材・工具」に述べているのですが、文系ド素人にとって、あると便利なものを紹介します。
たとえば…、
「ホーザン 合格クリップ」や、
「ホーザン 合格ゲージ P-925」や、
「ホーザン 合格配線チェッカー Z-22」です。
絶対に必要かというとそうではありませんが、「手助け」にはなるので、万全を尽くしたい方は参考にしてみてください。
「第2種電気工事士:独学資格ガイド」でも述べていますが、2電工は圧倒的な求人数を誇る優良資格で、人生の保証・保険になる資格です。わたし個人、とって本当に損がなかったと、ひしひし感じています。何か資格でも、とお考えの方は、いの一番に2電工を推薦します。
先述したように、文系・電気ド素人でも、試験に巨大なハンデはないので、食わず嫌いをせず、挑戦してみてください。
第2種電気工事士に関するこまごましたことは、ブログにも投稿しています。興味のある方は、「第2種電気工事士:ブログ記事」をばご参考ください。
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