登録販売者試験の手引きが令和4年4月に改正されました。本ページでは、「医薬品(主な医薬品とその作用)」の改正を、「節」ごとにまとめています。旧テキストの方は、この順で、テキストの修正をしていってください。個々の節にて、新版のテキストの方は、【重要】と【とても重要】くらいをチェックして、どこに改定があったのか、把握しておきましょう。改定を機に試験に出る可能性があるからです。
登録販売者試験の手引きが令和4年4月に改正されました。
以下に、「医薬品」の改正事項を、順繰りで一覧化しています。
テキストを順にめくりながら、改正作業をしていってください。
ところで、漢方処方製剤と生薬の「改正」は、別ページにまとめています。
漢方処方製剤と生薬の「改正」は、重要なものがあんまりないためです。
んなもんで、先に、医薬品成分の方をやり切った方が効率的です。
漢方処方製剤と生薬の「改正」は、他の科目の作業が済むなど、後々で、「漢方処方製剤 改正」と「生薬 改正」をもとに、作業に当たってください。
まずもって、手引きから削除された成分・用語・説明が多々あります。
最早、“勉強しなくていいこと”です。
主要な削除項目を、「令和4年度 改正 医薬品 削除論点」にまとめています。
まず第一に、ここを参考にして、テキストに取り消し線をドシドシ引いていってください。
単に線を引くだけでなので、とてもカンタンです。改正作業にも、勢いがつくと思います。
「医薬品」の改正ですが、重要なものからそうでないものまで、そこそこ数があります。
んなもんで、当該節のリストの【重要】や【とても重要】から着手するといいでしょう。
残りは、このページを「お気に入り」に入れて、時間のあるときに消化していくとよいでしょう。
(こりゃ、絶対に試験に出るなー)という改正論点は、以下の通りです。
「I 精神神経に作用する薬」の改正ですが、「コデインリン酸塩水和物」、「セミアルカリプロティナーゼ、ブロメライントラネキサム酸」、「サリチル酸ナトリウム」といった重要な改正が多いです。
ド頻出の論点なので、ガチでやってください。
また、細かな語句・字句の加筆修正も、多いです。これらは、ざっくりでいいでしょう。
ちなみに、当該「精神神経に作用する薬」の改正が最も数が多いです。
根を詰めないようにしてください。
「1 かぜ薬」の「1)かぜの諸症状、かぜ薬の働き」の初っ端に加筆修正があります。
「呼吸器症状」のところの「咽頭痛」を「頭痛」にする修正です。
テキストを…、
「「かぜ」(感冒)の症状は、くしゃみ、鼻汁・鼻閉(鼻づまり)、咽喉頭痛、咳、痰等の呼吸器症状と…」
…のように、修正してください。
記述の誤りを正したものかと思います。
「呼吸器症状」のところに、頭痛があるのは、おかしいですね。
「1 かぜ薬」の「2)主な配合成分等」の「(d) 咳を抑える成分(鎮咳成分)」のところに、重要な加筆修正があります。
まず、あまり重要ではない改正から見ていきます。
かつては「コデインリン酸塩」と表記されていましたが、改正によって、「水和物」が付与され、「コデインリン酸塩水和物」になっています。
当該かぜ薬以外のところでも、新しい表記の「コデインリン酸塩水和物」に統一されているので、以降も、読み替えてください。
次に、【とても重要】な改正です。
小児への禁忌が手引きに明記されています。
テキストを…、
「なお、これらのうちコデインリン酸塩水和物及びジヒドロコデインリン酸塩は、依存性がある成分であることに留意する必要がある。また、これらの咳止め成分は12才未満の小児には使用禁忌となっている。」
…のように、加筆してください。
小児の禁忌は、まず出るので、「コデインリン酸塩水和物…12才未満ダメ」は、ガチで押えておきましょう。
「コデインリン酸塩水和物、ジヒドロコデインリン酸塩」ですが、注記にも改正があります。
注記が付されているのは、「③ 切換え後、12歳未満の小児への使用を禁忌とする使用上の注意の改訂を再度実施すること(略)」のところです。
当該記述に…、
「コデインリン酸塩水和物、ジヒドロコデインリン酸塩又はトラマドール塩酸塩を含む医薬品の「使用上の注意」改訂の周知について(依頼)」(略)により禁忌とすることとされた。」
…という注記が付与されています。
ここがガチで問われることはないと思いますが、当該注記がそのまんま、選択肢の1つとして出そうなので、チェックしておきましょう。
個人的には、ここにしか出でこない「トラマドール塩酸塩」の語句も、ガチ暗記は無用ですが、チェックしておきたいところです。
「1 かぜ薬」の「2)主な配合成分等」の「(f) 炎症による腫れを和らげる成分(抗炎症成分)」のところに、重要な削除があります。
