午前第50問‐宮城県 令和4年度(2022年度)過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 令和4年度(2022年度)宮城県 登録販売者試験の過去問と解説。本問は、「医薬品」の「皮膚に用いる薬」についての問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。

午前第50問‐皮膚に用いる薬

 

 (クリックして拡大。)

難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

選択肢a

 選択肢aの「皮膚に温感刺激を与え、末梢血管を収縮させて患部の血行を促す効果を期待して、 カプサイシン が配合されている場合がある。」ですが、誤った記述です。

 ずっこける問題です。

 間違っているのは、「末梢血管を収縮させて」のところです。

 正しくは、「末梢血管を拡張させて」です。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

 なお、前半部分の「皮膚に温感刺激を与え」のところは、正しいです。

 「カプサイシン」ですが、「温感刺激成分」です。

選択肢b

 選択肢bの「ケトプロフェンが配合された外皮用薬を使用している間及び使用後 は、当分の間、 塗布部が紫外線に当たるのを避ける必要がある」ですが、正しい記述です。

 「ケトプロフェン」の正しい記述です。

 当該は、使用上の注意が多々あるので、何度も、テキストの記述に当たってください。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢c

 選択肢cの「インドメタシンを主薬とする外皮用薬には、11歳未満の小児向けの製品はない。」ですが、正しい記述です。

 「インドメタシン」の正しい記述です。

 選択肢の言うように、当該インドメタシンは、「11歳未満の小児向けの製品はない」となっています。

 手引きには…、

 「小児への使用については有効性・安全性が確認されておらず、インドメタシンを主薬とする外皮用薬では、11歳未満の小児(インドメタシン含量1%の貼付剤では15歳未満の小児)、」

 「その他の成分を主薬とする外用鎮痛薬では、15歳未満の小児向けの製品はない。」

 …とあります。

 数字は、常に狙われています。「医薬品の数字9」を一読をば。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢d

 選択肢dの「ステロイド性抗炎症成分を含有する 外皮用の一般用医薬品は、広範囲に生じた皮膚症状を対象とするものである。」ですが、誤った記述です。

 間違っているのは、「広範囲に生じた皮膚症状を対象とするものである」のところです。

 正しくは、「広範囲に生じた皮膚症状を対象とするものではない」です。

 手引きには…、

 「外皮用薬で用いられるステロイド性抗炎症成分は、体の一部分に生じた湿疹、皮膚炎、かぶれ、あせも、虫さされ等の一時的な皮膚症状(ほてり・腫れ・痒み等)の緩和を目的とするものであり、」

 「広範囲に生じた皮膚症状や、慢性の湿疹・皮膚炎を対象とするものではない

 …とあります。

 「使用上の注意」は、頻出論点なので、必ず、テキストを精読しておきましょう。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

答え

 「a」は「誤」です。

 「b」は「正」です。

 「c」は「正」です。

 「d」は「誤」です。

 「正しい組み合わせ」は、

 正解:5

 さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。

 >>> 次の問題へ。

医薬品

 21問:漢方処方製剤 かぜ

 22問:かぜ薬成分

 23問:解熱鎮痛薬

 24問:解熱鎮痛薬の配合成分

 25問:眠気を防ぐ薬

 26問:乗物酔い防止薬

 27問:生薬 小児鎮静薬

 28問:鎮咳去痰薬

 29問:生薬 鎮咳去痰薬

 30問:口腔咽喉薬・含嗽薬

 31問:胃腸の薬の配合成分

 32問:瀉下薬の配合成分

 33問:止瀉薬の配合成分

 34問:漢方処方製剤 腸の不調

 35問:胃腸鎮痛鎮痙薬

 36問:浣腸薬及びその配合成分

 37問:生薬 強心薬

 38問:血中コレステロール

 39問:貧血及び貧血用薬

 40問:循環器用薬

 41問:外用痔疾用薬

 42問:内用痔疾用薬

 43問:生薬 泌尿器用薬

 44問:漢方処方製剤 婦人薬

 45問:抗ヒスタミン成分

 46問:アレルギー及びアレルギー用薬

 47問:鼻炎用点鼻薬

 48問:眼科用薬

 49問:殺菌消毒成分

 50問:皮膚に用いる薬

 51問:歯痛・歯槽膿漏薬

 52問:口内炎及び口内炎用薬

 53問:禁煙補助剤

 54問:ビタミン成分

 55問:滋養強壮保健薬

 56問:漢方処方製剤

 57問:生薬成分

 58問:感染症及び消毒薬

 59問:有機リン系殺虫成分

 60問:尿糖・尿タンパク検査薬

令和4年度 宮城県 科目別

 ・インデックス

 ・医薬品に共通する特性と基本的な知識(第1~第20問)

 ・主な医薬品とその作用(第21~第60問)

 ・人体の働きと医薬品(午後1~第20問)

 ・薬事に関する法規と制度(午後21~第40問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(午後41問~第60問)

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

 過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。

こまごましたもの

 登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。

 興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。

 そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。

みんなとシェアする