2022年度(令和4年度)の2電工・技能試験の候補問題の複線図の対策ページ。このページでは、「NO.13」の複線図の書き方を「画像」にして提供する。本問の複線図は、「自動点滅器(A)」です。当該自動点滅器(A)の固有部分を憶えてしまってください。後の作業はカンタンです。合格できる候補問題なので、確実に、複線図を書けるようになっておきましょう。
「複線図」の書き方ですが、当方では…、
①接地側:電灯(負荷)とコンセントをつなぐ。
②非接地側:点滅器(スイッチ)とコンセントをつなぐ。
③残りをつなぐ。
…という順序でやっていきます。
憶え方としては、「デンコ テンコ」です。
「デンコ」は、「“電”灯と“コン”セント」です。
「テンコ」は、「“点”滅器と“コン”セント」です。
なお、複線図を書く順番は、決まっていないので、お使いのテキストに準拠してください。
候補問題のNO.13の複線図の「自動点滅器(A)」ですが、他の候補問題にはない、「固有部分」があります。
とはいえ、要領的には、カンタンなので、つなげ方を暗記してしまえば、事が済みます。
技能試験ですが、試験開始の10~15分くらいの間、配布された材料がキチンとそろっているかの確認タイムがあります。
つまり、試験の開始前に、受ける候補問題が何なのかがわかってしまうのです。
そこで、本試験にて、当該候補問題に当たったなら、材料チェックと同時に、本問の「固有部分」である「自動点滅器(A)」の書き方を、記憶から引っ張り出してきてください。
たとえば、(1:黒、2:白白、3:黒、1と2が電源線、2と3は施工省略部分だったな…)くらいに、頭に思い浮かべるってな次第です。
んで、試験が始まったら、速攻で、白紙部分に、先の画像のようなものを書き出す、ってな塩梅です。
こういう卑怯なやり方を駆使すれば、本問は、まずもって大丈夫です。
固有部分対策が終われば、後は、おなじみの作業です。
次に、電源線の接地側(白)です。
接地側は、「デンコ」なので、「電灯(負荷)」と「コンセント」をつなぎます。
いつものように、「イ」の「引掛けシーリング(丸形)」と「コンセント」を、接地側の白線とつなぎましょう。
ここまでは、定番の作業なので、まったく問題ないはずです。
問題は、本問の固有部分である「自動点滅器(A)」です。
ここは、「暗記」の一手です。
先に書き出したメモを元に、「電源線の白‐Aの2」と、つなげてください。
こんな次第で、接地側だけをつないだものが、先の画像となります。
次は、非接地側(黒)の作業です。
非接地側は、「テンコ」なので、「点滅器(スイッチ)」と「コンセント」をつなぎます。
ふつうに、スイッチの「イ」とコンセントをつなげるだけです。
さて、固有部分の「自動点滅器(A)」ですが、「自動“点滅器”」なので、「点滅器(スイッチ)」扱いです。
よって、電源線の非接地側の「黒」と、つなげる必要があります。
ここは、先に述べたように、「暗記」で凌ぎましょう。
先に書き出したメモを元に、「電源線の黒‐Aの1」と、つなげてください。
こんな次第で、非接地側をつなぐと、先の画像となります。
後は、負荷部分とスイッチとを、つなげるだけです。
まず、「イ」のランプレセプタクルとスイッチをつなげます。
「色」は、気にしなくていいです。
他の色は、もう既に使われているので、その「色」にならざるを得ないためです。
後は、固有部分ですが、先と同様に「暗記」です。
「2は白、3は黒」で、施工省略部分をつなげましょう。
要領さえわかれば、まったく問題ないはずです。
該当箇所の線を引くと、先の画像のようになります。
先の画像をまとめると…、
…となります。
本問は、「自動点滅器(A)」が難関ですが、書き方の「暗記」で、十分に凌げます。
おおむね、端子台で代用されますが、「2」の「1つのところに、2本の電線を入れる」のは、そう数のない作業です。
当該自動点滅器(A)のところは、晩酌がてら、何回も練習して慣れて、戸惑わないようになっておきましょう。
以上、候補問題NO.13の複線図の書き方でした。
候補問題は、これで終了です。お疲れ様でした!
ところで、本問の「候補問題」の『解説』は、「こちら」です。
最後に、技能試験の教材については「第2種電気工事士・技能試験のテキスト・教材・工具」に述べているのですが、文系ド素人にとって、あると便利なものを紹介します。
たとえば…、
「ホーザン 合格クリップ」や、
「ホーザン 合格ゲージ P-925」や、
「ホーザン 合格配線チェッカー Z-22」です。
絶対に必要かというとそうではありませんが、「手助け」にはなるので、万全を尽くしたい方は参考にしてみてください。
「第2種電気工事士:独学資格ガイド」でも述べていますが、2電工は圧倒的な求人数を誇る優良資格で、人生の保証・保険になる資格です。わたし個人、とって本当に損がなかったと、ひしひし感じています。何か資格でも、とお考えの方は、いの一番に2電工を推薦します。
先述したように、文系・電気ド素人でも、試験に巨大なハンデはないので、食わず嫌いをせず、挑戦してみてください。
第2種電気工事士に関するこまごましたことは、ブログにも投稿しています。興味のある方は、「第2種電気工事士:ブログ記事」をばご参考ください。
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