セミアルカリプロティナーゼ、ブロメラインが削除されたのですが、当該削除論点は、「削除 ブロメライン・セミアルカリプロティナーゼ」にまとめています。
先のページを参考に、削除してください。
「1 かぜ薬」の「2)主な配合成分等」の「(f) 炎症による腫れを和らげる成分(抗炎症成分)」の前書き部分に、加筆があります。
テキストを…、
「鼻粘膜や喉の炎症による腫れを和らげることを目的として、セミアルカリプロティナーゼ、ブロメライントラネキサム酸、グリチルリチン酸二カリウム等が配合されている場合がある。
…のように、「トラネキサム酸」を加筆してください。
単なる、記入ミスの修正です。
当該単元では、「トラネキサム酸」の説明があるのに、前文で“抜けて”いたので、その加筆かと思われます。
まあ、試験的には、大きな影響はありません。
「1 かぜ薬」の「2)主な配合成分等」の「(f) 炎症による腫れを和らげる成分(抗炎症成分)」の「グリチルリチン酸二カリウム」のところに、加筆があります。
テキストを…、
「なお、医薬品ではグリチルリチン酸としての1日摂取量が 200mg を超えないよう用量が定められているが、グリチルリチン酸はかぜ薬以外の医薬品にも配合されていることが少なくなく、」
「また、グリチルリチン酸二カリウムは甘味料として一般食品や医薬部外品などにも広く用いられている」
…のように、「グリチルリチン酸二カリウムは」を加筆してください。
かつての記述では、“主語”がなかったので、その修正と思われます。
まあ、試験的には、大きな影響はありません。
「2 解熱鎮痛薬」の「2)主な配合成分等」の「(a) 解熱鎮痛成分」の「① サリチル酸系解熱鎮痛成分」のところに、重要な加筆があります。
「サリチル酸ナトリウム」が加筆されています。
テキストを…、
「アスピリン(別名アセチルサリチル酸)、サザピリン、サリチル酸ナトリウム、エテンザミド、サリチルアミド等を総称してサリチル酸系解熱鎮痛成分という。」
「(略)」
「アスピリン(アスピリンアルミニウムを含む。)、及びサザピリン及びサリチル酸ナトリウムは、15歳未満の小児に対しては、いかなる場合も一般用医薬品として使用してはならない。」
…のように、修正してください。
当該禁忌は、頻出論点です。
本試験では、改正によって追加された「サリチル酸ナトリウム」が問われる可能性が実に高いです。
「サリチル酸ナトリウム」は、ガチ暗記語句です。
「2 解熱鎮痛薬」の「2)主な配合成分等」の「(a) 解熱鎮痛成分」の「② アセトアミノフェン」のところに、重要な加筆があります。
「食後の服用が推奨されている」が加筆されています。
テキストを…、
「その分、他の解熱鎮痛成分のような胃腸障害は少なく、空腹時に服用できる製品もあるが、食後の服用が推奨されている。」
…のように、修正してください。
「使用上の注意」は、頻出論点なので、まず出ると思います。
そもそも「アセトアミノフェン」がド頻出論点なので、当該改正も、間違いなく出るはずです。
「2 解熱鎮痛薬」の「2)主な配合成分等」の「(a) 解熱鎮痛成分」の「③ イブプロフェン」のところに、重要な加筆があります。
以前は、「クローン氏病」と表記でしたが、「氏」が削除され、「クローン病」と表記されるようになりました。
なお、以前の「クローン氏病」ですが、完全に削除されたわけではなく、「別名」として、注記に記されています。
当該クローン氏病(クローン病)は、出題実績のある病名なので、押えておきましょう。
「3 眠気を促す薬」の「2)主な配合成分等」の「(b) ブロモバレリル尿素、アリルイソプロピルアセチル尿素」のところに、加筆があります。
当該節に、「ことに留意が必要である」という文言が加筆されています。
テキストを…、
「また、反復して摂取すると依存を生じることが知られており、そのため、これらの成分が配合された医薬品は、本来の目的から逸脱した使用(乱用)がなされることがあることに留意が必要である」
…のように、修正してください。
「留意が必要」と記載されることで、「使用上の注意」として、出題される可能性があります。
押えておくべきです。
「5 鎮暈薬(乗物酔い防止薬)」の「1)代表的な配合成分、主な副作用」の「(b) 抗ヒスタミン成分」のところに、加筆修正があります。
語句の修正です。
以前は「プロメタジンテオクル酸塩等のプロメタジンを含む成分については」でしたが、改正され、「プロメタジン塩酸塩等のプロメタジンを含む成分については」となりました。
なお、プロメタジン塩酸塩は、「医薬品」では、ここくらいにしか出てこないので、軽くチェックしておけばいいかと思います。
「5 鎮暈薬(乗物酔い防止薬)」の「1)代表的な配合成分、主な副作用」の「(c) 抗コリン成分」のところに、加筆修正があります。
