本問は、「医薬品」の「殺虫剤・忌避剤」についての問題です。マイナーな殺虫成分や、これまた、これまでに出題実績の乏しかった殺虫剤の剤形の問題です。解けないかと思います。過去問に出たことは、甘く見てはいけないので、復習だけはしておきましょう。
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本問の難易度は、「やや難」です。
選択肢aの「殺虫補助成分とは、それ自体の殺虫作用は弱いか、又はほとんどないが、殺虫成 分とともに配合されることにより殺虫効果を高める成分であり、ピリプロキシフェ ンやジフルベンズロンなどがある。」ですが、誤った記述です。
選択肢の言う「ピリプロキシフェン」や「ジフルベンズロン」は、「昆虫成長阻害成分」です。
「殺虫補助成分」には、「ピペニルブトキシド(PBO)」や「チオシアノ酢酸イソボルニル(IBTA)」が該当します。
こういうマイナー成分が問われるようになっています。
遺漏なく、テキストを精読しておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢bの「スプレータイプの忌避剤を使用した場合、塗りむらがあると忌避効果が落ちるた め、手で塗り拡げるなどして、必要以上に使用しないことが重要である。」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
「使用上の注意」は、頻出論点なので、必ず、テキストを精読しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢cの「蒸散剤は空間噴射の殺虫剤であり、容器中の医薬品を煙状又は霧状にして一度に 全量放出させて使用する。」ですが、誤った記述です。
選択肢の言う「蒸散剤」は、「殺虫成分を基剤に混ぜて整形し、加熱したとき又は常温で徐々に揮散するようにしたもの」です。
選択肢の言う「空間噴射の殺虫剤」は、「燻蒸剤」です。
過去問に出たことは、甘く見てはいけないので、押えておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢dの「乳剤タイプの殺虫剤は原液を水で希釈して使用するもので、包装単位が大きい製 品が多く、通常、個人で用いるよりも地域ぐるみの害虫駆除で使用される」ですが、正しい記述です。
「乳剤」の正しい記述です。
繰り返しますが、過去問に出たことは、甘く見てはいけないので、復習だけはしておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
「a」は「誤」です。
「b」は「正」です。
「c」は「誤」です。
「d」は「正」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解:4
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
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