105問‐東京都 H29年度(2017年度)過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、「してはいけない」についての問題です。各医薬品成分のド定番の論点です。すべて答えられるようになっておきましょう。テキストや過去問で、しっかり押えておいてください。

105問‐してはいけない

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

解説

 問題文のいう「乳児に昏睡を起こすおそれがあるため…略…授乳中の人は本剤を服用しないか、本剤を服用する場合は授乳を避けること」となっているのは、「4」の「ジフェンヒドラミン塩酸塩」です。

 キーワードは、「乳児‐昏睡」で、こうなるのは、当該ジフェンヒドラミン塩酸塩のみです。

 参考:ジフェンヒドラミン塩酸塩

解説補足1

 「1」の「アスピリンアルミニウム」ですが、「解熱鎮痛成分」です。「アスピリン」の胃負担を軽減したものです。

 アスピリンアルミニウムは、「胎児や出産時の母体への影響」から、「出産予定日の12週以内の使用を避ける」となっています。

 参考:アスピリン

解説補足2

 「2」の「アミノ安息香酸エチル」ですが、「メトヘモグロビン血症を起こすおそれがある」ので、「6歳未満の小児への使用を避ける」となっています。

 参考:アミノ安息香酸エチル

解説補足4

 「3」の「ブロモバレリル尿素」ですが、「胎児に障害を引き起こすおそれがある」ので、「妊婦は使用を避ける」となっています。

 参考:ブロモバレリル尿素

解説補足5

 「5」の「オキセサゼイン」ですが、「安全性が確立されていない」ので、「妊婦は使用を避ける」となっています。

 参考:オキセサゼイン

答え

 こんな次第で、答えは、「4」と相なります。

 正解:4

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適正使用

 101問:添付文書1・・・「ふつう」。

 102問:添付文書2・・・「ふつう」。

 103問:添付文書3・・・「ふつう」。

 104問:使用しない・・・「ふつう」。

 105問:してはいけない・・・「ふつう」。

 106問:服用しない1・・・「難」。

 107問:服用しない2・・・「ふつう」。

 108問:相談すること・・・「ふつう」。取れる。

 109問:保製品表示管等・・・「ふつう」。

 110問:緊急安全性情報・・・「ふつう」。

 111問:総合機構HP・・・「ふつう」。

 112問:副作用情報収集・・・「ふつう」。

 113問:副作用報告1・・・「ふつう」。

 114問:副作用報告2・・・「ふつう」。

 115問:救済制度・・・「ふつう」。

 116問:救済請求期限・・・「ふつう」。

 117問:救済支給対象・・・「ふつう」。取れる問題。

 118問:PL・・・「ふつう」。

 119問:PPA・・・「ふつう」。

 120問:啓発活動・・・「ふつう」。

H29 東京都 科目別

 弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。

 ・H29 東京 ガイダンス

 ・医薬品に共通する特性と基本的な知識(第1~第20問)

 ・人体の働きと医薬品(第21~第40問)

 ・薬事に関する法規と制度(第41~第60問)

 ・主な医薬品とその作用(第61~第100問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(第101問~第120問)

独学向け教材

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こまごましたもの

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