以前は「スコポラミンを含む成分としてロートコンの軟エキスが配合されている場合もある。」でしたが、改正され…、
「スコポラミンを含む成分としてロートエキス(ロートコン(ナス科のハシリドコロ、Scopolia754 carniolica Jacquin 又はScopolia parviflora Nakaiの根茎及び根を基原とする生薬)の抽出物)が配合されている場合もある。」となりました。
「スコポラミンを含む成分としてロートエキス」と憶え直してください。
なお、ロートコンですが、「生薬 改正」でも述べていますが、生薬の英語基原のところは、憶えようがないので、捨てましょう。
「5 鎮暈薬(乗物酔い防止薬)」の「2)相互作用、受診勧奨等」の【受診勧奨等】のところに、加筆修正があります。
初っ端の「自律神経系が未発達であるため、」を削除してください。
よって、改正後は、「3歳未満では、乗物酔いが起こることはほとんどないとされている。」となります。
そして、もう1つ、改正があります。
「むずがる」を消し、「機嫌が悪くなる」を追加します。
テキストは…、
「乗物酔い防止薬に3歳未満の乳幼児向けの製品はなく、そうした乳幼児が乗物で移動中に機嫌が悪くなるむずがるような場合には、」
…となります。
これは、重要な改正ではないですが、よく出る論点なので、修正しておく方が無難です。
「II 呼吸器官に作用する薬」の改正は、カンタンな加筆修正や、小規模削除などが大半です。
ガチで重要なものはそうないので、時間のあるときに、見ておきましょう。
「1 咳止め・痰を出しやすくする薬(鎮咳去痰薬)」の「2)代表的な配合成分等、主な副作用」の「(a) 中枢神経系に作用して咳を抑える成分(鎮咳成分)」のところに、加筆修正があります。
「水和物」が加筆された成分があります。
テキストを…、
・コデインリン酸塩→コデインリン酸塩水和物
・ノスカピン塩酸塩→ノスカピン塩酸塩水和物
・デキストロメトルファン臭化水素酸塩→デキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物
…のように、加筆してください。
当該節のみならず、以降においても、上記の3つは、旧成分名に「水和物」が加筆されています。
テキストで見かけたら、「水和物」をアレしてください。
「1 咳止め・痰を出しやすくする薬(鎮咳去痰薬)」の「2)代表的な配合成分等、主な副作用」の「(b) 気管支を拡げる成分(気管支拡張成分)」のところに、加筆修正があります。
先と同じ改正です。
「トリメトキノール塩酸塩」が「トリメトキノール塩酸塩水和物」となっています。
まあ、試験的には、あまり影響はないです。
「1 咳止め・痰を出しやすくする薬(鎮咳去痰薬)」の「2)代表的な配合成分等、主な副作用」の「(b) 気管支を拡げる成分(気管支拡張成分)」のマオウのところに、加筆修正があります。
テキストを…、
「マオウについては、気管支拡張のほか、発汗促進、尿量増加(利尿)等の作用も期待される。」
…と、修正です。
「尿量増加」が削除され、「利尿」に修正されています。
以降の箇所においても、「尿量増加」が削除され、「利尿」と統一されています。
テキストで「尿量増加」を見つけるごとに、「利尿」と、修正しておきましょう。
「1 咳止め・痰を出しやすくする薬(鎮咳去痰薬)」の「2)代表的な配合成分等、主な副作用」の「(b) 気管支を拡げる成分(気管支拡張成分)」のアドレナリン作動成分及びマオウのところに、加筆修正があります。
「相談すること」のところに、加筆修正があります。
「甲状腺機能障害」を、「甲状腺機能亢進症」に修正します。
「心臓病、高血圧、糖尿病又は甲状腺機能障害の診断を受けた人」を…、
「心臓病、高血圧、糖尿病又は甲状腺機能亢進症の診断を受けた人」と修正します。
改正そのものは小さいですが、鎮咳去痰薬のアドレナリン作動成分及びマオウの当該禁忌は、本当に試験に出ます。
改正部分のみならず、他の禁忌の記述を、ガチで押えておきましょう。
「2 口腔咽喉薬、うがい薬(含嗽薬)」の「【口腔咽喉薬・含嗽薬に関する一般的な注意事項】のところに、削除があります。
以前の「声を出しながら」のところを削除します。
旧記述の「軽く息を吐いたり、声を出しながら噴射することが望ましい」を…、
…「軽く息を吐きながら噴射することが望ましい」と修正してください。
ここは、よく出る「使用上の注意」なので、今後も、押えておきましょう。
「2 口腔咽喉薬、うがい薬(含嗽薬)」の「1)代表的な配合成分等、主な副作用」の「(a) 炎症を和らげる成分(抗炎症成分)」のところに、削除があります。
「リゾチーム塩酸塩」が削除されています。
削除論点は、「削除 リゾチーム塩酸塩」にまとめているので、こちらを参考にしてください。
