本問は、「基本知識」の「妊婦等」の問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢1の「ビタミンA含有製剤は、妊娠前から妊娠後まで、通常の用量を超えて摂取していても胎児への影響がないとされている。」ですが、誤った記述です。
「ビタミンA」ですが、妊婦等への禁忌があります。
手引きには…、
『一般用医薬品におけるビタミンAの1日分量は4000国際単位が上限となっているが、』
『妊娠3ヶ月前から妊娠3ヶ月までの間にビタミンAを1日10000国際単位以上摂取した妊婦から生まれた新生児において先天異常の割合が上昇したとの報告がある。』
『そのため、妊娠3ヶ月以内の妊婦、妊娠していると思われる女性及び妊娠を希望する女性では、医薬品以外からのビタミンAの摂取を含め、過剰摂取に留意する必要がある。』
…と記載されています。
よって、通常の用量を超えて摂取すると胎児への影響が“ある”ので、選択肢は、「誤」となります。
「医薬品」や「適正使用」でもよく出るので、ガチで押えておきましょう。
参考:相談すること‐妊婦等(妊婦又は妊娠していると思われる人)
また、先の記述の「○○国際単位」も、出題実績があるので、要チェックです。
参考:医薬品の数字10
選択肢2の「妊婦が一般用医薬品を使用する場合は、一般用医薬品による対処が適当かどうかを含めて慎重に考慮するべきである。」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
胎児に影響がある可能性があるので、慎重になるべきです。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢3の「便秘薬には、配合成分やその用量によっては流産や早産を誘発するおそれがあるものがある。」ですが、正しい記述です。
たとえば、瀉下成分の含まれる生薬の「ダイオウ」は、「流産や早産を誘発するおそれがある」ものの筆頭です。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢4の「医薬品の種類によっては、授乳婦が使用した医薬品の成分の一部が乳汁中に移行することが知られている」ですが、正しい記述です。
たとえば、眠気防止薬の「カフェイン」は、「乳児の体内にカフェインが蓄積して、頻脈や不眠等を引き起こす可能性がある」ため、「相談すること」となっています。
よって、選択肢は、「正」となります。
「1」は「誤」です。
「2」は「正」です。
「3」は「正」です。
「4」は「正」です。
「誤っているもの」は…、
正解:1
もし、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
・医薬品に共通する特性と基本的な知識(午前:第1~第20問)
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
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過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
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