登録販売者 山形県 過去問+解説 令和6年度(2024年度)午前第44問

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 令和6年度(2024年度)山形県 登録販売者試験の過去問と解説。本問は、「医薬品」の「婦人薬の相互作用及び受診勧奨」についての問題です。婦人薬の受診勧奨と相互作用からのフル出題です。テキストは、遺漏なく、精読しておくべきです。わからなかったものは、復習しておきましょう。

山形県 午前第44問‐婦人薬の相互作用及び受診勧奨

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

選択肢a

 選択肢aの「医師の治療を受けている人では、婦人薬を使用する前に、その適否につき、治療を 行っている医師又は処方薬の調剤を行った薬剤師に相談がなされるべきである。」ですが、正しい記述です。

 そのとおりの記述です。

 相互作用等あるので、そうした方がいいですよね。ちなみに、手引きには…、

 「何らかの疾患(婦人病に限らない。)のため医師の治療を受けている場合には、婦人薬の使用 が治療中の疾患に悪影響を及ぼすことがあり、」

 「また、動悸 や息切れ、めまい、のぼせ等の症状 が、治療中の疾患に起因する可能性や、処方された薬剤の副作用である可能性も考えられる。」

 …とあります。

 他県でもよく出るようになった記述です。きちんと見ておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢b

 選択肢bの「内服で用いられる婦人薬では、通常、複数の生薬成分が配合されている場合が多く、 他の婦人薬、生薬成分を含有する医薬品が併用された場合、効き目が強すぎたり、副 作用が起こりやすくなるおそれがある」ですが、正しい記述です。

 そのとおりの記述です。

 手引きには…、

 「内服で用いられる婦人薬では、通常、複数の生薬成分が配合されている場合が多 く、」

 「他の婦人薬、生薬成分を含有する医薬品(鎮静薬、胃腸薬、内用痔 疾用薬、滋養強壮保健 薬、漢方処方製剤等)が併用された場合、同じ生薬成分又は同種の作用を示す生薬成分が重複 摂取となり、効き目が強すぎたり、副作用が起こりやすくなるおそれがある」

 …とあります。

 テキストで確認しておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢c

 選択肢cの「更年期障害の不定愁訴とされるのぼせやほてり等の症状については、心臓や甲状腺 の病気でも起こることがあり、そのような原因が見出された場合には、その治療が優 先される必要がある。」ですが、正しい記述です。

 そのとおりの記述です。

 手引きには…、

 「頭痛やうつ状態、動悸・息切れ等の更年期障害の不定愁訴とされる症状の背景に、原因とな る病気が存在する可能性もある。」

 「うつ状態については、うつ病等が背景に隠れている場合もあ る。」

 「そして、動悸・息切れが心疾患による症状のおそれもある。」

 「のぼせやほてり等の症状につ いては、高血圧や心臓、甲状腺の病気でも起こることがある。」

 「更年期は様々な病気が起こりや すい年齢でもあり、そのような原因が見いだされた場合には、その治療が優先される必要があ る。」

 …とあります。

 よく出るようになった記述です。テキストで確認しておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢d

 選択肢dの「月経以外の不規則な出血(不正出血)がある場合には、すみやかに医療機関を受診 して専門医の診療を受けるなどの対応が必要である。」ですが、正しい記述です。

 これも、そのとおりの記述です。

 難しく考えないで、解答してください。

 よって、選択肢は、「正」となります。

 なお、手引きには…、

 「おりものは女性の生殖器からの分泌物で、卵巣が働いている間は、程度の差はあるものの、 ほとんどの女性にみられる。」

 「おりものの量が急に増えたり、膿のようなおりもの、血液が混じ ったおりものが生じたような場合には、膣 や子宮に炎症や感染症を起こしている可能性がある。」

 「特に、月経以外の不規則な出血(不正出血)がある場合には、すみやかに医療機関を受診して 専門医の診療を受けるなどの対応が必要である。」

 …とあります。

答え

 「a」は「正」です。

 「b」は「正」です。

 「c」は「正」です。

 「d」は「正」です。

 「正しい組み合わせ」は、

 正解:4

 さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。

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医薬品

 21問:かぜ薬

 22問:痛みが起こる仕組み

 23問:解熱鎮痛薬

 24問:漢方処方製剤(鎮痛)

 25問:眠気を促す薬

 26問:カフェイン

 27問:乗物酔い防止薬

 28問:鎮咳去痰薬

 29問:口腔咽喉薬及び含嗽薬

 30問:胃に作用する薬

 31問:止瀉薬

 32問:腸に作用する薬

 33問:駆虫薬

 34問:心臓に作用する生薬

 35問:心臓に作用する薬

 36問:高コレステロール改善薬

 37問:貧血

 38問:貧血用薬

 39問:鉄製剤

 40問:循環器用薬

 41問:外用痔疾用薬

 42問:泌尿器用薬

 43問:月経及び婦人薬

 44問:婦人薬の相互作用及び受診勧奨

 45問:内服アレルギー用薬

 46問:鼻炎用点鼻薬

 47問:眼科用薬

 48問:眼科用薬の配合成分

 49問:皮膚に用いる薬

 50問:外皮用薬の配合成分の副作用

 51問:外皮用薬の配合成分

 52問:歯痛・歯槽膿漏薬

 53問:口内炎及び口中に用いる薬

 54問:禁煙補助剤

 55問:ビタミン主薬製剤

 56問:滋養強壮保健薬

 57問:漢方の特徴・基本的な考え方

 58問:生薬成分

 59問:消毒薬

 60問:一般用検査薬

令和6年度 山形県 科目別

 ・インデックス

 ・医薬品に共通する特性と基本的な知識(第1~第20問)

 ・主な医薬品とその作用(第21~第60問)

 ・人体の働きと医薬品(午後1~第20問)

 ・薬事に関する法規と制度(午後21~第40問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(午後41問~第60問)

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

 過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。

こまごましたもの

 登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。

 興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。

 そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。

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