「III 胃腸に作用する薬」ですが、重要なのは、「胃の薬」「腸の薬」の新論点追加です。
まず試験に出る内容なので、ガチで押えておきましょう。
「1 胃の薬」の一番最後に、「3)胃の薬の服用方法」という新しい論点(単元)が追加されています。
長いですが…、
「3)胃の薬の服用方法」
「胃の薬は、健胃成分、消化成分、制酸成分などが、その治療目的に合わせて組み合わされるが、消化を助け、胃もたれを改善し、胃をすっきりさせる効果を主とする製剤は、食後服用のものが多い。」
「空腹時や就寝時の胸やけ、ストレスによる胃酸の出すぎなどを抑える効果を主とする製剤は、食間や就寝前の服用のものが多い。」
「どちらの効果も有する製剤では、食後又は食間の服用指示のものが多い。」
「症状により製剤を選択する場合は、その症状のひどい時間を確認し、製剤の服用方法も参考にして選択すると良い。」
「医療機関で処方された医療用医薬品を服用している場合は、副作用による胃の不快感を防止するために胃の薬も処方されている場合もあるので、販売時には胃の薬が処方されていないか必ず確認する必要がある。」
…を、追加してください。
内容的に、まず出ます。必ず、押えておきましょう。
メモ用紙に転記して、テキストに張り付けるといいでしょう。
「2 腸の薬(整腸薬、止瀉薬、瀉下薬」の「2)代表的な配合成分等、主な副作用」の「(b) 止瀉 成分」の「③ 腸内殺菌成分」に、加筆修正があります。
まずもって、「木クレオソート」が、「腸内殺菌成分」から「生薬成分」に、分類が変わっています。
参考:生薬 改正
んなもんで、「腸内殺菌成分」の記述を…、
「③ 腸内殺菌成分」
「細菌感染による下痢の症状を鎮めることを目的として、ベルベリン塩化物、タンニン酸ベルベリン、アクリノール、木クレオソート等が用いられる。」
…といった感じに、削除してください。
次に、重要な加筆があります。
テキストの「結果的に腸内細菌のバランスを正常に近づけることにつながると考えられている。」の後に…、
「しかしながら、腸内殺菌成分の入った止瀉薬を、下痢の予防で服用したり、症状が治まったのに漫然と服用したりすると、腸内細菌のバランスを崩し、腸内環境を悪化させることもあるので、」
「あくまで下痢の症状がある時、その症状を改善する必要のある間のみの服用にとどめるべきである。」
…と、加筆してください。
「使用上の注意」は、頻出論点なので、必ず、押えておきましょう。当該改正も、まず、出ます。
「2 腸の薬(整腸薬、止瀉薬、瀉下薬」の「2)代表的な配合成分等、主な副作用」の「(c) 瀉下成分」の「i) 小腸刺激性瀉下成分」に、加筆修正があります。
「ヒマシ油は、ヒマシ(トウダイグサ科のトウゴマの種子)を圧搾して得られた油を用いた生薬で」を…、
「ヒマシ油は、ヒマシ(トウダイグサ科のトウゴマの種子)を圧搾して得られた脂肪油で」
…と修正です。
要は、「ヒマシ油は、脂肪油」と、改正されたってな次第です。
まあ、試験的には、軽くチェックしておけばいいでしょう。
「2 腸の薬(整腸薬、止瀉薬、瀉下薬」の「2)代表的な配合成分等、主な副作用」の「(c) 瀉下成分」の「ii) 大腸刺激性瀉下成分」に、削除があります。
「カサントラノール」が削除されました。
削除は、2箇所もあるので、「医薬品 削除論点」も、参考に削除してください。
「2 腸の薬(整腸薬、止瀉薬、瀉下薬」の「2)代表的な配合成分等、主な副作用」の「(c) 瀉下成分」の「ii) 大腸刺激性瀉下成分」に、新論点追加があります。
テキストのピコスルファートナトリウムの記述の後に…、
「大腸刺激性瀉下成分配合の瀉下薬は、服用してから数時間後に効果のあるものが多いので、就寝前に服用して起床時に効果を求めると、排便のリズムも付きやすい。」
「ただ、毎日漫然と同じ瀉下薬を連続して服用していると、腸の運動が緩慢になり、服用する薬の量を増やさないと効果が出なくなることが多い。」
「大腸刺激性瀉下成分配合の瀉下薬は、便秘時の頓服として使用すべきで、毎日の排便が滞るような時は、無機塩類や膨潤性瀉下成分の製剤を使用する、ビフィズス菌や乳酸菌などの整腸成分の製剤を並行して使用する、食物繊維を積極的に摂るなど、大腸刺激性瀉下成分のみに依存しない方法を指導することが必要である。」
…を、追加してください。
頻出論点である「使用上の注意」が追加され、内容的にも、まず出るはずです。
必ず、テキストを精読しておきましょう。
「3 胃腸鎮痛鎮痙薬」の「1)代表的な鎮痙成分、症状を抑える仕組み、主な副作用」の「(a) 抗コリン成分」の「ロートコン」のところに、削除があります。
ロートエキスの括弧書きのロートコンが、がっつり削除されています。
テキストを…、
