本問は、「医薬品」の「漢方処方製剤の症状・体質と重篤な副作用」についての問題です。全ての選択肢が生薬なので、勉強していない人はお手上げでしょう。できなければ、「捨て問」です。ただ、解きようはあります。
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本問の難易度は、「難」です。
選択肢1の「黄連解毒湯‐体力虚弱で、元気がなく、胃腸の働きが衰えて、疲れやすいものの虚弱体質、疲労倦怠、病後・術後の衰弱、食欲不振、ねあせ、感冒‐肝機能障害・間質性肺炎・偽アルドステロン症」ですが、誤った記述です。
「黄連解毒湯」ですが、まれ重篤副作用は、「肝機能障害・間質性肺炎・腸間膜静脈硬化症」です。
選択肢のように、偽アルドステロン症は、ありません。
また、効能ですが、「鼻出血、不眠症、神経症、胃炎、二日酔い、血の道症、めまい、動悸 、更年期障害、湿疹 ・皮 膚炎、皮膚のかゆみ、口内炎に適す」です。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢の症状・体質は、「補中益気湯」のものです。
まあ、漢方処方製剤・生薬製剤に出てくる漢方処方製剤には、「体力虚弱」のものは「ない」ので、ここから判断できるかと思います。
そして、「体力虚弱」のものは少数なので、「体力虚弱」で、横断的に押えておきましょう。
選択肢2の「防已黄耆湯‐ 体力中等度以下で、疲れやすく、汗のかきや すい傾向があるものの肥満に伴う関節の腫れ や痛み、むくみ、多汗症、肥満症‐肝機能障害、間質性肺炎、偽アルドステロン症」ですが、正しい記述です。
「防已黄耆湯」の正しい記述です。
できれば、押えておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢3の「防風通聖散‐体力充実して、腹部に皮下脂肪が多く、便秘 がちなものの高血圧や肥満に伴う動悸 ・肩こ り・のぼせ・むくみ・便秘、蓄膿 症(副鼻腔 炎)、 湿疹 ・皮膚炎、ふきでもの(にきび)、肥満症‐肝機能障害、間質性肺炎、偽アルドステロン症、腸間膜静脈硬化症」ですが、正しい記述です。
「防風通聖散」の正しい記述です。
当該防風通聖散は、突出した出題率なので、これだけでも、押えておくべきです。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢4の「大柴胡湯‐体力が充実して、脇腹からみぞおちあたりに かけて苦しく、便秘の傾向があるものの胃炎、 常習便秘、高血圧や肥満に伴う肩こり・頭痛・ 便秘、神経症、肥満症‐肝機能障害、間質性肺炎」ですが、正しい記述です。
「大柴胡湯」の正しい記述です。
これも、押えておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢5の「清上防風湯‐体力中等度以上で、赤ら顔で、ときにのぼせ があるもののにきび、顔面・頭部の湿疹・皮 膚炎、赤鼻(酒さ)‐肝機能障害、偽アルドステロン症、腸間膜静脈硬化症」ですが、正しい記述です。
「清上防風湯」の正しい記述です。
テキストで確認しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
「1」は「誤」です。
「2」は「正」です。
「3」は「正」です。
「4」は「正」です。
「5」は「正」です。
「誤ったもの」は、
正解:1
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。
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