97問‐福岡県 R1年度(2019年度)過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、塩素系殺菌消毒成分についての問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。

97問‐塩素系殺菌消毒成分

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

選択肢ア

 選択肢アの「次亜塩素酸ナトリウムやサラシ粉は、一般細菌類、真菌類、ウイルス全般に対する殺菌消毒作用を示すが、皮膚刺激性が強いため、通常人体の消毒には用いられない。」ですが、正しい記述です。

 そのとおりの記述です。よく出るところなので、テキストを精読しておきましょう。

 参考:次亜塩素酸ナトリウム

 参考:サラシ粉

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢イ

 選択肢イの「塩素系殺菌消毒成分は、アルカリ性の洗剤・洗浄剤と反応して有毒な塩素ガスを発生するため、混ざらないように注意する。」ですが、誤った記述です。

 間違っているのは、「アルカリ性」のところです。

 正しくは、「酸性」です。

 よく出る「ひっかけ」ポイントなので、テキストを精読しておきましょう。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢ウ

 選択肢ウの「有機塩素系殺菌消毒成分であるジクロルイソシアヌル酸ナトリウム、トリクロルイソシアヌル酸は、塩素臭や刺激性、金属腐食性が比較的抑えられているので、プールの殺菌・消毒に用いられることが多い。」ですが、正しい記述です。

 ジクロルイソシアヌル酸ナトリウムとトリクロルイソシアヌル酸は、だいたい、「プールの消毒」で、出題されるのが常です。

 長ったらしい名称ですが、押えておきましょう。

 参考:ジクロルイソシアヌル酸ナトリウム

 参考:トリクロルイソシアヌル酸ナトリウム

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢エ

 選択肢エの「塩素系殺菌消毒成分は、有機物の影響を受けにくいので、殺菌消毒の対象物を洗浄しなくても十分な効果を示す。」ですが、誤った記述です。

 有機物の影響を受け“やすい”です。

 よって、対象物を洗浄した後に使用します。

 まあ、何となく変な選択肢なので、判別はカンタンだと思います。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

答え

 「ア」は「正」です。

 「イ」は「誤」です。

 「ウ」は「正」です。

 「エ」は「誤」です。

 正解:1

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医薬品

 61問:かぜ薬・・・「ふつう」。

 62問:かぜ薬抗炎症成分・・・「ふつう」。

 63問:漢方処方製剤・・・「難」。

 64問:解熱鎮痛薬1・・・「やや難」。

 65問:解熱鎮痛薬2・・・「ふつう」。

 66問:解熱鎮痛薬3・・・「ふつう」。

 67問:眠気薬・・・「ふつう」。

 68問:眠気薬の生薬・・・「難」。

 69問:眠気防止薬・・・「ふつう」。

 70問:鎮暈薬・・・「ふつう」。

 71問:鎮咳去痰薬・・・「ふつう」。

 72問:鎮咳去痰薬去痰成分・・・「ふつう」。

 73問:口腔咽喉薬うがい薬・・・「ふつう」。

 74問:胃腸薬・・・「ふつう」。

 75問:止瀉薬瀉下薬・・・「ふつう」。

 76問:強心薬・・・「難」。

 77問:血中コレステロール・・・「難」。

 78問:貧血・貧血用薬・・・「ふつう」。

 79問:痔・痔疾用薬・・・「ふつう」。

 80問:漢方処方製剤・・・「難」。

 81問:女性ホルモン成分・・・「ふつう」。

 82問:漢方処方製剤・・・「難」。

 83問:内服アレルギー用薬・・・「ふつう」。

 84問:漢方処方製剤・・・「難」。

 85問:鼻炎用点鼻薬・・・「ふつう」。

 86問:眼科用薬・・・「ふつう」。

 87問:皮膚薬・・・「ふつう」。取れる問題。

 88問:創傷・・・「ふつう」。

 89問:頭皮毛根薬・・・「ふつう」。

 90問:歯痛・歯周病・・・「ふつう」。

 91問:歯槽膿漏薬・・・「ふつう」。

 92問:禁煙補助薬・・・「ふつう」。

 93問:ビタミン剤・・・「ふつう」。

 94問:滋養強壮保健薬・・・「ふつう」。

 95問:防風通聖散の生薬・・・「難」。

 96問:消毒薬・・・「ふつう」。

 97問:塩素系殺菌消毒成分・・・「ふつう」。

 98問:殺虫剤・・・「ふつう」。

 99問:一般用検査薬・・・「ふつう」。

 100問:妊娠検査薬・・・「ふつう」。

R1 福岡県 科目別

 苦手科目の克服等には、以下の科目別リンクを利用してください。

 ・R1 福岡 ガイダンス

 ・医薬品に共通する特性と基本的な知識(第1~第20問)

 ・人体の働きと医薬品(第21~第40問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(第41~第60問)

 ・主な医薬品とその作用(第61~第100問)

 ・薬事に関する法規と制度(第101問~第120問)

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

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こまごましたもの

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 興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。

 そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。

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