問は、「適正使用」の「してはいけないこと」についての問題です。内容的には、「医薬品的な問題」でも、基礎レベルなものとなっています。最終的には、問いと答えを憶えて、解けるようになっておきましょう。
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本問の難易度は、「やや難」です。
選択肢aの「抗ヒスタミン成分を主薬とする催眠鎮静薬(睡眠改善薬)は、医療機関において 不眠症の治療を受けている場合には、その治療を妨げるおそれがあるため、不眠症 の診断を受けた人は服用しないよう記載されている。」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。テキストで確認しておきましょう。
また、「基礎疾患のある人」も、参考にしてください。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢bの「ケトプロフェンが配合された外用鎮痛消炎薬は、接触皮膚炎を誘発するおそれが あるため、オキシベンゾン、オクトクリレンを含有する製品(日焼け止め、香水等) によるアレルギー症状(発疹・発赤、かゆみ、かぶれ等)を起こしたことがある人は使用しないよう記載されている。」ですが、正しい記述です。
これも、正しい記述です。
当該ケトプロフェンは、「使用しない」の論点が多々あるので、確実に押えておきましょう。
参考:アレルギー症状のある人
参考:次の症状がある人
参考:長期連用しない
参考:特徴系+その他
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢cの「ブチルスコポラミン臭化物は、喘息発作を誘発するおそれがあるため、喘息を起こしたことがある人は服用しないよう記載されている。」ですが、誤った記述です。
当該ブチルスコポラミン臭化物ですが、「喘息を起こしたことがある人」が「使用しない」とはなっていません。
「アレルギー症状のある人」が、「使用しない」となっています。
参考:アレルギー症状のある人
なお、選択肢の言うような「喘息を起こしたことがある人」が「使用しない」なのは、「インドメタシン、フェルビナク、ケトプロフェン又はピロキシカムが配合された外用鎮痛消炎薬」などが該当します。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢dの「芍薬甘草湯は、肝臓でグリコーゲンを分解して血糖値を上昇させる作用があり、 糖尿病を悪化させるおそれがあるため、糖尿病の診断を受けた人は服用しないよう 記載されている。」ですが、誤った記述です。
選択肢の言う「糖尿病の診断を受けた人」が「使用しない」となるのは、「プソイドエフェドリン塩酸塩 」です。
当該プソイドエフェドリン塩酸塩は、「基礎疾患」で最も対象症例があるので、押えておきましょう。
参考:基礎疾患のある人
なお、「芍薬甘草湯」が「使用しない」となるのは、「心臓病」です。
当該芍薬甘草湯は、「適正使用」で登場する数少ない漢方処方製剤の1つです。
「使用しない 漢方処方製剤」も、参考にしてください。
よって、選択肢は、「誤」となります。
「a」は「正」です。
「b」は「正」です。
「c」は「誤」です。
「d」は「誤」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解:1
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
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そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。
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