本問は、「基本知識」の「妊婦等」についての問題です。難しいところはありません。テキストを精読し、過去問を解いていれば、穏当に取れます。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢aの「一般用医薬品において、多くの場合、妊婦が使用した場合における安全性に関す る評価が困難であるため、妊婦の使用については、添付文書において「相談するこ と」としているものが多い。」ですが、正しい記述です。
「適正使用」の「相談すること 妊婦等(妊婦又は妊娠していると思われる人)」をチェックしておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢bの「妊娠の有無やその可能性について、一般用医薬品の販売等において専門家が情報 提供や相談対応を行う際には、配慮する必要はない。」ですが、誤った記述です。
配慮すべきです。
手引きには…、
「妊娠の有無やその可能性については、購入者側にとって他人に知られたくない場合もあることから、一般用医薬品の販売等において専門家が情報提供や相談対応を行う際には、十分に配慮することが必要である」
…とあります。テキストに目を通しておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢cの「医薬品の種類によっては、授乳婦が使用した医薬品の成分の一部が乳汁中に移行 することが知られている」ですが、正しい記述です。
「適正使用」でもド定番の論点です。
たとえば、「コデインリン酸塩水和物、ジヒドロコデインリン酸塩」は、「コデインで、母乳への移行により、乳児でモルヒネ中毒が生じたとの報告があるため」に、「使用しない」となっています。
参考:使用しない 女性系
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢dの「胎児は、母体との間に存在する胎盤を通じて栄養分を受け取っており、栄養分と ともに母体の血液が胎児の血液に混ざることで母親が使用した医薬品の成分が移 行する」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「母体の血液が胎児の血液に混ざる」のところです。
正しくは、「母体の血液とが混ざらない」です。
手引きには、「胎盤には、胎児の血液と母体の血液とが混ざらない仕組み(血液-胎盤関門)がある」とあります。
んで、「母体が医薬品を使用した場合に、血液-胎盤関門によって、どの程度医薬品の成分の胎児への移行が防御されるかは、未解明のことも多い。」と続いています。
よく出るところなので、テキストを精読しておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
「a」は「正」です。
「b」は「誤」です。
「c」は「正」です。
「d」は「誤」です。
「正しい組み合わせ」は…、
正解:3
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
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