「ロートエキス(ロートコン(ナス科のハシリドコロ又はチョウセンハシリドコロの根茎及び根を基原とする生薬)の抽出物)」に修正してください。
…と、消すだけです。
「医薬品 削除論点」も、参考にしてください。
「3 胃腸鎮痛鎮痙薬」の「2)相互作用、受診勧奨」の【受診勧奨】に、削除があります。
腸閉塞の括弧書きが、がっつり削除されています。
かつての「腸閉塞(イレウス)」を…、
「腸閉塞(イレウス)」に修正してください。
(イレウス)を消すだけです。
改正そのものはアレですが、改正箇所は、頻出論点なので、押えておきましょう。
「4 その他の消化器官用薬」の「2)駆虫薬」の「(a) サントニン」に、加筆があります。
「肝障害」を「肝機能障害」に修正してください。
字句足らずの修正かと思われます。
なお、他の箇所でも、旧手引きの「肝障害」は、「肝機能障害」に変えられています。
「肝障害」は、手引きには、もう「出てこない」ので、「肝障害」という文言を、綺麗サッパリ忘れてしまいましょう。
「IV 心臓などの器官や血液に作用する薬」で、見ておくべき改正は、1つだけです。
「3)生活習慣改善へのアドバイス、受診勧奨等」に、加筆があります。
テキストを…、
「目安としてウエスト周囲径(腹囲)が、男性なら85cm、女性なら90cm 以上である場合には生活習慣病を生じるリスクが高まるとされており、」の後に…、
「いわゆるメタボリックシンドロームの予防では、血中コレステロール値に留意することが重要である。」
…と、加筆してください。
まあ、試験的には、大きな影響はないです。
当該「V 排泄に関わる部位に作用する薬」の改正ですが、最早、おなじみとなった「リゾチーム塩酸塩」の削除くらいです。
「削除 リゾチーム塩酸塩」を参考に、削除してください。
また、生薬のところに、これも、先に見た「尿量増加→利尿」の言い換えの改正があります。
見つけたら、修正しておきましょう。
「VI 婦人薬」ですが、「月経前症候群」のところに、語句の削除があります。
「興奮」の文字を削除します。
「特に、月経の約10~3日前に現れ、月経開始と共に消失する腹部膨満感、頭痛、乳房痛などの身体症状や感情の不安定、興奮、うつ鬱などの精神症状を主体とするものを、月経前症候群という。」
…と、テキストを修正してください。
試験勉強的には、あまり影響ありません。
まあ、改正を機に問われることもあるので、チェックしておきましょう。
「VII 内服アレルギー用薬」ですが、重要な削除が1つと、成分名の修正くらいをやるくらいです。
「1)アレルギーの症状、薬が症状を抑える仕組み」のところに、加筆があります。
「ヒスタミン」が加筆されています。
以前の「食品(特に、サバなどの生魚)が傷むとヒスタミンに類似した物質(ヒスタミン様物質)が生成することがあり」のところを…、
「食品(特に、サバなどの生魚)が傷むとヒスタミンやヒスタミンに類似した物質(ヒスタミン様物質)が生成することがあり」と、修正です。
試験的には、ほとんど影響ないです。
「2)代表的な配合成分等、主な副作用」の「(a) 抗ヒスタミン成分」のところに、加筆があります。
「ケトチフェン」の後に、「フマル酸塩、エピナスチン塩酸塩、フェキソフェナジン塩酸塩、ロラタジン」が追加されています。
テキストを…、
「(a) 抗ヒスタミン成分」
「肥満細胞から遊離したヒスタミンが受容体と反応するのを妨げることにより(略)メキタジン、アゼラスチン、エメダスチン、ケトチフェンフマル酸塩、エピナスチン塩酸塩、フェキソフェナジン塩酸塩、ロラタジン等が用いられる。」
…と、加筆してください。
さて、新たに出てきた「ケトチフェンフマル酸塩、エピナスチン塩酸塩、フェキソフェナジン塩酸塩、ロラタジン」ですが、手引きには、詳細な説明がありません。
よって、その名称だけを憶えて、名称から「抗ヒスタミン成分」と判断できれば、試験的に十分です。
テキストには、(名前だけ憶えよ)くらいのメモをしておきましょう。
「2)代表的な配合成分等、主な副作用」の「(b) 抗炎症成分」のところに、削除があります。
「ブロメライン」を削除です。
「皮膚や鼻粘膜の炎症を和らげることを目的として、グリチルリチン酸二カリウム、グリチルリチン酸、グリチルリチン酸モノアンモニウム、ブロメライン、トラネキサム酸等が配合されている場合がある。」
…と、修正してください。
「削除 ブロメライン・セミアルカリプロティナーゼ」も、参考にしてください。
「2)代表的な配合成分等、主な副作用」の「(d) 抗コリン成分」のベラドンナのところに、加筆があります。
「から放出されるアセチルコリン」を加筆です。
テキストを…、
