第9問‐東京都 令和4年度(2022年度)過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、「基本知識」の「小児と医薬品」の問題です。難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。

第9問‐小児と医薬品

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

選択肢a

 選択肢aの「「医療用医薬品の添付文書等の記載要領の留意事項」(平成29年6月8日付け薬生安 発0608第1号厚生労働省医薬・生活衛生局安全対策課長通知別添)において、小児 という場合は、おおよその目安として7歳以上、15歳未満の年齢区分が用いられてい る。」ですが、正しい記述です。

 定番の数字問題です。ガチ暗記してください。

 憶え方あります。「高齢者と乳児・幼児・小児の年齢の憶え方 」も、一読願います。

 よって、選択肢は、「正」となります。

 なお、選択肢にある難しい文言の「医療用医薬品の添付文書等の記載要領の留意事項」や「厚生労働省医薬・生活衛生局安全対策課長通知別添」などは、無視していいです。憶える必要は、一切ありません。

選択肢b

 選択肢bの「成人用の医薬品の量を減らして小児へ与えれば、副作用等が発生する危険性はない。」ですが、誤った記述です。

 よくある「間違った薬の常識」です。

 選択肢のように、成人用の薬を、たとえ、量を減らしたとしても、小児に使用してはいけません。

 「アスピリン」のように、小児に使用できない成分が入っている可能性があるからです。

 手引きには、「アスピリン、サザピリン、イブプロフェンについては、一般用医薬品では、小児に対してはいかなる場合も使用しないこと となっている」とあります。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢c

 選択肢cの「小児は、大人と比べて身体の大きさに対して腸が短く、服用した医薬品の吸収率が相対的に低い。」ですが、誤った記述です。

 定番の出題です。

 間違っているのは、「腸が短く、服用した医薬品の吸収率が相対的に低い」のところです。

 正しくは、「腸が長く、服用した医薬品の吸収率が相対的に高い」です。

 「小児…腸長い・吸収高い」は、ガチ暗記です。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢d

 選択肢dの「小児は、血液脳関門が未発達であるため、吸収されて循環血液中に移行した医薬品の 成分が脳に達しやすい」ですが、正しい記述です。

 そのとおりの記述です。

 だからこそ、小児への医薬品の使用は、注意しないといけないわけです。

 よって、選択肢は、「正」となります。

答え

 「a」は「正」です。

 「b」は「誤」です。

 「c」は「誤」です。

 「d」は「正」です。

 「正しい組み合わせ」は…、

 正解:3

 もし、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が上がります。

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基本知識

 1問:医薬品の本質

 2問:医薬品の本質2

 3問:医薬品のリスク評価

 4問:健康食品

 5問:アレルギー(過敏反応)

 6問:医薬品の副作用

 7問:医薬品の適正使用

 8問:医薬品の代謝及び医薬品と食品との相互作用

 9問:小児と医薬品

 10問:乳幼児と医薬品

 11問:高齢者と医薬品

 12問:医療機関で治療を受けている人

 13問:プラセボ効果(偽薬効果)

 14問:医薬品の品質

 15問:セルフメディケーション

 16問:一般用医薬品の選択

 17問:販売時コミュニケーション

 18問:サリドマイド及びサリドマイド訴訟

 19問:スモン訴訟

 20問:HIV(ヒト免疫不全ウイルス)訴訟

令和4年度 東京都 科目別

 弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。

 ・令和4年度 インデックス

 ・基本的な知識(第1~第20問)

 ・人体の働きと医薬品(第21~第40問)

 ・薬事に関する法規と制度(第41~第60問)

 ・主な医薬品とその作用(第61~第100問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(第101問~第120問)

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

 過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。

こまごましたもの

 登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。

 興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。

 そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。

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