第5問は、「基本知識」の「小児」の問題です。テキストを精読し、過去問演習を繰り返していれば、まず、解ける問題です。貴重な1点を確保です。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
テキストをきっちり読み込んでおけば大丈夫なはずです。
選択肢アの「形状が小児向けに作られていないことから、小児に対して使用しないよう注意を促して いる医薬品がある。」ですが、正しい記述です。
手引きには…、
「医薬品によっては、形状等が小児向けに作られていないため小児に対して使用しないこと などの注意を促している場合もある。」
「例えば、錠剤、カプセル剤等は、小児、特に乳児にそのまま飲み下させることが難しいことが多い。」
「このため、5歳未満の幼児に使用される錠剤やカプセル剤などの医薬品では、服用時に喉につかえやすいので注意するよう添付文書に記載されている。」
…とあります。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢イの「小児は、血液脳関門が未発達のため、吸収されて循環血液中に移行した医薬品の成分が 脳に達しやすく、中枢神経系に影響を与える医薬品で副作用を起こしやすい」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。ですから、「小児」への医薬品の使用には、注意しなければならないのです。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢ウの「保護者が自己の判断により、家庭で常備している成人用の医薬品を減量して小児に与え ても差し支えない」ですが、誤った記述です。
よく出る「誤った薬の常識」です。
たとえば、「アスピリン」などは、「外国において、ライ症候群の発症との 関連性が示唆されているため」、「15歳未満の小児には使用しない」となっています。
よって、たとえ、大人の用量の半分にしても、不適切となります。
参考:使用しない 小児
また、手引きには…、
「アスピリン、サザピリン、イブプロフェンについては、一般用医薬品では、小児に対してはいかなる場合も使用しないこととなっている」
…とあります。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢エの「小児の肝臓や腎臓の機能は成人と変わらないため、医薬品の作用や副作用がより強く出 ることはない」ですが、誤った記述です。
手引きには…、
「肝臓や腎臓の機能が未発達であるため、医薬品の成分の代謝・排泄 に時間がかかり、作用が強く出過ぎたり、副作用がより強く出ることがある」
…とあります。
「適正使用」には、「使用しない 小児」という論点があるのも、このためです。
よって、選択肢は、「誤」となります。
「a」は「正」です。
「b」は「正」です。
「c」は「誤」です。
「d」は「誤」です。
「正しい組み合わせ」は…、
正解:2
もし、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が上がります。
1問:副作用・・・「ふつう」。
2問:医薬品の使用・・・「ふつう」。
3問:相互作用・・・「ふつう」。
4問:医薬品の基準・・・「ふつう」。
5問:小児・・・「ふつう」。
6問:高齢者・・・「ふつう」。
7問:プラセボ効果・・・「ふつう」。
8問:医薬品の品質・・・「ふつう」。
9問:一般用医薬品の役割・・・「ふつう」。
10問:妊婦等・・・「ふつう」。
11問:医薬品の本質・・・「ふつう」。
12問:販売時のコミュニケーション・・・「ふつう」。
13問:一般用医薬品の対処範囲・・・「ふつう」。
14問:医薬品のリスク評価・・・「ふつう」。
15問:販売時のコミュニケーション・・・「ふつう」。
16問:健康食品・・・「ふつう」。
17問:医薬品による副作用・・・「ふつう」。
18問:サリドマイド製剤及びサリドマイド訴訟・・・「ふつう」。
19問:スモン及びスモン訴訟・・・「ふつう」。
20問:クロイツフェルト・ヤコブ病・・・「ふつう」。
苦手科目の克服等には、以下の科目別リンクを利用してください。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
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