医薬品 セミアルカリプロティナーゼ ブロメライン 削除

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本ページでは、「医薬品」にて「削除」されたセミアルカリプロティナーゼとブロメラインについて、削除された記述を挙げています。旧版のテキストを使用されている方は、以下の文言を、「削除」してください。

医薬品 セミアルカリプロティナーゼ、ブロメライン 削除

 登録販売者試験の「手引き」が令和4年4月に改正されました。

 セミアルカリプロティナーゼ、ブロメラインは、論点そのものが削除されています。

 旧版テキストの修正箇所は、「I 精神神経に作用する薬」の「1かぜ薬」の「(f) 炎症による腫れを和らげる成分(抗炎症成分)」のところです。

解説

 旧版のテキストから、以下の記述を探して…、

 「① セミアルカリプロティナーゼ、ブロメライン」

 「いずれもタンパク質分解酵素で、体内で産生される炎症物質(起炎性ポリペプチド)を分解する作用がある。また、炎症を生じた組織では、毛細血管やリンパ管にフィブリン類似の物質が沈着して炎症浸出物が貯留しやすくなるが、それら沈着物質を分解して浸出物の排出を促し、炎症による腫れを和らげる。」

 「セミアルカリプロティナーゼには、痰粘液の粘り気を弱めて痰を切れやすくする働きもある。」

 「セミアルカリプロティナーゼ、ブロメラインとも、フィブリノゲンやフィブリンを分解する作用もあり、血液凝固異常のある人では出血傾向を悪化させるおそれがあるので、治療を行っている医師又は処方薬の調剤を行った薬剤師に相談するなどの対応が必要である。なお、血液凝固異常がない場合でも、まれに血痰や鼻血などの出血性の副作用を生じることがある。また、肝機能障害があると代謝や排泄が遅延して、それらの副作用が現れやすくなるため、肝臓病の診断を受けている人の場合は、治療を行っている医師又は処方薬の調剤を行った薬剤師に相談するなどの対応が必要である。」

 …ください。

線引き

 旧版のテキストにて、上述した記述を探したら、以下のように…、

 「① セミアルカリプロティナーゼ、ブロメライン

 「いずれもタンパク質分解酵素で、体内で産生される炎症物質(起炎性ポリペプチド)を分解する作用がある。また、炎症を生じた組織では、毛細血管やリンパ管にフィブリン類似の物質が沈着して炎症浸出物が貯留しやすくなるが、それら沈着物質を分解して浸出物の排出を促し、炎症による腫れを和らげる。

 「セミアルカリプロティナーゼには、痰粘液の粘り気を弱めて痰を切れやすくする働きもある。

 「セミアルカリプロティナーゼ、ブロメラインとも、フィブリノゲンやフィブリンを分解する作用もあり、血液凝固異常のある人では出血傾向を悪化させるおそれがあるので、治療を行っている医師又は処方薬の調剤を行った薬剤師に相談するなどの対応が必要である。なお、血液凝固異常がない場合でも、まれに血痰や鼻血などの出血性の副作用を生じることがある。また、肝機能障害があると代謝や排泄が遅延して、それらの副作用が現れやすくなるため、肝臓病の診断を受けている人の場合は、治療を行っている医師又は処方薬の調剤を行った薬剤師に相談するなどの対応が必要である。

 …記述丸ごとに線を引いて、削除してください。

ブロメライン追加

 「ブロメライン」ですが、「VII 内服アレルギー用薬」の「抗炎症成分」ところにも、登場します。

 単に、「ブロメライン」の名称を消すだけです。

 テキストの記述を…、

 「(b) 抗炎症成分」

 「皮膚や鼻粘膜の炎症を和らげることを目的として、グリチルリチン酸二カリウム、グリチルリチン酸、グリチルリチン酸モノアンモニウム、ブロメライン、トラネキサム酸等が配合されている場合がある。生薬成分として、グリチルリチン酸を含むカンゾウが用いられることもある」

 …といった感じに、修正してください。

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