「ベラドンナはナス科の草本で、その葉や根に、副交感神経系から放出されるアセチルコリンの働きを抑える作用を示すアルカロイドを含む。」と修正してください。
「アセチルコリン」ウンヌンのカタカナ語句は、実に出題しやすいです。
たとえば、「副交感神経系から放出される“コリンエステラーゼ”の働きを抑える」とかです。「×」ですね。
んで、蛇足ながら、もう1つ例題を出すと、「“交感神経系”から放出されるアセチルコリンの働きを抑える」です。「×」です。
「交感神経系」と「副交感神経系」の入れ替えは、登録販売者試験の伝統の「ひっかけ」です。
当該改正によって、「ベラドンナ」の出題率は、アップしたといえます。チェックしておきましょう。
「3)相互作用、受診勧奨」の【受診勧奨】のところに、削除があります。
「なお、アレルギー症状が現れる前から予防的に一般用医薬品のアレルギー用薬(鼻炎用内服薬を含む。)を使用することは適当でない。アレルギー症状に対する医薬品の予防的使用は、医師の診断や指導の下で行われる必要がある。」
…を、丸ごと削除です。
「医薬品 削除論点」も、参考にしてください。
「VIII 鼻に用いる薬」ですが、「(b) 抗ヒスタミン成分」の「ケトチフェン」が「ケトチフェンフマル酸塩」になったくらいです。
これ以外の節でも、「ケトチフェン」は、「ケトチフェンフマル酸塩」となっているので、「ケトチフェン」を見つけるたびに、修正をしてください。
「IX 眼科用薬」ですが、こまごました語句の修正や削除です。
ボリュームは、少しです。
【点眼薬における一般的な注意】 のところに、加筆修正があります。
「数秒間」が削除されて、「しばらく」が追加されています。
「点眼後は、しばらく数秒間、眼瞼(まぶた)を閉じて、薬液を結膜嚢内に行き渡らせる。
ざっくり見ておけばいいでしょう。
「1)目の調節機能を改善する配合成分」のところに、削除があります。
「アセチルコリンを分解する酵素(コリンエステラーゼ)の働きが活発になり、」が削除されています。
テキストを…、
「目を酷使すると、アセチルコリンを分解する酵素(コリンエステラーゼ)の働きが活発になり、目の調節機能が低下し、目の疲れやかすみといった症状を生じる。」
…と、修正してください。
よって、テキストの記述は、「目を酷使すると、目の調節機能が低下し、」となります。
「医薬品 削除論点」でも述べていますが、ヤヤコシイところがなくなったので、受験生には朗報かと思います。
「2)目の充血、炎症を抑える配合成分」の「(b) 抗炎症成分」のところに、削除と加筆があります。
まずもって、「医薬品 削除論点」でも述べていますが、リゾチーム塩酸塩の記述を削除します。
次に、タイトル部分に、「ベルベリン硫酸塩」を追加します。
よって、テキストの記述は…、
「(b) 抗炎症成分」
「① リゾチーム塩酸塩、グリチルリチン酸二カリウム、ベルベリン硫酸塩」となります。
この改正は、単なる修正です。
医薬品成分の記述には、「ベルベリン硫酸塩」があるのに、タイトルにその名称がなかったので、当該脱字の修正でしょう。
「3)目の乾きを改善する配合成分」のところに、削除と加筆があります。
「結膜や」が削除され、そして、「精製ヒアルロン酸ナトリウム」が加筆されています。
よって、テキストの記述は…、
「結膜や角膜の乾燥を防ぐことを目的として、コンドロイチン硫酸ナトリウムや精製ヒアルロン酸ナトリウムが用いられる。」
…となります。
また、当該箇所には、「ヒアルロン酸ナトリウム」の削除があるので、「医薬品 削除論点」で、チェックしておきましょう。
「X 皮膚に用いる薬」の改正ですが、「削除」が多いです。
「憶えなくていいもの」なので、必ず、チェックしておきましょう。
「削除」のものは、「医薬品 削除論点」にまとめているので、こちらでチェックしてください。
以下に、加筆修正の改正を挙げていきます。
「2)痒み、腫れ、痛み等を抑える配合成分」の「(a) ステロイド性抗炎症成分」のところに、加筆があります。
「ステロイド骨格」という語句が加筆されています。
よって、テキストの記述は、「副腎皮質ホルモン(ステロイドホルモン)の持つ抗炎症作用に着目し、それと共通する化学構造(ステロイド骨格)を持つ化合物が人工的に合成され(略)」となります。
改正そのものは大したものではないですが、試験によく出る記述のところなので、必ず、押えておきましょう。
「4)抗菌作用を有する配合成分」の「(b) 代表的な抗菌成分」のところに、加筆修正があります。
かつては「フラジオマイシン硫酸塩」と表記されていましたが、改正で、「硫酸フラジオマイシン」となりました。
よって、テキストの記述は、「③ 硫酸フラジオマイシン、クロラムフェニコール」となります。
まあ、チェックだけはしておきましょう。
「XI 歯や口中に用いる薬」ですが、「削除」が2つほどあります。
