2022年度(令和4年度)の2電工・技能試験の候補問題の複線図の対策ページ。このページでは、「NO.6」の複線図の書き方を「画像」にして提供する。本問の複線図は、「三路スイッチ」である。書き方を憶えるのが一番効率がよい。必ず、本ページのようにやらないといけないわけではないので、参考までに。
「複線図」の書き方ですが、当方では…、
①接地側:電灯(負荷)とコンセントをつなぐ。
②非接地側:点滅器(スイッチ)とコンセントをつなぐ。
③残りをつなぐ。
…という順序でやっていきます。
憶え方としては、「デンコ テンコ」です。
「デンコ」は、「“電”灯と“コン”セント」です。
「テンコ」は、「“点”滅器と“コン”セント」です。
なお、複線図を書く順番は、決まっていないので、お使いのテキストに準拠してください。
候補問題のNO.6の複線図の「三路スイッチ」ですが、全体のうち、固有部分が多くを占めます。
よって、本問だけは、「独自仕様」のものと踏まえて、その書き方を、最初から最後まで、憶えておくのが賢明です。
まあ、複線図の書き方は、色々です。
書き方や順番は、お使いのテキストに準拠してもらい、以下は、「参考」程度にしてください。んで、使えそうなところがあれば、取り入れてください。
次に、電源線の接地側(白)です。
接地側は、「デンコ」なので、「電灯(負荷)」と「コンセント」をつなぎます。
本問では、接地側の電源線に、「イ」の引掛けシーリング2個(うち、1個は施工省略)と、露出形のコンセントとをつなげます。
電源線から、ずばっと施工省略のところまで、線を引いて、個々の負荷をつなげるだけです。
接地側だけをつないだものが、先の画像となります。
次は、非接地側(黒)の作業です。
非接地側は、「テンコ」なので、「点滅器(スイッチ)」と「コンセント」をつなぎます。
非接地側とコンセントをつなげるのは、いつもどおりです。
しかし、問題は、「三路スイッチ」のところです。
まずもって、「右側」の三路スイッチの「0」は、非接地側の「黒」指定なので、間違いなく、「0」を黒で接続します。
んで、当方では、「右側」の三路スイッチの「0」と、非接地側とをつなげて、作業終了としています。
もう片方の左側の三路スイッチの方は、「後回し」とします。
こんな次第で、非接地側をつなぐと、先の画像となります。
後は、「左側」の三路スイッチと、引掛けシーリングをつなげるだけです。
該当箇所の線を引くと、先の画像のようになります。
なお、「左側」の三路スイッチの「0」には、色指定はありません。
しかし、「0」には、「黒」と憶える方が、何かとやりやすいです。
「左側」は、「黒」でつなげるのを推奨します。
残るは、右と左の「三路スイッチ」ですが、つなげ方を暗記しましょう。
「解説」でも述べているのですが、どことどこをつなげるか、どの色とどの色をつなげるかは、練習時に『確定』しておきましょう。
当方では、「3-3」をつなげるのは「赤・赤・赤」で、「1-1」は「白・黒・白」と、決めていました。
色指定のないところは、得てして、本試験にて、(アレレ、どの色をつなげたらよかったけ?)といった感じで、「混乱・困惑」の原因となります。
練習のときに、「自分のつなげ方」を、『確定』してください。
技能試験では、すべての手順を、前もって決めておくのが無難です。
先の画像をまとめると…、
…となります。
「三路スイッチ」は、とてもややこしいのですが、そのやり方さえ憶えてしまえば、大丈夫です。
他の候補問題に比べると、憶えることが多いですが、まあ、作業そのものはシンプルなので、大丈夫かと思います。
苦手な人は、憶えるまで、何回も、紙に書きましょう。
以上、候補問題NO.6の複線図の書き方でした。
ところで、本問の「候補問題」の『解説』は、「こちら」です。
最後に、技能試験の教材については「第2種電気工事士・技能試験のテキスト・教材・工具」に述べているのですが、文系ド素人にとって、あると便利なものを紹介します。
たとえば…、
「ホーザン 合格クリップ」や、
「ホーザン 合格ゲージ P-925」や、
「ホーザン 合格配線チェッカー Z-22」です。
絶対に必要かというとそうではありませんが、「手助け」にはなるので、万全を尽くしたい方は参考にしてみてください。
「第2種電気工事士:独学資格ガイド」でも述べていますが、2電工は圧倒的な求人数を誇る優良資格で、人生の保証・保険になる資格です。わたし個人、とって本当に損がなかったと、ひしひし感じています。何か資格でも、とお考えの方は、いの一番に2電工を推薦します。
先述したように、文系・電気ド素人でも、試験に巨大なハンデはないので、食わず嫌いをせず、挑戦してみてください。
第2種電気工事士に関するこまごましたことは、ブログにも投稿しています。興味のある方は、「第2種電気工事士:ブログ記事」をばご参考ください。
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