76問‐大阪府 H29年度(2017年度)過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、副作用についての問題です。副作用は、必ず出ます。どの副作用も、しっかり押えておかないと、足元を掬われます。徹底して、テキストを読んでおきます。副作用は、「医薬品」でも出るので、頭に入れてないと、アレレとなります。

76問‐副作用

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

解説:a

 誤りです。

 ショック(アナフィラキシー)への対応が遅れると、チアノーゼや呼吸困難が生じます。

 よって、選択肢の「a」は、「誤」と相なります。

 なお、チアノーゼとは、「血液中の酸素が減り、二酸化炭素が増えたことで、皮膚や粘膜が青紫色になること」です。

解説:b

 そのとおりの記述です。

 「皮膚粘膜眼症候群」は、別名、「スティーブン・ジョンソン症候群(SJS)」です。

 別名の方も、そして、略記の方も、押えておきます。

 「皮膚粘膜眼症候群」「スティーブン・ジョンソン症候群」「SJS」の、都合3つ出ます。

 よって、選択肢の「b」は、「正」と相なります。

解説:c

 全くの誤りです。

 先に見たように、「皮膚粘膜眼症候群」は、別名、「スティーブン・ジョンソン症候群(SJS)」です。

 問題文のいう「ライエル症候群」は、「中毒性表皮壊死融解症(TEN)」です。

 よって、選択肢の「c」は、「誤」と相なります。

解説:d

 そのとおりの記述です。

 皮膚粘膜眼症候群と中毒性表皮壊死融解症は、原因となる医薬品の使用後、2週間以内に発症しますが、問題文のいうように、「1ヶ月以上経ってから」生じることもあります。

 テキストを精読しておきましょう。

 よって、選択肢の「d」は、「正」と相なります。

答え

 「a」は「誤」です。

 「b」は「正」です。

 「c」は「誤」です。

 「d」は「正」です。

 「正しい組み合わせ」は、「4」と相なります。

 正解:4

 さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。

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人体

 61問:消化器・・・「ふつう」。

 62問:小腸・大腸・・・「ふつう」。

 63問:胆嚢・肝臓・・・「ふつう」。

 64問:呼吸器系・・・「ふつう」。

 65問:心臓・血管・・・「ふつう」。

 66問:血液・・・「ふつう」。

 67問:泌尿器・・・「ふつう」。

 68問:感覚器官・・・「ふつう」。

 69問:外皮・・・「ふつう」。

 70問:骨格・筋組織・・・「ふつう」。ド定番。

 71問:神経系・・・「ふつう」。絶対レベル。

 72問:成分吸収・・・「ふつう」。

 73問:代謝・排泄・・・「ふつう」。

 74問:体内の薬・・・「ふつう」。取れる。

 75問:剤形・・・「ふつう」。

 76問:副作用1・・・「ふつう」。

 77問:副作用2・・・「ふつう」。取れる問題。

 78問:副作用3・・・「ふつう」。

 79問:副作用4・・・「ふつう」。

 80問:副作用5・・・「ふつう」。定番問題。

H29 大阪府 科目別

 弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。

 ・H29 大阪 ガイダンス

 ・医薬品に共通する特性と基本的な知識(第1~第20問)

 ・主な医薬品とその作用(第21~第60問)

 ・人体の働きと医薬品(第61~第80問)

 ・薬事に関する法規と制度(第81~第100問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(第101問~第120問)

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

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こまごましたもの

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