令和4年度(2022年度)宮城県 登録販売者試験の過去問と解説。本問は、「医薬品」の「皮膚に用いる薬」についての問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢aの「皮膚に温感刺激を与え、末梢血管を収縮させて患部の血行を促す効果を期待して、 カプサイシン が配合されている場合がある。」ですが、誤った記述です。
ずっこける問題です。
間違っているのは、「末梢血管を収縮させて」のところです。
正しくは、「末梢血管を拡張させて」です。
よって、選択肢は、「誤」となります。
なお、前半部分の「皮膚に温感刺激を与え」のところは、正しいです。
「カプサイシン」ですが、「温感刺激成分」です。
選択肢bの「ケトプロフェンが配合された外皮用薬を使用している間及び使用後 は、当分の間、 塗布部が紫外線に当たるのを避ける必要がある」ですが、正しい記述です。
「ケトプロフェン」の正しい記述です。
当該は、使用上の注意が多々あるので、何度も、テキストの記述に当たってください。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢cの「インドメタシンを主薬とする外皮用薬には、11歳未満の小児向けの製品はない。」ですが、正しい記述です。
「インドメタシン」の正しい記述です。
選択肢の言うように、当該インドメタシンは、「11歳未満の小児向けの製品はない」となっています。
手引きには…、
「小児への使用については有効性・安全性が確認されておらず、インドメタシンを主薬とする外皮用薬では、11歳未満の小児(インドメタシン含量1%の貼付剤では15歳未満の小児)、」
「その他の成分を主薬とする外用鎮痛薬では、15歳未満の小児向けの製品はない。」
…とあります。
数字は、常に狙われています。「医薬品の数字9」を一読をば。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢dの「ステロイド性抗炎症成分を含有する 外皮用の一般用医薬品は、広範囲に生じた皮膚症状を対象とするものである。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「広範囲に生じた皮膚症状を対象とするものである」のところです。
正しくは、「広範囲に生じた皮膚症状を対象とするものではない」です。
手引きには…、
「外皮用薬で用いられるステロイド性抗炎症成分は、体の一部分に生じた湿疹、皮膚炎、かぶれ、あせも、虫さされ等の一時的な皮膚症状(ほてり・腫れ・痒み等)の緩和を目的とするものであり、」
「広範囲に生じた皮膚症状や、慢性の湿疹・皮膚炎を対象とするものではない」
…とあります。
「使用上の注意」は、頻出論点なので、必ず、テキストを精読しておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
「a」は「誤」です。
「b」は「正」です。
「c」は「正」です。
「d」は「誤」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解:5
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
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