令和6年度(2024年度)山形県 登録販売者試験の過去問と解説。本問は、「医薬品」の「内服アレルギー用薬」についての問題です。難しいところはありません。基礎や基本ばかりの出題です。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢aの「アレルゲン(抗原)が皮膚や粘膜から体内に入り込むと、その物質を特異的に認識 した免疫グロブリン(抗体)によって肥満細胞が刺激され、ヒスタミンやプロスタグ ランジン等の物質が遊離する。」ですが、正しい記述です。
「アレルゲン(抗原)」の正しい記述です。
手引きには…、
「アレルゲンが皮膚や粘膜から体内に入り込むと、その物質を特異的に認識した免疫グロブリン (抗体)によって肥満細胞が刺激され、細胞間の刺激の伝達を担う生理活性物質であるヒスタ ミンやプロスタグランジン等の物質が遊離する。」
「肥満細胞から遊離したヒスタミンは、周囲の器 官や組織の表面に分布する特定のタンパク質(受容体)と反応することで、血管拡張(血管の容 積が拡張する)、血管透過性亢進(血漿タンパク質が組織中に漏出する)等の作用を示す」
…とあります。
こういう記述も出ます。
「肥満細胞」が脂肪細胞とかに変えられそうです。また、カタカナ語句も出そうです。
過去問に出たことは、甘く見てはいけないので、精読しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢bの「トラネキサム酸は、皮膚や鼻粘膜の炎症を和らげることを目的として、配合されて いる場合がある」ですが、正しい記述です。
「トラネキサム酸」ですが、「抗炎症成分」です。
「内服アレルギー用薬 抗炎症成分のまとめ・リンク(グリチルリチン酸二カリウム、グリチルリチン酸、グリチルリチン酸モノアンモニウム、トラネキサム酸)」も、参考にしてください。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢cの「抗ヒスタミン成分として、フェニレフリン塩酸塩が配合されている場合がある。」ですが、誤った記述です。
選択肢の言う「フェニレフリン塩酸塩」は、「アドレナリン作動成分」です。
「抗ヒスタミン成分」には、「クロルフェニラミンマレイン酸塩」などがあります。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢dの「クロルフェニラミンマレイン酸塩は、交感神経系を刺激して鼻粘膜の血管を収縮さ せることによって、鼻粘膜の充血や腫れを和らげることを目的として、配合されてい る場合がある」ですが、誤った記述です。
選択肢の言うような「交感神経系を刺激して鼻粘膜の血管を収縮」な成分は、「アドレナリン作動成分」です。「プソイドエフェドリン塩酸塩」などがあります。
「クロルフェニラミンマレイン酸塩」は、「抗ヒスタミン成分」です。
よって、選択肢は、「誤」となります。
「a」は「正」です。
「b」は「正」です。
「c」は「誤」です。
「d」は「誤」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解:1
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
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