「錠剤のように固形状に固めず、粉末状にしたものを散剤、小さな粒状にしたものを顆粒剤という。」
「錠剤を飲み込むことが困難な人にとっては錠剤よりも服用しやすいが、口の中に広がって歯(入れ歯を含む。)の間に挟まったり、また、苦味や渋味を強く感じる場合がある。」
「散剤等を服用するときは、飛散を防ぐため、あらかじめ少量の水(又はぬるま湯)を口に含んだ上で服用したり、何回かに分けて少しずつ服用するなどの工夫をするとよい。」
「口中に散剤等が残ったときには、さらに水などを口に含み、口腔内をすすぐようにして飲み込む。」
「また、顆粒剤は粒の表面がコーティングされているものもあるので、噛み砕かずに水などで飲み込む。」
いわゆる、お馴染みの「粉薬(こなぐすり)」の記述です。
服用されたこともあるでしょうから、そのときの実感をもとに読んでいけば、大丈夫かと思います。
出題実績は、あまり「ない」のですが、難しい文章ではないので、精読しておけば、大丈夫です。
強いて、注意点を挙げると、「顆粒剤は粒の表面がコーティングされているものもあるので、噛み砕かずに水などで飲み込む」のところです。
当該文章が「山口県 R4 第35問」で出題されています。
ちょい応用的な問題となっています。過去問に出たことは、甘く見てはいけないので、チェックはしておいてください。
以上で、当該論点は終わりです。
「(d) 経口液剤、シロップ剤」に続きます。
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