ヒドロキシナフトエ酸アルミニウム‐登録販売者

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 ヒドロキシナフトエ酸アルミニウムは、「胃腸に作用する薬」の「腸の薬」の「吸着成分」に配合されています。試験のポイントをまとめたり、出題傾向を「○×」形式の過去問で紹介したりしています。通勤・通学時のおさらい用にどうぞ。

インデックス

  1. おさらい‐手引き抜粋
  2. 傾向と対策、優先順位
  3. 過去問○×問題
  4. 解説
  5. 試験ポイント
  6. 他のページ

おさらい‐手引き抜粋

 復習用に、手引きを抜粋すると…、

 「吸着成分

 「腸管内の異常発酵等によって生じた有害な物質を吸着させることを目的として、」

 「炭酸カルシウム、沈降炭酸カルシウム、乳酸カルシウム、リン酸水素カルシウム、天然ケイ酸アルミニウム、ヒドロキシナフトエ酸アルミニウム等が配合されている場合がある。」

 「同様の作用を期待して、カオリンや薬用炭などの生薬成分も用いられる。」

 …と、相なります。

傾向と対策、優先順位

 ご存じのように、「ヒドロキシナフトエ酸アルミニウム」は、「胃腸に作用する薬」の「腸の薬」の「吸着成分」に登場します。

 当該成分の配合された市販薬ですが、わたしが調べた範囲では、見当たりませんでした。興味のある方は、深く検索してみてください。

 当該成分は、ほとんど試験に出ませんが、マイナー成分がよく問われるようになっているので、チェックしておきましょう。

 また、アルミニウムが入っているので、「適正使用」の論点で出るかもしれないです。

 優先順位は「ふつう」です。

過去問○×問題

 当該成分は…、

 ① ヒドロキシナフトエ酸アルミニウム --- 整腸成分

 …といった感じで出題されます。

 ①の正誤はこちらです。

解説

 先の○×問題の解説です。

 ①の「ヒドロキシナフトエ酸アルミニウム --- 整腸成分」ですが、誤った記述です。

 当該ヒドロキシナフトエ酸アルミニウムは、「吸着成分」です。

 よって、①は、「×」となります。

 ぶっちゃけ、名前も長いし、読みにくいし、市販薬もあまり売ってないしで、基本の「ヒドロキシナフトエ酸アルミニウム‐吸着成分」を、ざっくり見ておけばいいでしょう。

試験ポイント

 当該ヒドロキシナフトエ酸“アルミニウム”ですが、読んで字のごとく、アルミニウムが含まれています。

 よって、使用に当たっては、「天然ケイ酸アルミニウム」と同様に、禁忌に気を付けるべきなのです。

 しかし、「適正使用」の巻末資料には、天然ケイ酸アルミニウムの記載は「ある」のですが、当該ヒドロキシナフトエ酸アルミニウムは、「ない」のです。

 よって、試験的に、出題者は、問題として出しにくいのであります。

 ただ、手引きには、「アルミニウムを含む成分に共通する留意点に関する出題については、Ⅲ-1(胃の薬)を参照して作成のこと」という準用規定があるので、その出題の可能性を捨てきれないです。

 たとえば…、

 「ヒドロキシナフトエ酸アルミニウムは、透析療法を受けている人が長期間服 用した場合にアルミニウム脳症及びアルミニウム骨症を引き起こしたとの報告があるので、使用を避ける必要がある」→答え:○

 「ヒドロキシナフトエ酸アルミニウムは、長期連用できる」→答え:×

 …といった出題です。

 こういう出題に備えるため、アルミニウムの禁忌の…、

 「透析療法を受けている人ダメ

 「長期連用ダメ

 「腎臓病・・・相談すること

 …くらいは、お友達の「天然ケイ酸アルミニウム」を参考に、押えておきましょう。

他のページ

 「胃腸に作用する薬」の「腸の薬」の「吸着成分」へのリンクです。

 炭酸カルシウム

 沈降炭酸カルシウム

 乳酸カルシウム

 リン酸水素カルシウム

 天然ケイ酸アルミニウム

 ヒドロキシナフトエ酸アルミニウム

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

 過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。

こまごましたもの

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 そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。

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