15問‐奈良県 過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、「基本知識」の「セルフメディケーション」についての出題です。手引きの「注記」からの出題で、癖が強いです。ほとんど出題実績のない問題なので、所見では手ごわいでしょう。解けなくはないです。過去問に出たことは、甘く見てはいけないので、復習だけはしておきましょう。

15問‐セルフメディケーション

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「やや難」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

解説

 本問は、手引きの「注記」からの出題です。

 癖があるので、復習だけはしておきましょう。

 手引きには…、

 「世界保健機関(WHO:World Health Organization)によれば、セルフメディケーションとは、「自分自身の健康に責任を持ち、軽度な身体の不調は自分で手当てする」こととされている」

 …とあります。

 よって、「2」が正解となります。

選択肢1

 選択肢1の「治療法などについて、十分な説明を受けた上で、患者自身が正しく理解し納得して、 同意すること。」ですが、セルフメディケーションではないです。

 「患者自身」とあるので、「医師」が前提にあることが読み取れます。

 医師の治療があるので、「自分で手当てする」からは、遠いです。

選択肢3

 選択肢3の「患者自身が医師から処方された薬を指示通り正しく確実に服用し、注意事項を守 ること」ですが、セルフメディケーションではないです。

 「医師から」とあるので、「セルフ」からは、遠いですね。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢4

 選択肢4の「一人の医師の意見だけで決めてしまわずに、別の医師の意見も聞いて患者自身が治 療法などを決めること」ですが、セルフメディケーションではないです。

 選択肢の説明は、いわゆる「セカンドオピニオン」ですね。

答え

 「1」は「誤」です。

 「2」は「正」です。

 「3」は「誤」です。

 「4」は「誤」です。

 「正しいもの」は…、

 正解:2

 さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。

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基本知識

 1問:医薬品の本質

 2問:医薬品のリスク評価

 3問:健康食品

 4問:医薬品の副作用

 5問:アレルギー(過敏反応)

 6問:不適正な使用と有害事象

 7問:医薬品の相互作用

 8問:医薬品と食品との飲み合わせ

 9問:小児等

 10問:高齢者

 11問:妊婦等

 12問:医療機関で治療を受けている人

 13問:プラセボ効果

 14問:医薬品の品質

 15問:セルフメディケーション

 16問:医薬品選択と受診勧奨

 17問:販売時のコミュニケーション

 18問:薬害及び医薬品の副作用

 19問:スモン及びスモン訴訟

 20問:HIV訴訟

令和3年度 奈良県

 ・インデックス

 ・医薬品に共通する特性と基本的な知識(午前:第1~第20問)

 ・人体の働きと医薬品(午前:第21~第40問)

 ・薬事に関する法規と制度(午前:第41~第60問)

 ・主な医薬品とその作用(午後:第1~第40問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(午後:第41問~第60問)

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

 過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。

こまごましたもの

 登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。

 興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。

 そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。

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