「木クレオソート」と「リゾチーム塩酸塩」です。
「医薬品 削除論点」にまとめているので、参考にして、削除してください。
「・歯槽膿漏薬」の「(b) 内服薬」の「② 止血成分」のところに、加筆修正があります。
「炎症を起こした歯周組織からの出血を抑える作用を期待して、血液の凝固機能を正常に保つ働きがあるフィトナジオン(ビタミンK1)や、カルバゾクロムが配合されている場合がある」のところです。
文章の意味的な修正です。試験的には、大きな影響はありません。
改正によって、テキストの記述は…、
「炎症を起こした歯周組織からの出血を抑える作用を期待して、カルバゾクロムや、血液の凝固機能を正常に保つ働きがあるフィトナジオン(ビタミンK1)が配合されている場合がある。」
…となりました。
以前の記述だと、「カルバゾクロム」も、「血液の凝固機能を正常に保つ働き」があると読めてしまうので、その修正かと思われます。
改正的には、ざっくり見ておけばいいです。
「XII 禁煙補助剤」ですが、これといった改正はありませんでした。
「XIII 滋養強壮保健薬」の改正ですが、ビタミン成分等への細かな加筆修正が多いです。
あまり試験には影響しないですが、チェックは、しておきましょう。
「① ビタミンA」のところに加筆があります。
「夜盲症」の括弧書きに、「暗所での見えにくさ」を加筆してください。
よって、テキストの記述は、「夜盲症(とり目、暗所での見えにくさ)の症状の緩和」となります。
チェックしておきましょう。
「③ ビタミンE」のところに加筆修正があります。
「ほてり」が追加され、「の症状の緩和」が削除されています。
テキストの記述を…、
「手足のしびれ、のぼせ・ほてり、月経不順の症状の緩和、また、老年期におけるビタミンEの補給に用いられる。」
…と修正してください。
チェックしておきましょう。
「④ ビタミンB1」のところに加筆修正があります。
まず、「関節痛」の括弧書きの改正です。
「関節痛(肩・腰・肘・膝痛、肩こり、五十肩など)」と、修正です。
次に、「眼精疲労」に括弧書きを追加します。
「眼精疲労(慢性的な目の疲れ及びそれに伴う目のかすみ・目の奥の痛み)の症状の緩和」となります。
次に、削除です。
「脚気の症状の緩和」から、「の症状の緩和」を削除し、「脚気」とします。
要は、脚気に効く!ってな塩梅です。
「⑤ ビタミンB2」のところに加筆修正があります。
ここも、細かな加筆が多いです。
テキストの記述を…、
「口角炎(唇の両端の腫れ・ひび割れ)、口唇炎(唇の腫れ・ひび割れ)、口内炎、舌の炎症舌炎、湿疹、皮膚炎、かぶれ、ただれ、にきび・吹き出物、肌あれ、赤ら顔に伴う顔のほてり赤鼻、目の充血、目の痒みの症状の緩和、また、肉体疲労時、妊娠・授乳期、病中病後の体力低下時におけるビタミンB2 の補給に用いられる。」
…という風に、修正してください。
言うなれば、「口角炎」と「口唇炎」に括弧書きが付与され、「舌炎」が「舌の炎症」に修正され、症状に「吹き出物」が追加され、「赤鼻」が削除され「赤ら顔に伴う顔のほてり」になった、ってな次第です。
「⑥ ビタミンB6」のところに加筆修正があります。
ここも、細かな加筆が多いです。
テキストの記述を…、
「口角炎(唇の両端の腫れ・ひび割れ)、口唇炎(唇の腫れ・ひび割れ)、舌の炎症舌炎、湿疹、皮膚炎、かぶれ、ただれ、にきび・吹き出物、肌あれ、手足のしびれの症状の緩和、また、妊娠・授乳期、病中病後の体力低下時におけるビタミンB6 の補給に用いられる。」
…という風に、修正してください。
先に見た「ビタミンB2」のうち、「赤ら顔に伴う顔のほてり」がないだけですね。
「⑧ ビタミンC」のところに加筆修正があります。
「鼻出血」が「鼻血」となり、「妊娠・授乳期」が削除されています。
テキストの記述は…、
「しみ、そばかす、日焼け・かぶれによる色素沈着の症状の緩和、歯ぐきからの出血・鼻血鼻出血の予防、また、肉体疲労時、妊娠・授乳期、病中病後の体力低下時、老年期におけるビタミンCの補給に用いられる」
…となります。
まあ、突っ込んだ出題はないと思いますが、チェックしておきましょう。
「(c) アミノ酸成分等」の「① システイン」のところに加筆修正があります。
「と直接反応して」が削除され、「の」が追加されています。
「アセトアルデヒドと直接反応して代謝を促す働き」が「アセトアルデヒドの代謝を促す働き」となっています。
システインは、アセトアルデヒドと直接反応してなかったようです。
まあ、試験的には、大きな影響はありません。
「(c) アミノ酸成分等」の「③ アスパラギン酸ナトリウム」のところに加筆修正があります。
「の疲労の原因となる」が削除され、「に溜まった」が追加されています。
