65問‐福岡県 R1年度(2019年度)過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、解熱鎮痛薬についての問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。

65問‐解熱鎮痛薬2

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

解説:ア

 アの「アスピリンは、15歳未満の小児に対しては、一般用医薬品として使用してはならない。」ですが。正しい記述です。

 超絶ド定番の論点です。ガチ暗記しましょう。

 選択肢のいうように、「アスピリン」のほか、「サザピリン」「アスピリンアルミニウム」は、“いかなる場合も”、一般用医薬品として15歳未満の小児に対して使用してはいけません。

 参考:アスピリン

 「適正使用」でも出るので、ガチで押えておきましょう。

 よって、選択肢の「ア」は、「正」と相なります。

解説:イ

 イの「出産予定日12週間以内の妊婦がアスピリンの使用を避けなければならない理由は、アスピリンに血液を凝固しにくくさせる作用があるためである。」ですが、正しい記述です。

 「アスピリン」には、選択肢のような注意があります。

 「適正使用」対策としても、押えておきましょう。

 参考:アスピリン

 よって、選択肢の「イ」は、「正」と相なります。

解説:ウ

 ウの「エテンザミドは、水痘(水疱瘡)又はインフルエンザにかかっている15歳未満の小児に対しても安全に使用できる。」ですが、誤った記述です。

 エテンザミドのほか、サリチルアミドは、水痘(水疱瘡)又はインフルエンザにかかっている15歳未満の小児には、事前に、「相談すること」となっています。

 よって、安全には使えません。

 参考:エテンザミド

 「適正使用」対策としても、押えておくべきです。

 よって、選択肢の「ウ」は、「誤」と相なります。

解説:エ

 エの「エテンザミドは、痛みの発生を抑える働きが作用の中心となっている他の解熱鎮痛成分に比べ、痛みが神経を伝わっていくのを抑える働きが強いため、解熱鎮痛成分としては、単独で使用されることが多い。」ですが、誤った記述です。

 おなじみ「逆」の問題であり、かつ、直球のド頻出論点です。

 間違っているのは、「単独で使用されることが多い」のところです。

 正しくは、「組み合わせて配合されることが多い」です。

 参考:エテンザミド

 よって、選択肢の「エ」は、「誤」と相なります。

答え

 「ア」は「正」です。

 「イ」は「正」です。

 「ウ」は「誤」です。

 「エ」は「誤」です。

 正解:1

 さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。

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医薬品

 61問:かぜ薬・・・「ふつう」。

 62問:かぜ薬抗炎症成分・・・「ふつう」。

 63問:漢方処方製剤・・・「難」。

 64問:解熱鎮痛薬1・・・「やや難」。

 65問:解熱鎮痛薬2・・・「ふつう」。

 66問:解熱鎮痛薬3・・・「ふつう」。

 67問:眠気薬・・・「ふつう」。

 68問:眠気薬の生薬・・・「難」。

 69問:眠気防止薬・・・「ふつう」。

 70問:鎮暈薬・・・「ふつう」。

 71問:鎮咳去痰薬・・・「ふつう」。

 72問:鎮咳去痰薬去痰成分・・・「ふつう」。

 73問:口腔咽喉薬うがい薬・・・「ふつう」。

 74問:胃腸薬・・・「ふつう」。

 75問:止瀉薬瀉下薬・・・「ふつう」。

 76問:強心薬・・・「難」。

 77問:血中コレステロール・・・「難」。

 78問:貧血・貧血用薬・・・「ふつう」。

 79問:痔・痔疾用薬・・・「ふつう」。

 80問:漢方処方製剤・・・「難」。

 81問:女性ホルモン成分・・・「ふつう」。

 82問:漢方処方製剤・・・「難」。

 83問:内服アレルギー用薬・・・「ふつう」。

 84問:漢方処方製剤・・・「難」。

 85問:鼻炎用点鼻薬・・・「ふつう」。

 86問:眼科用薬・・・「ふつう」。

 87問:皮膚薬・・・「ふつう」。取れる問題。

 88問:創傷・・・「ふつう」。

 89問:頭皮毛根薬・・・「ふつう」。

 90問:歯痛・歯周病・・・「ふつう」。

 91問:歯槽膿漏薬・・・「ふつう」。

 92問:禁煙補助薬・・・「ふつう」。

 93問:ビタミン剤・・・「ふつう」。

 94問:滋養強壮保健薬・・・「ふつう」。

 95問:防風通聖散の生薬・・・「難」。

 96問:消毒薬・・・「ふつう」。

 97問:塩素系殺菌消毒成分・・・「ふつう」。

 98問:殺虫剤・・・「ふつう」。

 99問:一般用検査薬・・・「ふつう」。

 100問:妊娠検査薬・・・「ふつう」。

R1 福岡県 科目別

 苦手科目の克服等には、以下の科目別リンクを利用してください。

 ・R1 福岡 ガイダンス

 ・医薬品に共通する特性と基本的な知識(第1~第20問)

 ・人体の働きと医薬品(第21~第40問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(第41~第60問)

 ・主な医薬品とその作用(第61~第100問)

 ・薬事に関する法規と制度(第101問~第120問)

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

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 過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。

こまごましたもの

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