2022年度(令和4年度)の2電工・技能試験の候補問題の複線図の対策ページ。このページでは、「NO.12」の複線図の書き方を「画像」にして提供する。本問の複線図は、「PF管」です。複線図の作業はカンタンですが、実際の施工は難しいです。IV線は色指定がありますが、そう気にしなくていいでしょう。複線図を速攻で書けるようになって、作業時間を捻出してください。
「複線図」の書き方ですが、当方では…、
①接地側:電灯(負荷)とコンセントをつなぐ。
②非接地側:点滅器(スイッチ)とコンセントをつなぐ。
③残りをつなぐ。
…という順序でやっていきます。
憶え方としては、「デンコ テンコ」です。
「デンコ」は、「“電”灯と“コン”セント」です。
「テンコ」は、「“点”滅器と“コン”セント」です。
なお、複線図を書く順番は、決まっていないので、お使いのテキストに準拠してください。
候補問題のNO.12の複線図の「PF管」ですが、複線図の作成は、カンタンです。
ほとんどが、他の候補問題でも出てくるものなので、戸惑うのは最初だけで、2回目・3回目となれば、「余裕状態」になると思います。
固有部分は、「PF管」に通す「IV線」の「色指定」ですが、常識的な指定で、複雑怪奇なものは、まずないです。
他の候補問題で「3心」に慣れた人なら、まったく問題ないはずです。
本問は、実作業の方が断然に手を焼くので、複線図作成で手間取らないようにしましょう。
次に、電源線の接地側(白)です。
接地側は、「デンコ」なので、「電灯(負荷)」と「コンセント」をつなぎます。
いつものように、「イ」の「引掛けシーリング」と、「ロ」の「ランプレセプタクル」と、「コンセント」を、接地側の白線とつなぎましょう。
定番の作業なので、まったく問題ないはずです。
接地側だけをつないだものが、先の画像となります。
次は、非接地側(黒)の作業です。
非接地側は、「テンコ」なので、「点滅器(スイッチ)」と「コンセント」をつなぎます。
下の方の「スイッチ‐コンセント」部分ですが、当方は、先に「コンセント」につないで、次いで、黒の「渡り線」で、スイッチとつなげています。
当該渡り線ですが、要は、つながっていればよく、“確定的なやり方”はないので、お使いのテキストに準拠してください。
特に、ここも、問題ないと思います。
こんな次第で、非接地側をつなぐと、先の画像となります。
後は、負荷部分とスイッチとを、つなげるだけです。
左上の「ロ」のランプレセプタクルと左下の「イ」の引掛けシーリングと、各スイッチとの接続ですが、黒と赤のどっちでつなげても構いません。
本試験では、逡巡する時間はありません。
よって、練習のときに、たとえば、(オレは、ロは黒黒赤で、イは黒赤白でつなげる)といった感じで、自分なりに作業を『確定』しておきましょう。
個人的には、使用テキストの組み方を、そっくりそのまま真似するのが、精神的に一番落ち着くと思います。
該当箇所の線を引くと、先の画像のようになります。
先の画像をまとめると…、
…となります。
特に、本問は、問題ないかと思います。
本問は、実際の施工の方が厳しいので、複線図は、速攻で書けるように、練習しておきましょう。
以上、候補問題NO.12の複線図の書き方でした。
ところで、本問の「候補問題」の『解説』は、「こちら」です。
最後に、技能試験の教材については「第2種電気工事士・技能試験のテキスト・教材・工具」に述べているのですが、文系ド素人にとって、あると便利なものを紹介します。
たとえば…、
「ホーザン 合格クリップ」や、
「ホーザン 合格ゲージ P-925」や、
「ホーザン 合格配線チェッカー Z-22」です。
絶対に必要かというとそうではありませんが、「手助け」にはなるので、万全を尽くしたい方は参考にしてみてください。
「第2種電気工事士:独学資格ガイド」でも述べていますが、2電工は圧倒的な求人数を誇る優良資格で、人生の保証・保険になる資格です。わたし個人、とって本当に損がなかったと、ひしひし感じています。何か資格でも、とお考えの方は、いの一番に2電工を推薦します。
先述したように、文系・電気ド素人でも、試験に巨大なハンデはないので、食わず嫌いをせず、挑戦してみてください。
第2種電気工事士に関するこまごましたことは、ブログにも投稿しています。興味のある方は、「第2種電気工事士:ブログ記事」をばご参考ください。
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