78問‐福岡県 R1年度(2019年度)過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、貧血・貧血用薬についての問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。

78問‐貧血・貧血用薬

 

 (クリックして拡大。)

難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

解説:ア

 アの「鉄分は、赤血球が酸素を運搬する上で重要なヘモグロビンの産生に不可欠なミネラルであり、鉄分の摂取不足を生じると、ただちに貧血の症状が現れる。」ですが、誤った記述です。

 鉄分が不足したからといって、即、貧血になるわけではありません。

 テキストで確認しておきましょう。

 よって、選択肢の「ア」は、「誤」と相なります。

解説:イ

 イの「銅は、ヘモグロビンの産生過程で、鉄の代謝や輸送に重要な役割を持つため、補充した鉄分を利用してヘモグロビンが産生されるのを助ける目的で、貧血用薬に硫酸銅が配合されている場合がある。」ですが、正しい記述です。

 「」などを、参考にしてみてください。

 「銅」という誰もが知っている物だからこそ、出題される可能性があるので、キッチリ、押えておいてください。

 よって、選択肢の「イ」は、「正」と相なります。

解説:ウ

 ウの「マンガンは、糖質・脂質・タンパク質の代謝をする際に働く酵素の構成物質であり、エネルギー合成を促進する目的で、貧血用薬に硫酸マンガンが配合されている場合がある。」ですが、正しい記述です。

 「マンガン」などを、参考にしてみてください。

 先の「銅」で述べたように、誰でも知ってそうな名前だからこそ、出ます。テキストを精読しておきましょう。

 よって、選択肢の「ウ」は、「正」と相なります。

解説:エ

 エの「貧血には、ビタミン欠乏性貧血や鉄欠乏性貧血があるが、鉄製剤でいずれの貧血も改善できる。」ですが、誤った記述です。

 貧血用薬(鉄製剤)は、鉄欠乏性貧血に効きますが、ビタミン欠乏性貧血には、効きません。

 常識的に判断できるかと思います。

 よって、選択肢の「エ」は、「誤」と相なります。

答え

 「ア」は「誤」です。

 「イ」は「正」です。

 「ウ」は「正」です。

 「エ」は「誤」です。

 正解:4

 さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。

 >>> 次の問題へ。

医薬品

 61問:かぜ薬・・・「ふつう」。

 62問:かぜ薬抗炎症成分・・・「ふつう」。

 63問:漢方処方製剤・・・「難」。

 64問:解熱鎮痛薬1・・・「やや難」。

 65問:解熱鎮痛薬2・・・「ふつう」。

 66問:解熱鎮痛薬3・・・「ふつう」。

 67問:眠気薬・・・「ふつう」。

 68問:眠気薬の生薬・・・「難」。

 69問:眠気防止薬・・・「ふつう」。

 70問:鎮暈薬・・・「ふつう」。

 71問:鎮咳去痰薬・・・「ふつう」。

 72問:鎮咳去痰薬去痰成分・・・「ふつう」。

 73問:口腔咽喉薬うがい薬・・・「ふつう」。

 74問:胃腸薬・・・「ふつう」。

 75問:止瀉薬瀉下薬・・・「ふつう」。

 76問:強心薬・・・「難」。

 77問:血中コレステロール・・・「難」。

 78問:貧血・貧血用薬・・・「ふつう」。

 79問:痔・痔疾用薬・・・「ふつう」。

 80問:漢方処方製剤・・・「難」。

 81問:女性ホルモン成分・・・「ふつう」。

 82問:漢方処方製剤・・・「難」。

 83問:内服アレルギー用薬・・・「ふつう」。

 84問:漢方処方製剤・・・「難」。

 85問:鼻炎用点鼻薬・・・「ふつう」。

 86問:眼科用薬・・・「ふつう」。

 87問:皮膚薬・・・「ふつう」。取れる問題。

 88問:創傷・・・「ふつう」。

 89問:頭皮毛根薬・・・「ふつう」。

 90問:歯痛・歯周病・・・「ふつう」。

 91問:歯槽膿漏薬・・・「ふつう」。

 92問:禁煙補助薬・・・「ふつう」。

 93問:ビタミン剤・・・「ふつう」。

 94問:滋養強壮保健薬・・・「ふつう」。

 95問:防風通聖散の生薬・・・「難」。

 96問:消毒薬・・・「ふつう」。

 97問:塩素系殺菌消毒成分・・・「ふつう」。

 98問:殺虫剤・・・「ふつう」。

 99問:一般用検査薬・・・「ふつう」。

 100問:妊娠検査薬・・・「ふつう」。

R1 福岡県 科目別

 苦手科目の克服等には、以下の科目別リンクを利用してください。

 ・R1 福岡 ガイダンス

 ・医薬品に共通する特性と基本的な知識(第1~第20問)

 ・人体の働きと医薬品(第21~第40問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(第41~第60問)

 ・主な医薬品とその作用(第61~第100問)

 ・薬事に関する法規と制度(第101問~第120問)

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

 過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。

こまごましたもの

 登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。

 興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。

 そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。

みんなとシェアする