医薬品 リゾチーム塩酸塩 削除

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本ページでは、「医薬品」にて「削除」された「リゾチーム塩酸塩」について、削除された記述を挙げています。旧版のテキストを使用されている方は、以下の文言を、「削除」してください。

医薬品 リゾチーム塩酸塩 削除

 登録販売者試験の「手引き」が令和4年4月に改正されました。

 リゾチーム塩酸塩は、論点そのものが削除されています。

 複数の薬に配合されていた成分なので、以下のところを探してきて、記述を削除してください。

解説1

 まずもって、「II 呼吸器官に作用する薬」の「2 口腔咽喉薬、うがい薬(含嗽薬)」の「(a) 炎症を和らげる成分(抗炎症成分)」のところです。

 旧版のテキストの以下の記述を…、

 「(a) 炎症を和らげる成分(抗炎症成分)」

 「声がれ、喉の荒れ、喉の不快感、喉の痛み又は喉の腫れの症状を鎮めることを目的として、リゾチーム塩酸塩、グリチルリチン酸二カリウム、トラネキサム酸等の抗炎症成分が用いられる。」

 「リゾチーム塩酸塩については、口腔咽喉薬や含嗽薬の配合成分として使用された場合であっても、ショック(アナフィラキシー)や皮膚粘膜眼症候群、中毒性表皮壊死融解症のような重篤な副作用を生じることがあり、また、鶏卵アレルギーの既往歴がある人では使用を避ける必要がある。」

 …を探してきてください。

線引き

 旧版のテキストにて、上述した記述を探してきて…、

 「(a) 炎症を和らげる成分(抗炎症成分)」

 「声がれ、喉の荒れ、喉の不快感、喉の痛み又は喉の腫れの症状を鎮めることを目的として、リゾチーム塩酸塩、グリチルリチン酸二カリウム、トラネキサム酸等の抗炎症成分が用いられる。」

 「リゾチーム塩酸塩については、口腔咽喉薬や含嗽薬の配合成分として使用された場合であっても、ショック(アナフィラキシー)や皮膚粘膜眼症候群、中毒性表皮壊死融解症のような重篤な副作用を生じることがあり、また、鶏卵アレルギーの既往歴がある人では使用を避ける必要がある。

 …といった感じに、線を引いてください。

解説2

 次に、「V 排泄に関わる部位に作用する薬」の「1 痔の薬」の「外用痔疾用薬」の「(c) 抗炎症成分」の「グリチルレチン酸、リゾチーム塩酸塩」ところです。

 旧版のテキストの以下の記述を…、

 「② グリチルレチン酸、リゾチーム塩酸塩」

 「比較的緩和な抗炎症作用を示す成分として、グリチルレチン酸やリゾチーム塩酸塩が配合されている場合がある。グリチルレチン酸はグリチルリチン酸が分解されてできる成分で、グリチルリチン酸と同様に作用する。」

 …を探してきてください。

 線を引くところは…、

 「② グリチルレチン酸、リゾチーム塩酸塩

 「比較的緩和な抗炎症作用を示す成分として、グリチルレチン酸やリゾチーム塩酸塩が配合されている場合がある。グリチルレチン酸はグリチルリチン酸が分解されてできる成分で、グリチルリチン酸と同様に作用する。」

 …です。

解説3

 次に、「V 排泄に関わる部位に作用する薬」の「1 痔の薬」の「内用痔疾用薬」の「(b) 抗炎症成分」ところです。

 旧版のテキストの以下の記述を…、

 「(b) 抗炎症成分」

 「リゾチーム塩酸塩などの抗炎症成分が配合されている場合がある。」

 …を探してきてください。

 線を引くところは…、

 「(b) 抗炎症成分

 「リゾチーム塩酸塩などの抗炎症成分が配合されている場合がある。

 …です。

 ここは、「(b) 抗炎症成分」そのものが削除されました。

解説4

 次に、「IX 眼科用薬」の「2)目の充血、炎症を抑える配合成分」の「(b) 抗炎症成分」のところです。

 旧版のテキストの以下の記述を…、

 「(b) 抗炎症成分」

 「① リゾチーム塩酸塩、グリチルリチン酸二カリウム」

 「比較的緩和な抗炎症作用を示す成分として、リゾチーム塩酸塩やグリチルリチン酸二カリウムが用いられる。」

 「また、ベルベリンによる抗炎症作用を期待して、ベルベリン硫酸塩が配合されている場合もある。」

 「リゾチーム塩酸塩については、点眼薬の配合成分として使用された場合であっても、まれにショック(アナフィラキシー)のような全身性の重大な副作用を生じることがある。リゾチーム塩酸塩が配合された医薬品や鶏卵によるアレルギー症状を起こしたことがある人では、使用を避ける必要がある。」

 …を探してきてください。

線引き

 旧版のテキストにて、上述した記述を探してきて…、

 「(b) 抗炎症成分」

 「① リゾチーム塩酸塩、グリチルリチン酸二カリウム」

 「比較的緩和な抗炎症作用を示す成分として、リゾチーム塩酸塩やグリチルリチン酸二カリウムが用いられる。」

 「また、ベルベリンによる抗炎症作用を期待して、ベルベリン硫酸塩が配合されている場合もある。」

 「リゾチーム塩酸塩については、点眼薬の配合成分として使用された場合であっても、まれにショック(アナフィラキシー)のような全身性の重大な副作用を生じることがある。リゾチーム塩酸塩が配合された医薬品や鶏卵によるアレルギー症状を起こしたことがある人では、使用を避ける必要がある。

 …といった感じに、線を引いてください。

 なお、当該箇所ですが、タイトルの「リゾチーム塩酸塩、グリチルリチン酸二カリウム」が、「リゾチーム塩酸塩、グリチルリチン酸二カリウム、ベルベリン硫酸塩」のように、「ベルベリン硫酸塩」が加筆されているので、併せて、修正するとよいでしょう。

解説5

 次に、「XI 歯や口中に用いる薬」の「歯槽膿漏薬」の「(b) 内服薬」の「① 抗炎症成分」のところです。

 旧版のテキストの以下の記述を…、

 「b) 内服薬」

 「① 抗炎症成分」

 「歯周組織の炎症を和らげることを目的として、グリチルリチン酸二カリウム、リゾチーム塩酸塩が用いられる。」

 …を探してきてください。

 線を引くところは…、

 「歯周組織の炎症を和らげることを目的として、グリチルリチン酸二カリウム、リゾチーム塩酸塩が用いられる。」

 …です。

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