本問は、創傷についての問題です。あまり出ない論点なので、戸惑うかもしれません。しかし、設問内容は、常識的に判断できるものが多く、最終解答は何とか導けるはずです。不安があるならテキストで確認しておきましょう。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢1の「出血しているときは、創傷部に清潔なガーゼやハンカチ等を当てて、創傷部を心臓より低くして圧迫すると止血効果が高い。」ですが、誤った記述です。
軽い「ひっかけ」です。
間違っているのは、「心臓より低くして」のところです。
正しくは、「心臓より高くして」です。
常識的に、判断してください。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢2の「火傷(熱傷)で水疱(水ぶくれ)ができた場合は、なるべく早くこれを破り、乾燥させることが細胞を活性化させ、治癒を早くする。」ですが、誤った記述です。
常識的に、ダメだと判断できるかと思います。
テキストには…、
「できるだけ早く、水道水などで熱傷部を冷やすことが重要」
「軽度の熱傷であれば、痛みを感じなくなるまで(15~30分間)冷やすことで、症状の悪化を防ぐことができる」
「冷やした後は、水疱(水ぶくれ)を破らないようにガーゼ等で軽く覆うとよい」
…と、記されています。
試験ウンヌンではなく、一般常識として、押えておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢3の「創傷部に殺菌消毒薬を繰り返し適用すると、皮膚常在菌が殺菌されてしまい、また、殺菌消毒成分により組織修復が妨げられて、かえって治癒しにくくなったり、状態を悪化させることがある。」ですが、正しい記述です。
殺菌消毒薬一般の使用上の注意です。
よく出ます。キッチリ押えておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢4の「水洗が不十分で創傷面の内部に汚れが残ったままでも、医薬品を使用した方がよい。」ですが、誤った記述です。
配偶者のように、ダメダメな選択肢です。
選択肢のように、内部に汚れが残っているのに医薬品を使用すると、化膿の原因となります。
テキストで確認しておきましょう。まあ、常識的に、判断できるかと思います。
よって、選択肢は、「誤」となります。
「1」は「誤」です。
「2」は「誤」です。
「3」は「正」です。
「4」は「誤」です。
正解:3
61問:かぜ薬・・・「ふつう」。
62問:かぜ薬抗炎症成分・・・「ふつう」。
63問:漢方処方製剤・・・「難」。
64問:解熱鎮痛薬1・・・「やや難」。
65問:解熱鎮痛薬2・・・「ふつう」。
66問:解熱鎮痛薬3・・・「ふつう」。
67問:眠気薬・・・「ふつう」。
68問:眠気薬の生薬・・・「難」。
69問:眠気防止薬・・・「ふつう」。
70問:鎮暈薬・・・「ふつう」。
71問:鎮咳去痰薬・・・「ふつう」。
72問:鎮咳去痰薬去痰成分・・・「ふつう」。
73問:口腔咽喉薬うがい薬・・・「ふつう」。
74問:胃腸薬・・・「ふつう」。
75問:止瀉薬瀉下薬・・・「ふつう」。
76問:強心薬・・・「難」。
77問:血中コレステロール・・・「難」。
78問:貧血・貧血用薬・・・「ふつう」。
79問:痔・痔疾用薬・・・「ふつう」。
80問:漢方処方製剤・・・「難」。
81問:女性ホルモン成分・・・「ふつう」。
82問:漢方処方製剤・・・「難」。
83問:内服アレルギー用薬・・・「ふつう」。
84問:漢方処方製剤・・・「難」。
85問:鼻炎用点鼻薬・・・「ふつう」。
86問:眼科用薬・・・「ふつう」。
87問:皮膚薬・・・「ふつう」。取れる問題。
88問:創傷・・・「ふつう」。
89問:頭皮毛根薬・・・「ふつう」。
90問:歯痛・歯周病・・・「ふつう」。
91問:歯槽膿漏薬・・・「ふつう」。
92問:禁煙補助薬・・・「ふつう」。
93問:ビタミン剤・・・「ふつう」。
94問:滋養強壮保健薬・・・「ふつう」。
95問:防風通聖散の生薬・・・「難」。
96問:消毒薬・・・「ふつう」。
97問:塩素系殺菌消毒成分・・・「ふつう」。
98問:殺虫剤・・・「ふつう」。
99問:一般用検査薬・・・「ふつう」。
100問:妊娠検査薬・・・「ふつう」。
苦手科目の克服等には、以下の科目別リンクを利用してください。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
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