本問は、「基本知識」の「小児と医薬品」の問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。
(クリックして拡大。)
本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢aの「小児は大人と比べて身体の大きさに対して腸が短く、服用した医薬品の吸収率が相対的に 低い。」ですが、誤った記述です。
ド定番論点です。
間違っているのは、「腸が短く、服用した医薬品の吸収率が相対的に 低い」のところです。
正しくは、「腸が“長く”、服用した医薬品 の吸収率が相対的に“高い”」です。
「腸長く吸収高い」は、ガチ暗記してください。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢bの「保護者等に対しては、成人用の医薬品の量を減らして小児へ与えるような安易な使用は避 け、必ず年齢に応じた用法用量が定められているものを使用するよう説明がなされることが 重要である。」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
手引きには…、
「保護者等に対して、成人用の 医薬品の量を減らして小児へ与えるような安易な使用は避け、必ず年齢に応じた用法用量が 定められているものを使用するよう説明がなされることも重要である」
…とあります。
本問には、「必ず」という語句がありますが、ここは、必ずでいいところなので、注意してください。
参考:「すべて」と「のみ」と「必ず」のある選択肢に注意する‐登録販売者
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢cの「小児は血液脳関門が未発達であるため、吸収されて循環血液中に移行した医薬品の成分が 脳に達しにくい」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「脳に達しにくい」のところです。
正しくは、「脳に達しやすい」です。
血液脳関門が未発達なんですから、成分が達しやすくなりますよね。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢dの「小児は肝臓や腎臓の機能が未発達であるため、医薬品の成分の代謝・排泄 に時間がかかり、 作用が強く出過ぎたり、副作用がより強く出ることがある」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
だからこそ、「小児」という禁忌があるわけですね。
よって、選択肢は、「正」となります。
「a」は「誤」です。
「b」は「正」です。
「c」は「誤」です。
「d」は「正」です。
「正しい組み合わせ」は…、
正解:3
もし、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。
興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。
そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。
★みんなとシェアする