令和6年度(2024年度)山形県 登録販売者試験の過去問と解説。本問は、「医薬品」の「漢方処方製剤(鎮痛)」についての出題です。あまり出ない「鎮痛」の漢方処方製剤の出題で、そこそこの難易度です。「芍薬甘草湯」だけは、押さえておきましょう。
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本問の難易度は、「難」です。
選択肢aの「呉茱萸湯 は、体力に関わらず使用でき、筋肉の急激 な痙攣を伴う痛みのあるもののこむらがえり、筋肉 の痙攣、腹痛、腰痛に適すとされる。」ですが、誤った記述です。
「呉茱萸湯」ですが、体力規定(虚実)は、「体力中等度以下 」です。
選択肢の言うような「体力に関わらず使用でき」で、そして、キーワードが「こむらがえり」なのは、「芍薬甘草湯 」です。
なお、「呉茱萸湯」については、選択肢dを見てください。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢bの「桂枝加朮附湯 は、体力虚弱で、汗が出、手足が冷えてこわばり、ときに尿量が少な いものの関節痛、神経痛に適すとされる。」ですが、正しい記述です。
「桂枝加朮附湯 」の正しい記述です。
余裕があれば、押えておきましょう。
「体力虚弱」の点だけ憶えるのも一手です。「体力虚弱 」を参考にしてください。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢cの「薏苡仁湯 は、体力中等度で、関節や筋肉のはれや痛みがあるものの関節痛、筋肉痛、 神経痛に適すとされる。」ですが、正しい記述です。
「薏苡仁湯 」の正しい記述です。
余裕があれば、押えておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢dの「芍薬甘草湯 は、体力中等度以下で、手足が冷えて肩がこり、ときにみぞおちが膨満 するものの頭痛、頭痛に伴う吐きけ ・嘔 吐、しゃっくりに適すとされる」ですが、誤った記述です。
「芍薬甘草湯 」ですが、選択肢aで見た漢方処方製剤です。
「心臓病避ける」という禁忌があります。
選択肢の説明に当たる漢方処方製剤は、「呉茱萸湯」です。
よって、選択肢は、「誤」となります。
「a」は「誤」です。
「b」は「正」です。
「c」は「正」です。
「d」は「誤」です。
「正しい組み合わせ」は…、
正解:3
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
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