本問は、「医薬品」の「皮膚に用いる薬の配合成分」についての問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢aの「ケトプロフェンには、殺菌作用があり、皮膚感染症に対して効果がある。」ですが、誤った記述です。
「ケトプロフェン」は、「非ステロイド性抗炎症成分」で、殺菌作用はありません。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢bの「一般用医薬品のインドメタシンを主薬とする外皮用薬は、小児への使用について有効性・安全性が確認されているため、 11 歳未満の小児に使用できる。」ですが、誤った記述です。
ずっこける選択肢です。
間違っているのは、「小児への使用について有効性・安全性が確認されているため、 11 歳未満の小児に使用できる。」のところです。
「インドメタシン」ですが、手引きには…、
「小児への使用については有効性・安全性が確認されておらず、」
「インドメタシンを主薬とする外皮用薬では、11歳未満の小児(インドメタシン含量1%の貼付剤では15歳未満の小児)、その他の成分を主薬とする外用鎮痛薬では、15歳未満の小児向けの製品はない。」
…となっています。
数字は、常に狙われています。「医薬品の数字9」を一読をば。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢cの「ピロキシカムは、光線過敏症の副作用を生じることがあり、野外活動が多い人で は、他の抗炎症成分が配合された製 品を選択することが望ましい。」ですが、正しい記述です。
「ピロキシカム」の正しい記述です。
手引きには…、
「今のところ重篤なものは知られていないが、」
「光線過敏症の副作用を生じることがあり、野外活動が多い人では、他の抗炎症成分が配合された製品を選択する ことが望ましい。」
「このほか、副作用として腫れ、かぶれ、水疱、落屑(皮膚片の細かい脱 落)などが現れることがある。」
…とあります。
副作用は、どんなものでも出るようになっているので、遺漏なく、テキストに当たっておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢dの「デキサメタゾンは、外用の場合、末梢組織(患部局所)における炎症を抑える作用を示し、特に、痒みや発赤などの皮膚症状を抑えることを目的として用いられる。」ですが、正しい記述です。
「ステロイド性抗炎症成分」の「デキサメタゾン」の正しい記述です。
選択肢の記述は、当該デキサメタゾンのみに限定されるものでなく、「プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル」などの「ステロイド性抗炎症成分」に共通するものです。
テキストを精読しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
「a」は「誤」です。
「b」は「誤」です。
「c」は「正」です。
「d」は「正」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解:5
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
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