48問‐福島県 過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、「医薬品」の「点眼薬」についての問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。

48問‐点眼薬

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

選択肢a

 選択肢aの「クロルフェニラミンマレイン酸塩は、炎症を生じた眼粘膜の組織修復を促す作用を 期待して用いられる。」ですが、誤った記述です。

 「クロルフェニラミンマレイン酸塩」は、「抗ヒスタミン成分」で、「目の痒みを抑える成分」です。

 「組織修復」には、「アズレンスルホン酸ナトリウム」などがあります。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢b

 選択肢bの「グリチルリチン酸二カリウムは、比較的緩和な抗炎症作用を示す成分として用いら れる。」ですが、正しい記述です。

 「グリチルリチン酸二カリウム」は、「抗炎症成分」です。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢c

 選択肢cの「イプシロン-アミノカプロン酸は、炎症の原因となる物質の生成を抑える作用を示 し、目の炎症を改善する効果を期待して用いられる」ですが、正しい記述です。

 「イプシロン-アミノカプロン酸」の正しい記述です。

 最近の登録販売者試験は、どの県でも、あまり出なかった成分に焦点を当てている“感じ”があります。

 当該成分も、「炎症の原因となる物質の生成を抑える」ところまで、押えておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢d

 選択肢dの「パンテノールは、末梢の微小循環を促進させることにより、結膜充血、疲れ目の症 状を改善する効果を期待して用いられる。」ですが、誤った記述です。

 「パンテノール」ですが、「自律神経系の伝達物質の産生に重要な成分であり、目の調節機能の回復を促す効果を期待」されたものです。

 選択肢の言う「末梢の微小循環を促進」ウンヌンは、「ビタミンE(トコフェロール酢酸エステル等)」です。

 こういう細かい成分も出るので、テキストで確認しておきましょう。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

答え

 「a」は「誤」です。

 「b」は「正」です。

 「c」は「正」です。

 「d」は「誤」です。

 「正しい組み合わせ」は、

 正解:4

 さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。

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医薬品

 21問:かぜ(感冒)

 22問:かぜ薬成分

 23問:解熱鎮痛成分

 24問:眠気薬

 25問:カフェイン

 26問:乗物酔い防止薬

 27問:糖尿病と鎮咳去痰薬

 28問:鎮咳去痰薬

 29問:口腔咽喉薬・含嗽薬

 30問:口腔咽喉薬・含嗽薬2

 31問:ヨウ素系殺菌消毒成分

 32問:胃腸薬

 33問:腸の薬

 34問:漢方処方製剤(胃腸)

 35問:浣腸薬

 36問:強心薬

 37問:コレステロール

 38問:コレステロール改善薬

 39問:貧血及び貧血用薬

 40問:循環器用薬

 41問:痔の薬

 42問:漢方処方製剤(内用痔疾用薬)

 43問:婦人薬

 44問:漢方処方製剤(婦人薬)

 45問:アレルギー及びアレルギー用薬

 46問:内服アレルギー用薬

 47問:鼻炎用点鼻薬

 48問:点眼薬

 49問:目に用いる医薬品等

 50問:外皮用薬

 51問:抗真菌作用

 52問:毛髪用薬

 53問:歯痛薬及び歯槽膿漏薬

 54問:ニコチン及び禁煙補助剤

 55問:滋養強壮保健薬

 56問:非ステロイド性抗炎症成分

 57問:生薬成分

 58問:消毒薬

 59問:殺虫成分

 60問:妊娠検査薬

令和3年度 福島県 科目別

 ・インデックス

 ・医薬品に共通する特性と基本的な知識(第1~第20問)

 ・主な医薬品とその作用(第21~第60問)

 ・人体の働きと医薬品(第61~第80問)

 ・薬事に関する法規と制度(第81~第100問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(第101問~第120問)

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

 過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。

こまごましたもの

 登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。

 興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。

 そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。

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