登録販売者 茨城県 過去問+解説 令和6年度(2024年度)第78問

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、「医薬品」の「内服アレルギー用薬2」についての問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。

茨城県 第78問‐内服アレルギー用薬2

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

選択肢a

 選択肢aの「ジフェンヒドラミン塩酸塩は、母乳を与える女性は使用を避けるか、使用する場 合には授乳を避ける必要がある。」ですが、正しい記述です。

 「抗ヒスタミン成分」の「ジフェンヒドラミン塩酸塩」の正しい記述です。

 手引きには…、

 「ジフェンヒドラミン塩酸塩、ジフェンヒドラミンサリチル酸塩等のジフェンヒドラミンを 含む成分については、」

 「吸収されたジフェンヒドラミンの一部が乳汁に移行して乳児に昏睡を 生じるおそれがあるため、母乳を与える女性は使用を避けるか、使用する場合には授乳を避 ける必要がある。」

 …とあります。

 「適正使用」の論点でもあります。「使用しない 女性系」を参考にしてください。

 そもそもが要注意成分なので、テキストを精読しておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢b

 選択肢bの「プソイドエフェドリン塩酸塩は、前立腺肥大による排尿困難の症状がある人では、 症状を悪化させるおそれがあり、使用を避ける必要がある。」ですが、正しい記述です。

 「アドレナリン作動成分」の「プソイドエフェドリン塩酸塩」の正しい記述です。

 手引きには…、

 「プソイドエフェドリン塩酸塩については、他のアドレナリン作動成分に比べて中枢神経系 に対する作用が強く、副作用として不眠や神経過敏が現れることがある。」

 「また、交感神経系に対する刺激作用によって心臓血管系や肝臓でのエネルギー代謝等への影響も生じやすく、 心臓病、高血圧、糖尿病又は甲状腺機能障害の診断を受けた人、前立腺肥大による排尿困難 の症状がある人では、症状を悪化させるおそれがあり、使用を避ける必要がある。」

 「自律神経系を介した副作用として、めまいや頭痛、排尿困難が現れることがある。」

 …とあります。

 近年になって、副作用・禁忌の出題がこれまでになく増大しています。

 ガチでテキストに当たっておきましょう。

 また、「適正使用」の論点でもあります。「次の症状がある人」も参考にしてください。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢c

 選択肢cの「ベラドンナ総アルカロイドは、鼻腔内の刺激を伝達する交感神経系の働きを抑え ることによって、鼻汁分泌やくしゃみを抑えることを目的として配合される。」ですが、誤った記述です。

 間違っているのは、「交感神経系」のところです。

 正しくは、「副交感神経系」です。

 「ベラドンナ総アルカロイド」は、「抗コリン成分」なので、「副交感神経系」の方です。

 交感神経系の刺激は、「アドレナリン作動成分」ですね。

 登録販売者試験のよくある問題です。落とさないようにしましょう。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

答え

 「a」は「正」です。

 「b」は「正」です。

 「c」は「誤」です。

 「正しい組み合わせ」は、

 正解:4

 さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。

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医薬品

 61問:かぜ及びかぜ薬(総合感冒薬)

 62問:漢方処方製剤(かぜ)

 63問:解熱鎮痛成分

 64問:眠気を促す薬

 65問:眠気を防ぐ薬(眠気防止薬)

 66問:ブロモバレリル尿素

 67問:鎮暈薬(乗物酔い防止薬)

 68問:小児の疳の生薬製剤・漢方処方製剤

 69問:鎮咳去痰薬

 70問:鎮咳去痰薬の生薬成分

 71問:口腔咽喉薬及びうがい薬(含嗽薬)

 72問:強心薬

 73問:高コレステロール改善薬

 74問:貧血用薬(鉄製剤)

 75問:循環器用薬

 76問:漢方処方製剤(婦人薬)

 77問:内服アレルギー用薬

 78問:内服アレルギー用薬2

 79問:鼻に用いる薬

 80問:一般用検査薬

 81問:胃腸に作用する薬

 82問:胃腸に作用する薬2

 83問:腸の不調に対する受診勧奨

 84問:腸の薬の配合成分

 85問:胃腸鎮痛鎮痙薬

 86問:胃腸鎮痛鎮痙薬2

 87問:浣腸薬及び駆虫薬

 88問:外用痔疾用薬

 89問:漢方処方製剤(泌尿器用薬)

 90問:眼科用薬

 91問:眼科用薬の配合成分

 92問:皮膚に用いる薬

 93問:ステロイド性抗炎症成分

 94問:歯槽膿漏薬のビタミン成分

 95問:禁煙補助剤

 96問:滋養強壮保健薬

 97問:漢方処方製剤

 98問:生薬成分

 99問:消毒薬

 100問:殺虫剤

令和6年度 茨城県 科目別

 ・インデックス

 ・薬事に関する法規と制度(第1~第20問)

 ・医薬品に共通する特性と基本的な知識(第21~第40問)

 ・人体の働きと医薬品(第41~第60問)

 ・主な医薬品とその作用(第61~第100問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(第101問~第120問)

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

 過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。

こまごましたもの

 登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。

 興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。

 そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。

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