「骨格筋の疲労の原因となる乳酸の分解を促す」が…、
「骨格筋に溜まった乳酸の分解を促す」となっています。
まあ、試験的には、大きな影響はありません。チェックしておきましょう。
「XIV 漢方処方製剤・生薬製剤」では、数字の改正があるので、注意してください。
なお、個々の漢方処方製剤・生薬の改正は、それぞれ、「漢方処方製剤 改正」と「生薬 改正」にまとめています。
「1 漢方処方製剤」の「1)漢方の特徴・漢方薬使用における基本的な考え方」のところに、数字の改正があります。
「一般用に用いることが出来る漢方処方は、現在 270 処方程度であるが」の「270」を「300」に、修正してください。
数字は、常に狙われています。
必ず、チェックしておきましょう。
「1 漢方処方製剤」の「2)代表的な漢方処方製剤、適用となる症状・体質、主な副作用」のところに、改正があります。
「なお、肥満症又は肥胖症」ウンヌンの段落です。
「わけではない。」が加筆され、「ものではなく、」が削除されています。
「どのような肥満症にも適すわけではない。ものではなく、」と、テキストを修正してください。
まあ、そう重要な改正ではないです。
「XV 公衆衛生用薬」ですが、1つは単純な加筆で、もう1つが重要な改正です。
「(e) 昆虫成長阻害成分」のところに、改正があります。
一番最初のテキストの記述を…、
「殺虫作用ではなく、」から
「直接の殺虫作用ではなく、」
…と加筆してください。
以前より、わかりやすくなりました。
まあ、試験的にはアレなので、ざっくり見ておきましょう。
「(f) その他の成分」の「② 忌避成分」のところに、改正があります。
「ディート」の説明が大きく変わったので、「忌避成分」の文言を、以下の…、
「② 忌避成分」
「ディートは、医薬品又は医薬部外品の忌避剤の有効成分として用いられ、最も効果的で、効果の持続性も高いとされている。」
「また、イカリジンは、年齢による使用制限がない忌避成分で、蚊やマダニなどに対して効果を発揮する。」
…ものに、丸っと変えてください。
「イカリジン」という成分が初めて登場しますが、個別的な説明は、「年齢による使用制限がない」くらいしかありません。
それでも、出そうな感がプンプンするので、押えておきましょう。
「XVI 一般用検査薬」の改正は、3つあります。
まずもって、漢字の改正があります。
当該節ですが、以前の手引きでは、「擬陽性・擬陰性」と表記されていました。
しかし、改正にて、「偽陽性・偽陰性」と、修正されています。
当該節の「擬」の文字を、すべて「偽」に書き替えてください。
世間でも、「偽陽性・偽陰性」は、しばしば使う文字です。出先で恥をかかないよう、チェックしておきましょう。
【検出感度、偽陰性・偽陽性】のところに、加筆があります。
節の最後の文章の「偽陰性・偽陽性を完全に排除することは困難である。」の後に…、
「また、検査薬が高温になる場所に放置されたり、冷蔵庫内に保管されていたりすると、設計どおりの検出感度を発揮できなくなるおそれがある。」
…を、加筆してください。
改正により、保管場所の注意が、一般用検査薬すべてに適応されるようになりました。
(以前は、妊娠検査薬だけに適応されるような表記になっていました。)
当該検査薬の保管の注意事項は、頻出中の頻出論点で、ほぼ試験に出ます。シッカリと、押えておきましょう。
「3 妊娠検査薬」の「2)検査結果に影響を与える要因、検査結果の判断、受診勧奨」の「(c) 検査薬の取扱い、検出反応が行われる環境」のところに、加筆修正があります。
まずもって、「検査薬が高温になる場所に放置されたり、冷蔵庫内に保管されていたりすると、設計どおりの検出感度を発揮できなくなるおそれがある。」を、削除してください。
当該削除により、ここは…、
「尿中hCGの検出反応は、hCGと特異的に反応する抗体や酵素を用いた反応であるため、」
「温度の影響を受けることがあり、」
「検査操作を行う場所の室温が極端に高いか、又は低い場合にも、正確な検査結果が得られないことがある。」
…という記述となります。
先に言いましたが、削除された文言は、かつては、妊娠検査薬のところにしかなかったのです。
そのため、尿糖・尿タンパク検査薬は、高温場所や冷蔵庫での保管が可能のように、読めていました。
今回の改正により、一般用検査薬のすべて(尿糖・尿タンパク検査薬と妊娠検査薬)が高温場所や冷蔵庫の保管が不適切と相なった次第です。
時間的な理由などで、改正のすべてを追えない人向けに、科目ごとの「改正直前チェックリスト」を設けました。
知識や記憶の再確認等に、活用してください。
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